天空のブランコと四国霊場へ『雲辺寺ロープウェイ』(観音寺市)

香川県

雲辺寺山の山頂へと向かう大型ロープウェイ。山頂駅には四国八十八箇所の札所である雲辺寺をはじめとした見どころが多数。天空のブランコやフォトフレームなどの撮影スポットもたくさんあり、幅広い客層が楽しめる山頂公園も併設されています。

訪問日:2023/5/5(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

スリル満点なロープウェイ

雲辺寺ロープウェイは、観音寺市の山中にある山麓駅から乗車します。3月~11月は7:20~、12月~2月は8:00~と朝早くから運行しているのが特徴的です。

ゴンドラは101名乗りのかなりの大型。出発すると、スタッフさんがロープウェイの情報や周辺の名所をアナウンスしてくれます。

このゴンドラ、前方に一箇所吹き抜け床があります!高所恐怖症の方が知らずに乗ってしまうと、気づいたときに大絶叫してしまうかもしれないのでご注意ください。

全長約2,600m、高低差約660mを約7分で運行する大規模なロープウェイ。ぐんぐんと登って行く姿はテンション上がります!

山頂駅に到着

ゴンゴンとぶつかりながら山頂駅へと入っていくゴンドラ。アトラクションみたいでとっても楽しいです。

山頂駅を降りてまず目に入るのは、道に描かれた県境の印。ここは香川県と徳島県の県境でもあるのです。

そのすぐ側には手をかたどったイス。おそらく仏教にちなんでいると思うのですが、詳細わからずです。

すぐに「雲辺寺」か「山頂公園」の分かれ道に差し掛かります。まずは雲辺寺へ向かってから山頂公園へ向かうことにしました。山頂の道は舗装されていますが、高低差がけっこうあります。歩きやすい靴での訪問がおすすめです。

四国霊場第66番札所・雲辺寺

まずは雲辺寺へと向かいます。参道では五百羅漢像のお出迎え。とんでもなく長い眉毛だったり犬を連れていたりとかなり個性的。ユーモラスな表情も見どころです。

こちらが雲辺寺の本堂。ここは四国八十八箇所の第66番札所。四国霊場の中で最高峰に位置することから、別名「四国高野」とも呼ばれています。

札が貼られたこちらは「おたのみなす」。ナス型の輪をくぐって、その先にあるナス像に腰をかけるとご利益があるそう。ナスの花はひとつの無駄もなく花になること、また「ナス=成す」の語呂から願いが叶うと言われています。

眺望抜群な毘沙門天展望館

山頂にたたずむ像は毘沙門天。高さ10mというかなり大型の像です。

この毘沙門天の台座部分は展望台となっており、毘沙門天展望館と名付けられています。

館内は自由に入ることができます。六角形の螺旋スロープとなっており、壁には四国八十八ヶ所の絵が飾られています。

最上階は屋外展望台。ここは標高927mの雲辺寺の最高所であるため、眺めは抜群。海に浮かぶ伊吹島や観音寺市街地、天気が良いと瀬戸大橋まで見えるそうです。開放感抜群ですが、強風にご注意を。

フォトスポット多数な山頂公園

雲辺寺から少し歩くと、芝生の広場が広がる雲辺寺山頂公園があります。キッチンカーではコーヒーやソーダも販売しており、ひと休みにぴったりなスポット。

天空のフォトフレームをはじめとした、撮影スポットも多数置かれています。開放的な景色をバックに、思い出の一枚を撮影しましょう!

目を引くのは天空のブランコ。目の前に絶景が広がる山上のブランコは、順番待ちの列ができるほど大人気。思いっきり漕ぎすぎると、そのまま空へ飛んで行ってしまいそうになります。

ひととおりまわって満足したので山頂駅へ。今回は山麓駅12:20発の便に乗り、山頂駅13:20発の便で下山。滞在時間は1時間ほどでした。

アクセスと営業情報

高松自動車道の大野原ICより約15分。県道8号線は細い林道を経由します。不安な方は萩の丘公園を経由して県道241号線を利用するのがおすすめです。

営業時間 3月~11月:7:20~17:00(上り最終)
12月~2月:8:00~17:00(上り最終)
定休日 年中無休
料金 往復2,200円
公式サイト http://www.shikoku-cable.co.jp/unpenji/

※掲載の情報は2023年6月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました