温泉街に建つほんわか宿『ゲストハウスTSUDOI』(雲仙市)

長崎県

雲仙温泉の温泉街中心部にあるリーズナブルなゲストハウス。宿泊者は温泉入浴券がもらえるので、雲仙観光での利用にぴったり。山小屋のような雰囲気と、おだやかなコミュニケーションで、心も体も温まる安宿です。

2021/5/3(月)

便利すぎる立地

九州を代表する温泉、雲仙。3方向を海に囲まれた島原半島にそびえる雲仙岳の中腹に広がる、人気の温泉街です。ゲストハウスTSUDOIがあるのは、雲仙温泉の島鉄バスセンター目の前!温泉街ど真ん中にあります。

そもそも温泉街の宿泊施設といえば、旅館やホテルが中心。ゲストハウスがあること自体なかなかレアなのに、これほどまで中心にあるのは凄い!

写真一番左の赤いオーニング屋根がゲストハウス。お外にはテーブルとイスが置いてあり、オープンテラスカフェのようなおしゃれな外観です。素泊まりの宿ですが、周辺には食堂がいくつか並んでいるため、夕ご飯もばっちりです。

本当は今回の旅で雲仙に立ち寄る予定はありませんでした。島原あたりで宿を探していたところ、たまたまこのTSUDOIを発見!温泉街のゲストハウス、そして温泉街の夜が物凄く魅力的に感じたので、今回宿泊させてもらいました。

共有スペースと設備

入るとすぐに受付兼共有スペース。テーブル席とキッチン、レンジやポットなどはここに設置されてます。灯油ストーブと木の香りで、山小屋のような雰囲気です。

シンプルできれいなシャワー。石鹸などの設備は無いので、持参した方が良さそう。

そう思っていたら、洗面台に桶入りお風呂セットがありました!よくスーパー銭湯で見かける「売店で好評販売中」と書かれた化粧水と乳液もあります。ゲストハウスに売店があるのかは不明ですが、温泉らしいアイテムにテンションが上がります。

ところで、なんで桶に入ってシャワールームの外にあるのでしょうか?

ドミトリールーム

TSUDOIの宿泊プランは、ドミトリーONLY。3階が女性専用、2階が男女混合となっています。

こちらがドミトリールーム。写真ではわかりにくいのですが、右側には2段ベッドが4台並んでいます。縦にベッドが詰まっているため、少しだけ閉塞感があります。

とはいえ、いざ入ってしまうと両サイドが壁となっているためとても落ち着く空間。電気とコンセント、ハンガーが付いており、通路面にはロールカーテンもあります。

だんきゅう風呂の入浴付き

受付時に湯の里温泉共同浴場だんきゅう風呂の入浴券をもらえます。やっぱり温泉街にきたら温泉入浴はしておきたいので、これは嬉しいサービスです。さきほど洗面台で見たお風呂セットが桶に入っていたのも、公衆浴場利用の際に、そのまま借りて行くことができるためでした。

ということで、夜の温泉街を歩いて向かってみました!TSUDOIからわずか徒歩3分ほどで到着です。

脱衣場と浴室1つだけのいかにも共同浴場という雰囲気で、地元の方が次々と入っていきます。石鹸やタオルなどの設備は無いので、持参するか、宿で借りるか、買うかする必要があります。白濁した硫黄の香りのお湯は、まさに雲仙の温泉といった趣深い温泉でした。

ちなみに「だんきゅう」というのはらっきょうのこと。かつては、らっきょうの漬物に使用する大樽をお風呂にしていたため、このような名前となっているそうです。

夜の過ごし方

お風呂から帰ってきてぽかぽかしていたので、少しだけ温泉街をお散歩。雲仙温泉の観光名所である雲仙地獄へ。

ごうごうと湯気を上げる姿がライトアップされており、なんとも神秘的。(雲仙地獄については、次の記事で詳しく書きます)

TSUDOIに戻って、大阪から来ているカップルさんと、長崎市内から来た医大生の方と雑談タイム。しばらくすると、飲みに行っていたヘルパーさんたちも帰ってきて、わいわいと盛り上がりました!

最初はどこから来たのとか、どこへ行くのとかごく普通のゲストハウストークだったのですが、いつの間にか雲行きが怪しくなっていきます。日本の奇妙な事件や陰謀論など怪しい話や、スピリチュアルな話、マンデラエフェクトやアヌンナキ、まさかゲストハウスでこんな話をすることになるとは思いもしませんでした。

ちょっとコワイ動画をみんなで見たり。一人で見てもきっとそれほど怖くない映像も、大勢で夜に見るとなぜか異常なほどに恐怖を感じるから不思議です。

なんだか旅先というより、友達の家に遊びに来たような気持ちになってしまいましたが、外から香る硫黄の臭いでココは雲仙だということを思い出しました。

最後はなぜかディズニーメドレーを流して終了。妙に感動的なフィナーレでした。


明日は、雲仙地獄をめぐったあと、島原の乱の戦場となった原城跡へと向かいます~。

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