原爆ドームのすぐ近くに新しく建てられたビル。最上階に広がる展望台「ひろしまの丘」は、開放感抜群の素敵空間。観光施設というよりもパノラマカフェというコトバがぴったりハマります。自分で折った折り鶴を壁に加える体験も開催中。
料金:1,700円:
広島の新名所
おりづるタワーは、2014年にオープンした観光スポット。原爆ドームのすぐ近くに建っており、地元企業である広島マツダが運営しています。
最上階である13階の展望フロアと12階のおりづる広場が有料ゾーンで、それ以外のフロアはオフィスビルや貸会議室となっています。
「握手カフェ」とお土産屋さんが入る1階が受付。入館料は1,700円と非常に高価ですが、売上の一部は原爆ドーム保存事業基金および広島市平和推進事業へ寄付しているそう。
まずはエレベーターで一気に最上階へと登ります。ウォールアート風のカラフルな内装は写真映えしまくりです。
開放的過ぎる展望フロア
最上階は「ひろしまの丘」と名付けられた展望台が広がります。3方向壁が無い吹き抜け仕様で、風が通り抜ける開放感抜群のフロア。
ウッドデッキに敷かれた赤いカーペットとグリーンの人工芝、天井からはカラフルな造花がぶら下がるとっても華やかな空間。ごろんと寝転がればピクニック気分。
見下ろすとそこには原爆ドームの姿が。上から見下ろすアングルで見るのはとっても新鮮です。他にも平和記念資料館や広島城など主要観光スポットも見えます。周囲にはおりづるタワーよりも高いビルがたくさんありますが、意外と眺めの良い立地なのです。
展望広がるパノラマカフェ
同フロアにはカフェもあり、スティック状のお好み焼き「オコス」やもみじ饅頭ソフトなどのご当地感あふれるメニューをデッキで飲食できます。
こちらは瀬戸内名産のレモンを使った広島レモンスカッシュ。お昼ごはんにお好み焼きを食べた後での訪問だったので、身体に染み渡ります。
ひろしまの丘にはおしゃれなテラス席もあります。これだけの眺望の中のカフェタイムはとっても贅沢な気分。
折り鶴おれますか?
最上階から1つ降りると、そこはおりづる広場。ガラス張りの屋内型の展望フロアで、デジタルコンテンツなどが配置されています。
入館時にプラス100円のおりづる付き入場券を選んでいると、ここで折り紙が1枚もらえます。和柄のような独特なデザインの柄です。
この紙でツルを折ると、おりづるタワーの外壁の一角にある「おりづるの壁」に投函できます。
久々の折り紙!折り鶴なんて、小さいころ何度も折ってきた最もポピュラーな折り紙。ささっと追って・・・・・
あれ、どう折るんだっけ!?
途中まではいけたのですが、中盤どうしても思い出せないポイントにぶつかってしまいました。タブレットで折り方動画が見れるのですが、ここは意地です。
途中、見かねたスタッフのお姉さんが教えてくれ、無事完成!
完成したおりづるはガラス床の投函口から落とします。折り鶴って、落とすとくるくると回りながら落ちていってとってもキレイ。なお、折り方のバランスが悪いと回転せずに落ちて行ってしまうこともあるそうです。
ちなみに折り鶴の折り方動画は英語や中国語など多言語対応しているので、外国人観光客にも喜ばれそう。もしかしてインバウンドをターゲットにしたスポットなのでは。
すべり台で1階まで行ける!
1階までの帰り道、エレベーターで降りることもできますが、スパイラルスロープで降りていくのも面白い。坂道と階段が組み合わさっており、1階まで続いています。展望台同様に、壁の無い吹き抜け空間となっているのがポイント。
壁には、「海猿」や「ブラックジャックによろしく」でおなじみの佐藤秀峰さんの絵が飾られています。
中央部分には滑り台「くるくるくーる」が設置されています。避難用に備えられていますが、実在に滑ることも可能!利用したい方は、スタッフさんに伝えるとヘルメットとシートを貸してもらえます。今回は滑れるような服装ではなかったので断念してしまいましたが、やってみたかったー!
おそらく多くの方が1,700円は高いと感じるかと思います。ただ、その値段のおかげで人を選ぶので混雑しにくい気も。あと2つくらい見どころがあるか、ワンドリンク付きだとバランスが良くなりそう。
スタッフさんは皆様とても親切で、凄く居心地の良い空間でした。広島散策の合間に休憩がてら立ち寄るのにぴったりの場所です。
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