ヒレアシ動物大量!圧倒的なボリュームの『鳥羽水族館』(鳥羽市)

三重県

日本屈指の飼育種類数を誇る水族館。広大な館内にはセイウチやジュゴンといった人気のヒレアシ動物に加え、コアなファンの多いマニアック生物もたっぷり!あふれんばかりの魅力が詰まった巨大なアクアリウムです。

訪問日:2018/8/3(金) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

日本を代表する水族館

鳥羽を代表する観光スポット・鳥羽水族館は、1955年開館という非常に長い歴史を持つ水族館。

延床面積は約25,000m²と日本3位の大きさ。さらに約1,200種という日本一の飼育種類数を誇ります。人気の海獣や、ここでしか見ることのできないマニアックな生物も多数飼育されており、様々な人のニーズを満たす大変充実した水族館なのです。

 

広大すぎる館内

エントランスホールでは、いきなり大水槽のお出迎え。最初に大きな部屋があると開放感が違います。第一印象は大事です。天井には大きなクジラが吊るされています。セミクジラかと思ったのですが、口が白いのでホッキョククジラかもしれません。

鳥羽水族館は普通の水族館と違い「順路のない水族館」。メインストリートがあり、A~Lまでのアルファベットを冠した12部屋が並んでいるのです。

たしかこの設計なら順路を気にせず見ることができますね!途中でショーなどへ移動しても、どこまで見たかがわかりやすく、迷子になっても部屋のアルファベットさえわかればすぐに合流できます。膨大な生き物の暮らす鳥羽水族館ならではの配慮された設計です。

それぞれの部屋には「古代の海」「日本の川」などテーマが設けられており、それに合わせた生き物がいます。こちらは「コーラルリーフダイビング」。正面、左右、天井がアクリルガラスで覆われており、サンゴ礁の海を歩いているような気持ちです。

いろいろな”ヒレアシ動物”

様々な生き物を飼育する鳥羽水族館の中でも注目したいのはヒレアシ動物。足がヒレになった海獣がたっぷりと飼育されているのです。

楽しそうにボール遊びをしているイロワケイルカ。そのカラーリングから、パンダイルカという通称も。

かわいい顔したスナメリたち。ハイスピードで泳ぎ回っているのですが、たまに人間に興味を示して寄ってきてくれます。手を振ると顔をその通りに動かしたりしてとってもかわいい!常に笑ってるのがずるいです。

巨体でぬーっと泳ぐジュゴン。こちらも人間に興味津々で寄ってきてくれます。人魚伝説のモデルになった生き物として有名ですが、人魚と呼ぶにはちょっとぽっちゃりな気もします。ちなみにジュゴンを飼育している水族館は、日本では鳥羽水族館だけ!

こちらはマナティー。ジュゴンそっくりですが、しっぽがまるっこいのがポイントです。

お掃除中のダイバーさんの姿も。ダイバーもヒレアシ……ですかね。

お掃除の様子を見学していたところ、なぜかおもむろに「バブルリング」をはじめました!

お掃除中のダイバーですらもパフォーマンスを見せてくれるなんて、さすがは鳥羽水族館です。

セイウチのショータイム

そんな海獣たっぷりな水族館では、もちろんショーもたくさん行っています。アシカショー、ペンギン散歩など多数のプログラムの中から、今回えらんだのはセイウチショー。その名も『セイウチパフォーマンス笑(ショー)』

軽いノリなお兄さんのトークが絶妙!セイウチにバシッといきなりしばかれるのもまるでズレ漫才のような軽快さ。

巨体を揺らしながらお客さんの目の前を歩き回ることも。このときのセイウチはさわり放題です。あまりに大きいためちょっと怖さもありますが、勇気を出してさわってみましょう!

2022年8月現在はセイウチショーは開催されていないようです。セイウチ目当ての方は、最新情報を確認してからの訪問がおすすめです。

マニアックないきものたっぷり

圧倒的な飼育種を誇る鳥羽水族館は、とにかくマニアックな生き物がたくさんいます。館内にある「へんな生きもの研究所」は、そんなディープな生き物たちが集まっている人気の部屋。天井にメガマウスが飛んでいるあたりからも、怪しげなオーラが漂います。

インパクトある外観のタイセイヨウマツカサウニ。普通のウニと一線を画すルックスは、まるで配置された浮遊機雷のようです。

映画のエイリアンそっくりな顔でお馴染みのワラスボ。日本では有明海にのみ生息しており、現地の人は干物にして食べるそう。こんないかつい顔してますが、美味しいのでしょうか。

他にもカブトガニやオウムガイ、ニシキテグリやテヅルモヅルなどコアなファンがいるであろう個性的な生き物がたくさん!他人とはゼッタイに被らない”推し”を見つけてみてはいかがでしょうか?

奇妙な存在感の多足ダコ

強烈なインパクトを放つのが多足ダコの標本。タコの足はご存知の通り8本です。ここで見ることのできるタコは、8本より多くの足を持っています。

10本?20本?いいえ、その数なんと56本。こちらは1964年に採集されたものです。

そしてさらにこちらは85本。

開館して間もない1957年に展示され続けているため、この水族館のヌシのような存在かもしれません。修学旅行で子供のときに見た人が、大人になってからまた見たくて来館する……なんてパターンも多いそうですよ!

いつの日か鳥羽水族館に再訪したときには、この多足ダコを前に思い出に浸るような気がします。

アクセスと営業情報

JR線、近鉄線の鳥羽駅から向かうのが一般的で徒歩10分ほど。実は最寄り駅は近鉄線の中之郷駅で徒歩5分ほど。ただし、普通列車しか停まらないので、場合によっては鳥羽駅から歩いた方が早くなることも。

ミキモト真珠島鳥羽湾めぐりとイルカ島が徒歩圏内なので、セットでの訪問がおすすめです。いずれも近鉄のお得きっぷまわりゃんせがあれば、そのまま入場できてとってもお得です!

開館時間 9:00~17:00 ※7/20~8/31は8:30~17:30
休館日 年中無休
料金 2,800円
公式サイト https://aquarium.co.jp/

※掲載の情報は2022年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました