富山駅近く、隈研吾による特徴的な建築が話題の観光スポット。常設展のコレクション展と様々な企画展を開催しています。6階グラスガーデンの色鮮やかなインスタレーションは必見です。
休館日:第1,3水曜、年末年始
料金:常設展200円
ガラス美術館へのアクセスと駐車場
富山駅から市内電車環状線・グランドプラザ前駅下車後、徒歩2分ほど。富山市立図書館も入るTOYAMAキラリの建物内に入っています。
車の場合、駐車場は無いため、近くのコインパーキングを利用します。だいたい30分100円くらいが相場です。駐車場の数は多いですが、一方通行が多く動きづらい。通り過ぎると戻ってくるのに時間がかかるので、勢いで決めてしまったほうがスムーズです。
今回私は美術館から道路を挟んで南側にある「アットパーク富山」というコインパーキングを利用しました。立体駐車場なため128台停めることができます。
光が降り注ぐ建築美
とにかく目を引くのはこの独創的な建築。6階まで吹き抜けとなっており、その広い空間の中をエスカレーターで登っていきます。最上部に広がる大きな窓からは自然の光が各フロアに降り注ぎます。
どこから見ても写真映えするデザインで、それぞれの階の様々な角度からカメラを向けたくなります。このむき出しの木材が並ぶ様は、ご存じ隈研吾の設計によるもの。かなりインパクトのある内装ですが、木の温もりのおかげで不思議と心が落ち着きます。
刺激的なコレクション展
明治以降、ガラス産業が盛んな富山県。ガラスの街づくりの一環として建設されたのがこちらのガラス美術館。常設展のコレクション展と、様々なテーマの作品が集まる企画展、2つの展示内容があります。
今回はこのあと富山県美術館へも行く予定なので常設展のみの観覧にしました。200円のチケットを購入して、常設展の展示室がある4階へと向かいます。
ここで見ることができる作品は主に現代ガラス美術。「重なる」「反射する」「捉える」「映しだす」という4つのテーマがあり、ガラスの透明な性質を生かした作品が並びます。見る角度によって印象が変わる作品、また、中には、その透明さを失わせている作品もあったりと、良い意味で想像を裏切る作品に出会えます。
※写真撮影は禁止だったのでパンフレットの写真をイメージとして掲載しています。
圧巻のグラスアートガーデン
常設展チケットで、6階にあるグラスアートガーデンも見ることができます。こちらは現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリという作家の作品を扱う展示室。
館内はカラフルで巨大なガラス作品が並ぶ圧巻のインスタレーションが広がります。全体の雰囲気としてはチームラボのような写真に撮りたくなる光景の連続。ただし、デジタルコンテンツではなく全て実物のガラス作品。
特に、一番最後に現れる作品「トヤマ・ミルフィオリ」は圧巻!!高さ2.8m、横幅9.4m、奥行き5.8mという巨大なガラス作品が、薄暗い部屋で光に照らされています。
「ミルフィオリ=千の花(イタリア語)」の名が示す通り色とりどりの花のような造形が立ち並ぶ、鮮やかで刺激的な世界。これまでいくつかのガラスミュージアムに訪問してきましたが、ここまでインパクトのある作品は初めて見ました!
※写真撮影は可能ですが、インターネットへのアップは禁止されています。イメージだけでも伝えたいので、パンフレットの写真を掲載しました。
常設展だけでも見応え抜群です!「ガラス作品ってキレイなだけで少し物足りない」そう思っている方にこそ、ぜひとも訪問してみてほしいスポットです。
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