真っ白なソウギョが泳ぐ!コンパクトでかわいい水族館『水産学習館』(みなかみ町)

群馬県

ドライブ立ち寄りにぴったりな、道の駅に併設されたミニ水族館。利根川に生息する淡水魚を中心に、かわいいサカナがたくさん展示されています。神秘的なアルビノのソウギョは必見です!

訪問日:2018/9/24(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

道の駅にあるミニ水族館

群馬県みなかみ町にある水産学習館は、海なし県の貴重な水族館。道の駅みなかみ水紀行館の中にある小さな施設で、入館料は300円と驚きの安さ。ドライブついでに立ち寄るのにぴったりなスポットです。

館内では、すぐ近くを流れる利根川に暮らす生き物をはじめとした淡水生物が飼育・展示されています。流木や岩で作られた立体的な水槽は渓流の雰囲気満点。

岩の中に設置されたマジックビジョンシアターでは、ダムの話や生き物の解説がホログラム映像で見ることができます。

利根川の奥深い生き物たち

泳いでいるのは色あざやかなニジマス。馴染み深いサカナですが、1877年頃日本に移入された外来種です。

こちらはアブラボテ。はじめて目にする名前です。ボテはタナゴのことで、アブラは体の色に由来するとのこと。

解説には「暴れん坊の頑固者」と書かれています。こんな小さなサカナが暴れん坊?見ていると、水槽内で小競り合いを繰り返しており、たしかに暴れん坊な雰囲気が出ていました。

ゼニガメの通称でおなじみのクサガメ。顔に草のような模様があるから「草亀」となった説と、身を守るために臭い匂いを放つので「臭亀」となった説の2パターンあります。後者だったらちょっとかわいそうな名前ですね。

個性的な淡水魚

館内には利根川産ではない生き物も飼育されています。

特徴的な姿のチョウザメ。あまり馴染みないサカナですが、かつては北海道の河川でも見かけることができたのですよねー。

この水族館の中でボスの風格が出ているのは大きなレッドテールキャット。とても人なつっこい性格なんだって!

ドクターフィッシュことガラルファもいます。手を入れると次々と集まってきて、お肌の角質を食べてくれるありがたいサカナです。

全然こない!!!!

今日は祝日だったので、たくさんの人が手を入れすぎてお腹いっぱいだったのかもしれません。唯一やってきてくれたこの小さいコは私のトモダチです。

ちなみに高い水温でも生息できるらしく、トルコでは温泉にいることもあるそうです。もしかして足湯&ドクターフィッシュでツルッツルコンボも可能なのでは。

めくるめくトンネル水槽

館内にはトンネル水槽もあります。小型水槽だけだとどうしてもアクアリウムショップに感じてしまいますが、こういう大型水槽があると一気に水族館の雰囲気が出てきますね!

泳いでいるのは、アオウオやコイなど大型の淡水魚たち。一見すると地味ですが、すっかりトンネル水槽=海水魚のイメージがついてしまっているので逆に新鮮。

特に印象的なのはニシキゴイ。基本的に上から見ることが多いので、真横や下から見られるのはちょっと珍しい。

ニシキゴイってエサに集まる姿が印象的なのでいつも水面を泳いでいると思い込んでいましたが、実際は深いところにいることの方が多いです。考えてみればコイって本来はヒゲを使って水底のエサを食べる生き物ですよね。

なお、この水槽にはどこかにナマズが隠れており、見つけたらラッキー!とのこと。本気でくまなく探したのですが、全然みつかりませんでした。難易度高すぎます。

神秘的なアルビノソウギョ

そんなトンネル水槽で、一際目立っているのがこちらの真っ白い大きなサカナ。降り注ぐ光を浴びて輝く姿は、とても神々しい。

これはアルビノのソウギョ。アルビノというのは、生まれながらにメラニンが欠乏している白い個体のこと。動物園などでも馴染み深いシロウサギや、ウーパールーパーもこのアルビノです。

ルビーをはめ込んだような赤い瞳もアルビノの証。目の回りがシルバーに輝いているのもきれい。

私が訪問した際、アルビノソウギョは合計3匹もいました。他では滅多に見られない真っ白なソウギョ、もし水産学習館に訪問される際はお見逃しなく!

アクセスと営業情報

関越自動車道の水上ICから約5分ほど。公共交通機関だと、上越線の水上駅から徒歩20分、バスで5分ほど。上毛高原駅からバスで15分ほど。

開館時間 9:00~17:00
休館日 7~10月:第4火曜
11~6月:第2,4火曜
料金 300円
公式サイト https://mizunofurusato.com/2021/07/suisan-gakusyukan/

※掲載の情報は2022年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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