まるで垂直にそびえる壁のような坂道がCMやSNSで話題となった道路橋。あまりの急勾配でとても登り切れないように見えますが、実際のところどうなのでしょうか?現地に行ってみたレポートとおすすめの撮影場所をまとめてみました。
通称ベタ踏み坂
今回ご紹介するのは江島大橋。橋の名前は知らなくても、この光景を見たことがある方は多いのではないでしょうか?
この坂もまた、実に走りたくなる坂である。
そう、恐ろしいほど急勾配!!!
その外見から通称「ベタ踏み坂」と呼ばれており、ダイハツ・タントカスタムのCMやSNSでも話題になりました。
この橋は中海(なかうみ)という湖に浮かぶ江島(えしま)へと架かる橋で、全長は1,446m。5千トン級の船が下を通れるように最上部はなんと約45メートルという高さに仕上がっています。
今回は米子市方面から、大根島の由志園へ向かう際に通りかかりました。水木しげるロードで人気の境港や、松江からも近いため観光ルートに組み込みやすいです。
見学はファミマから
さて、江島大橋を見学する際に注意すべきは駐車場。この橋の周辺は非常に交通量が多いため、路上駐車はきびしい。
無料の臨時駐車場が設置されていることもありますが、江島大橋の西側にあるファミリーマート江島大橋店の駐車場に停めるのがポピュラー。
広い駐車場を備えたコンビニで、店内では江島大橋のパンフレットも扱っているため、ここがほぼ公式駐車場。境港管理組合のHPでも、ここに停めるように案内があります。
店内では、まさかのベタ踏み坂グッズも販売中!「ベタ踏み坂ハンカチ」「ベタ踏み坂コースター」「ベタ踏み坂キーホルダー」「ベタ踏み坂塩ポンズ」「ベタ踏み坂たまごかけ醤油」となかなか攻めたラインナップがそろっています。
ベタ踏み坂に到着
ファミマからすぐに目に入る江島大橋。あたりは撮影に訪れた観光客でにぎやかな雰囲気です。
撮影する際は、橋に近づきすぎないのがポイント。かといってスマホのズームの場合は離れすぎると解像度がメタメタに落ちていくので、良い具合の位置を探して撮影します。
良く見かける写真に比べるとベタ踏み度は落ちますが、スマホでもそれなりに激坂感ある写真は撮れました!
本当は真正面となる道路の真ん中から撮りたいところですが、交通量が非常に多いため困難。早朝 or 夜がチャンスかと思いきや、たくさんの車が写っていた方がそれっぽくなるので悩ましいです。
実際はそれほどでもない?
写真だけ見ると、こんな坂道本当に上れるの?と疑問に思われるかもしれません。
しかし、実はこの橋の勾配は6.1%。角度に表すと約3.5度しかありません。実際に橋に近づいてみるとそれほどでもないのです。
こんな感じなので、アクセルをベタ踏みする必要は全くありません。普通にAT車で運転していたら、特に気にすることもなく素通りしてしまうレベルです。
この橋が「ベタ踏み坂」に見えるのは、望遠レンズを使用した際におこる圧縮効果が理由なのです。
おすすめの撮影スポット
さて、この江島大橋の撮影ポイントは他にもあります。ベタ踏み感MAXに撮れるのが、江島からさらに渡った先にある大根島(だいこんしま)。島の北側、「寿物産」というお店のあたりがポイントです。
(最近、「ベタ踏み坂撮影ポイント」という名でGoogle Mapに地点登録されたみたいです!)
路肩に駐車可能なスペースがあるので、そこに車を停めて写真左側の堤防を登ります。すごくのどかな雰囲気です。
堤防を登ると、中海の向こうにぼんやりと江島大橋が見えます!
ですが、ここから江島大橋までは直線距離で約3km。撮影もスマホだとかなり厳しく、肉眼でもよく見えません。
このポイントへ訪れる予定の方は、ある程度ズーム機能のあるカメラをお忘れなく!
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