宝石箱のような夜景!中腹から徒歩で行く『稲佐山展望台』(長崎市)

長崎県

長崎に来たらゼッタイ見たい稲佐山からの夜景。光り輝く港町の姿は、訪れる人々を魅了します。山頂まではスロープカーやロープウェイが伸びていますが、中腹駐車場から徒歩でもアクセス可能。今回は実際に徒歩で登ってみました!

<この記事はこんな人におすすめ>
・スロープカー&ロープウェイが運行休止だった
・とにかく無料で夜景が見たい
・あえて少し苦労して夜景にたどりつきたい
2021/5/4(火)

徒歩でも登れる山頂

長崎を代表する夜景スポット稲佐山。標高333mとそれほど高い山ではありませんが、長崎湾を一望することができ、まばゆい夜景を見渡すことができます。山頂へ行く方法はいくつかありますが、夜景狙いなら主にこの4つ。

①山麓からロープウェイで登る
②中腹駐車場からスロープカーで登る
③中腹駐車場から徒歩で登る
④山頂まで車で登る

今回訪問したときは、スロープカー&ロープウェイいずれも運行休止。山頂までのルートも規制中で車は中腹までしか行けません。ということで、唯一の選択肢となった③の徒歩パターンにて登ることにしました。

※ちなみに④ですが、山頂駐車場は土日祝日や夜間は一般車の利用はできなくなるため、非常に限定的な手段となります。

中腹駐車場から登山開始

長崎市街地から車で中腹駐車場まで登ってきました。駐車台数は400台とかなり広々としており、駐車料金も無料です。スロープカー乗り場があるため、トイレや自販機などもそろっています。

利用時間は9:00~22:00となっており、夜間は施錠されるそうです。

ここから山頂までは1730歩、800m15分の道のり。稲佐山の名称と、歩数にちなんで「いなさんぽ道」という名が付けられています。

夜の山道を登るのはかなり不安だったのですが、街灯もあり道もしっかり舗装されています。それに加えて、かなりたくさんの人が歩いているため、コワイ要素は何一つありません。かなり気軽に歩ける道となっています。

歩きやすい道のり

どこからか漂う動物の香り・・・。まさか野生動物かと思いきや、いきなり現れるのは飼育されたニホンジカ。シカせんべいやシカグッズの自動販売機も設置されています。中間地点にある展望台からもチラっと夜景が見えますが、山頂をファーストインプレッションにしたいので、ここはあえてスルー。

少し登ると白い歩道が見えてきます。こちらはスロープカーのレールの下につくられた道。傾斜も緩やかなのでサクサクと進めます。

これは楽勝だ!そう思っていると、終盤には立ちはだかる階段。これがなかなかハード!ヒザにきますが、これを登ればゴールはあともう少し。

ここでくじけそうになっている方も多数見かけました。おそらく、ヒールやサンダルなどでドライブがてらの軽装で立ち寄っているからだと思います。

ラストは7,000個のLEDで彩られた光のトンネルの登場。このカラーリングは、春はサクラ、夏は星空など、季節によってテーマが変わるそうです。

山頂エリアに到着

グリーンにライトアップされたアンテナが見えたら、そこは山頂エリア。ここからも夜景はばっちり見えますが、この先の展望台で見たいのでなるべく見ないように進みます。なお、ここまで駐車場からちょうど15分でした。

山頂には円筒状の展望施設がありますが、このときは閉鎖中。内部にあるエレベーターが使えないので、外付けの螺旋階段を登っててっぺんまで進んで行きます。

展望施設の屋上はグリーンのライトが埋め込まれた華やかな空間。そして、目の前に広がるのはまばゆい夜景!

広がる長崎の夜景

北海道の函館山、神戸の摩耶山と並び、日本三大夜景に数えられる稲佐山の夜景。山間の広がりと、港湾地帯の入り組んだ地形が特徴的で、全体的に星形のように明かりが散らばる姿に目がくらみます。わずか15分とはいえ、がんばって登った分、感動もひとしお。

ロープウェイとスロープカーが休止中でも、展望台は人がたくさん。次々と登ってきては感嘆の声を上げています。人々の喜びの悲鳴や笑顔もまた夜景を盛り上げる要素の一つ。静かに見たい方には不向きかもしれませんが、にぎやかな山頂はとっても楽しい雰囲気です。

ちなみに私は一人で登りましたが、全く寂しさは感じませんでした!嘘じゃないです!

「にぎやかな中で一人だと逆に寂しいのでは」と思われるかもしれませんが、人が少ない展望台(例えばカップル2組と自分1人)とかに比べたら、わいわい騒がしい方が断然平気です。本当です。

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