きたみスイーツの老舗による新店舗『菓子處大丸 常盤店』（北見市）

北見市民なら誰でも知っている老舗の菓子店「大丸」。人気のほっちゃれ、どらやき、カステラをはじめ、和菓子・洋菓子ともに様々な商品を取り扱っています。リーズナブルなバラ売りもありますので、気軽に立ち寄りやすいお店です。

北見といえばスイーツ

オホーツク地域最大のまち、北見。世界自然遺産で知られる知床や、流氷や網走監獄が有名な網走に比べると全国的な知名度は劣るものの、「北見焼肉」や「オホーツク北見塩焼きそば」といった様々なグルメが楽しめる場所です。

そんな北見において、近年話題となっているのが「きたみスイーツ」。市内には洋菓子・和菓子と、多数の店舗がそろっています。小豆、小麦などの産地であることから地産地消のメニューもあり、かつて世界の7割を占めた名産品のハッカや、よそではあまり見かけない白茶豆を使用したものなどそのバリエーションは豊富。

カーリング女子日本代表の「ロコ・ソラーレ」がおやつタイムに食べていたことで話題となった「赤いサイロ」も、市内の老舗菓子店・清月の商品。知らず知らずに北見スイーツにふれている方もいるかもしれませんね。

菓子處 大丸の新店舗へ

今回参加しているFAMツアーにて案内していただいたのが、「菓子處 大丸 」。昭和9年(1934年)開業という、もうすぐで100周年を迎える老舗です。北見の人は、敬老の日など記念のときにも利用するお店であるそう。

駅前の商店街に本店がありますが、2023年9月に常盤店がオープン。北見駅からは少し離れますが、駐車場があり車で訪問しやすい店舗です。

店内では、和菓子コーナーに加えて奥には洋菓子コーナーも。

カウンタータイプのイートインスペースもあります。飲み物はセルフの自販機タイプ。コーヒーやお茶が用意されていました。

名物その①「ほっちゃれ」

看板メニューのひとつがこちらの「ほっちゃれ」。サカナのカタチをした焼き菓子です。

ユニークな名称の「ほっちゃれ」は北海道の方言。産卵を終えたあとの鮭を指す言葉であり、このお菓子の見た目も鮭をイメージしているそうです。地元の方は、よそへ行く際に手土産として買っていくこともあるそう。

お値段は1つ162円(税込)とかなりリーズナブル！ギフトに最適な箱入りに加えてバラ売りも行っているので、ちょっと味見したい方にもおすすめです。

名物その②「どらやき」

職人が丁寧に焼き上げたどらやきも人気の一品。大粒の小豆が風味豊かなつぶあんと、それを包み込むやわらかい皮が絶妙な仕上がりです。

このどらやき、なんと作り置きはせず毎日焼き立てを販売しているそう。そのため、朝は焼き立てを狙って行列ができることも・・・！

こちらも1個184円(税込)とやっぱりリーズナブル。訪問時にはカゴいっぱいにあったどらやきも、帰る頃にはあっという間に品薄に。おやつ替わりに気軽に買っていく人が多いようです。

名物その③「カステラ」

こちらの北の和ごころ、名前からは想像が難しいですがその正体はカステラ。しっとりとした質感が特徴であり、卵をたっぷりと使用した風味豊かな味わいが楽しめるそうです。

その人気は市外にも及んでおり、コレを目当てに遠方より訪れる人もいるそうです。

洋菓子も多数

さて、今回は特別にこんな重箱スイーツをご用意いただきました！ここ大丸では、和菓子はもちろんのこと、洋菓子もたくさん製造しています。

※こちらの「重箱スイーツ」は、まだ商品化されていないそうです。

ケーキやマカロンに加えて、オホーツク産牛乳を使用した「オホーツク杏仁豆腐」、「天使のほっぺ」、「和三盆プリン」などユニークなメニューも。いずれも上品な甘さで、幸せになれるお味です。ぜひいろいろな味に挑戦してみてくださいね。

アクセスと営業情報

常盤店は、北見駅より徒歩20分ほど。北見駅よりバスで6分のバス停「４条通」より徒歩2分ほど。
※もし北見駅から向かう場合は、「本店」ならば徒歩5分ほどでアクセスできます。

※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。