SNS映えするカラフルなグルメがあふれる東京都内。そんな中でもかなーり尖っているのが渋谷吉法師の鶏清湯ラーメン!まるでサンゴ礁の海のようなブルーのスープがインパクト抜群な逸品です。
おしゃれなラーメン店
吉法師があるのは渋谷駅から北へと向かう公園通りから分かれるファイヤー通り。ニトリのほぼ向かい側、セブンイレブンのとなりの階段を登った2階にあります。
ラーメン店というよりはおしゃれなカフェのような外観。パンケーキのお店といわれたら信じてしまいそうな雰囲気です。
店内はカウンター5席、2名テーブル3席の小さなお店。最初に食券を購入するタイプなので、入店前にある程度なにを食べるか考えておくとスムーズです。
なお、店名となっている「吉法師」というのは織田信長の幼名。うつけ者と揶揄されながらも、大胆な戦や政策を行い歴史に名を残した信長の先見性や独自性にならって付けられた屋号だそう。
オーシャンブルーのラーメン
ここの名物がこちらの鶏清湯(とりちんたん)ラーメン。
青っ!!!
その青さは、まるで南の島の海のようなとっても爽やかな色味。白い丼とのコントラストがあざやかで、いかにもインスタ映えしそうなメニューです。
スープに浮かぶ油が反射してキラキラと輝く様子は、まるで宇宙のようなファンタジックさ。
カラーラーメンといえば、富山ブラック、小矢部ホワイト、高岡グリーンなど富山カラーラーメンが頭に浮かびますが、ブルーは無かったはず。食欲を減退させるとも言われる青色を採用したのは、まさに信長級の大胆さだと思います。
気になるお味は
青い食べ物を食べるのって確かに抵抗がありますが、このラーメンはかき氷のブルーハワイに近い色。それほど嫌悪感は感じません。
さあ、まずは一口スープをすすってみます。
うまっ!!!
鶏の旨味が凝縮されたスープは、かなり洗練されたお味。イロモノ感全開な見た目ですが、味はしっかりと美味しいのです。
この鶏清湯というのは、透明な鶏のスープのこと。通常は鶏を沸騰させず低温で灰汁を取りながら煮込むことで透明さを保つそうですが、ここではまず高火力で長時間煮込み鶏白湯を仕上げ、そこに鶏挽肉を加えて灰汁を吸着させることで澄んだスープを仕上げているそう。こういったこだわりがしっかりとした旨味を紡いでいるのでしょうね。
浸食された食材
丼やレンゲはもちろんなのですが、よく見ると麺、鶏チャーシュー、タマゴ、白ネギと具材はほとんど白で統一されているのも美しいポイント。
ただし、スープに浸かっているため少しずつ色が染みてきています。麺はあざやかなヒスイブルーに変化。細麺ですが、歯ごたえはしっかりあるので食べごたえあります。
鶏チャーシューも青みがかっています。「青い肉」・・・普通ならまず手を出さないような外観ですが、すっかりブルーフードに慣れてきたので全然平気。弾力性のある鶏肉は、噛み締めると旨味があふれます。
味付け玉子もすっかりとブルーに。中身は半熟でトロリ。青と白の世界に入りこんでいたので、突如あらわれる「黄色」で現実に戻された気がしました。
青色だけじゃない!
鶏清湯以外にも、ホタテ貝が丸ごと入ったホタテ塩バターや鶏白湯など、様々なメニューがあります。
特に目立つのが、マスカットの果汁を使用したフルーティーな「鶏清湯 白葡萄」、そして岩下の新生姜の爽やかさが加わった「鶏清湯 岩下の新生姜」。
それぞれグリーンとピンクがきれいなカラーラーメン。マスカットに新生姜・・・。いったいどんな味になるのか見当もつきませんが、今回食べたブルーがとっても美味しかったので、さぞ絶妙なバランスでととのったお味なのでしょう。次来たときは、ぜひとも挑戦してみたいです!
アクセスと営業情報
各線の渋谷駅より徒歩5分ほど。北へ向かって一本道なので迷うことはほとんど無いかと思います。
営業時間 | 11:30~15:00、18:00~22:00 |
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休園日 | 水曜 |
公式サイト | http://www.kipposhi.tokyo/ |
※掲載の情報は2021年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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