わくわくが止まらない!憧れの泊まれる学校『高江未来学校』(薩摩川内市)

鹿児島県

閉校となった中学校を改装した宿泊施設。校内はきれいにアップデートされており、随所に残る学校の面影を感じながらも快適に過ごすことができます。お値段もリーズナブルなので、安宿が好きな方にもおすすめです。

訪問日:2023/11/2(木) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

泊まれる学校

突然ですが、学校に泊まるのって憧れませんか!?学校に通っていた頃に一度くらいは夢見たことがる方も多いのではないでしょうか。

鹿児島県の薩摩川内市にある高江未来学校は、2018年3月をもって閉校となった薩摩川内市立高江中学校をリノベーションしたスポット。テナントやイベント広場、そしてなんと宿泊施設も備えています。

入ってすぐ右側が受付。対応してくれたのは柔らかい雰囲気のお兄さん。渋滞にハマりチェックイン時刻よりだいぶ遅れてしまったのですが、嫌な顔せず爽やかな笑顔で迎えてくれました。

支払いは現金の他、クレカ、ペイペイなどの電子マネーにも対応しています。歯ブラシ、綿棒などのアメニティはこちらから自由に持っていくタイプ。

随所に残る学校の面影

館内は靴を脱いでスリッパで。下駄箱に靴を入れる感覚もなんだかノスタルジック。自動販売機も下駄箱のそばに設置されています。

きれいにリノベーションされていますが、教室が並ぶ廊下はまさに学校の面影。ついついあの頃の気持ちで走りたくなってしまいます。

本棚にはGANTZやワンピースなどの漫画もずらりとそろっています。

校内の一室にはサッカークラブが入っています。練習している子どもたちの声が聞こえてくるため、本当に学校内に迷い込んだような気持ちになりました。

ドミトリールーム

お部屋は「シングル室」と「大部屋(ドミトリー)」、2つのタイプの部屋から選択可能。

こちらが今回宿泊する1階のドミトリールーム。ロフトタイプで6人が宿泊できます。今回は11月の平日であったためか、貸切状態でした。

ルーム内には、エアコン、加湿器、ドライヤー、ティッシュ、ゴミ箱を備えています。もちろんWi-Fiもあります。

ブースもかなり広々!ミニテーブル、電気スタンド、さらに小型の冷蔵庫まであるという豪華仕様。これはかなり快適です。アメニティとしてフェイスタオルとバスタオルもあります。

ルーム内の壁にはラクガキもそのまま残っています。相合傘やイラストなぞ、味のあるものばかり。きっといろいろな思い出が詰まっているのでしょうね。

料金は、2023/11/2(木)平日で素泊まり4,000円。朝ごはんと夕ごはんが付いた2食付きプランもありました。

快適な共有設備

ドミトリールーム内に水道設備はないので、シャワーとトイレは共同となります。シャワールームは男女別でそれぞれ3基。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは備え付けあり。

たっぷりおける脱衣棚、鍵付きのロッカーなど設備は充実。ここにもドライヤーがあり、さらにエアコンまであります。

トイレももちろん男女別。スリッパを履き替えて利用するタイプです。

ランドリールームもあり、洗濯機は300円、乾燥機は30分100円。

キッチン設備はありませんが、二階の廊下にはポットとオーブンがあります。また、校内にはランチタイム限定の小さな食堂もあります。

アクセスと周辺情報

薩摩川内市の中心部からは少し離れており、川内駅から約8kmほど。コンビニは700mほどのところにセブンイレブンがあります。

そして川内港まで車で20分ほど。今回、私は朝8:50発の高速船で甑島(こしきしま)へ行く予定だったので、その前夜に前乗りとして利用しました。

泊まってみた感想

学校利用とのことで簡素な宿泊施設かと思っていたのですが、設備はとってもキレイで非常に快適でした!ドミトリーはもちろん、館内が広々としており、なんとも開放的な気持ちです。

憧れの「学校に泊まる」というシチュエーションにわくわくが止まりませんでしたが、一つだけ問題が。それは他に宿泊者の姿が見当たらなかったということ。

夜の学校で一人で過ごすというのは、幼少期のトラウマである学校の怪談の恐怖が蘇ります。理科室や音楽室といった夜中に見ると恐怖でしかない部屋が残っていないのが救いでした。

なお、一晩明かした早朝の学校は爽快そのもの。朝日を浴びる校舎を見ると、自然と「新しい朝が来た」と口ずさんでしまいます。

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