タダで見学できる動物園。小さな動物園かと思いきや、ライオン、キリン、マントヒヒ、レッサーパンダなど様々な動物に出会うことができます。園内には、なんとミニ水族館も!
まさかの無料動物園
1916年に開園した「桐生町営公園」をルーツに持つ動物園。1953年には「桐生ヶ岡公園動物園」として、日本動物園水族館協会に加盟した動物園としてオープン。2023年には開園70周年を迎えました。
自然の丘陵を活かした園内。2024年時点では108種・448点もの生き物が飼育・展示されています。
なお、入園料はなんと無料!!もう一度言います、入園料は無料です!!
都道府県など自治体による動物園は入園料が安価な施設が多いですが、無料というのは凄いです。
充実のラインナップ
無料だからといって舐めてかかってはいけませ!タダとは思えない充実のラインナップがあなたを待っています。
人気者の動物といえばライオン。オスの「チャコ」とメスの「ライラ」、2匹が飼育されています。暑い日だったので、屋内で寝たきりでした。
獣舎に籠っているアミメキリン。顔だけは出してくれているところにサービス精神を感じます。
フンボルトペンギンもいます!ペンギンといっても、南米のチリやペルーといった暖かい地域に暮らすタイプ。生息地の気候と日本の気候が近いため飼育しやすく、国内の動物園・水族館では非常によく見かける種類です。
ちょっぴり珍しい動物
ここでしか見ることができない動物はいないようですが、少しだけ珍しい生き物も。
檻にしがみついているのはマントヒヒ。アフリカ北東部からアラビア半島南部に暮らすサルです。険しい顔でこちらを見ているような気がします。名前はよく知られていますが、実際に見られる動物園はけっこう少なめ。
日陰に集まって毛づくろいしているのはクモザル。足や尾が広がると、真っ黒なクモみたいに見えます。
山岳地帯に暮らすウシ科の動物、ムフロン。オスはカーブを描く立派なツノを持っています。
屋内のレッサーパンダ
屋内の専用展示室にて飼育されているシセンレッサーパンダ。寝ていてほとんど動きません。
4匹飼育されているうちの1匹だけは、アクティブに動き回ってくれていました!
まるでアスレチックのような立体的な仕掛けがたくさんのお部屋。ハシゴを上ったり、吊り橋を渡ったりと様々な動きを見せてくれます。
何よりここは、この動物園で貴重な屋内スペース。冷暖房が完備されているので、夏場はひんやりスポットとして重宝します!!
桐生はとっても暑いです!
2階部分にはちょっとした休憩所や、オリジナルグッズを販売する自販機も置かれていました。園内にショップやレストランなどの設備は無いため、屋内で休憩するならココになりそうです。
なんと水族館もあります
この桐生が岡動物園の園内には水族館も設置されています。小さなお部屋なので小型熱帯魚だけかなと思いきや、ナンヨウハギやカクレクマノミといった海水魚や、スッポンモドキなどもいるためなかなか見応えあります。
壁に並ぶ水槽だけでなく、スポッテッドガーやノーザンバラムンディが泳ぐプールもあります。メガネカイマンというワニも飼育されていました。
ボス感が漂うアジアアロワナ。「グァバ」という名前が付けられています。水族館ではサカナに名前がついているケースは滅多にありません。これは動物園ならではな気がしますね。
こちらはグレーターサイレン。前脚はあるけど後脚はないという、非常にユニークな姿をした両棲類。もちろん名前がついていますが、その名も「ちくわぶ」。思わずツッコミたくなるネーミングセンスです。
ということで、無料とは思えないラインナップで大満足の動物園&水族館でした!最後に、個人的お気に入りアニマルをご紹介。それがこちら!
ホンドタヌキ。
「なんだタヌキか・・・」と侮るなかれ。まるでサル山のような自然に近い環境であるため、木の陰に隠れたり、草むらから顔を覗かせたりと様々なアクションを見せてくれます。まるで野生で出会ったような気持ちで見ることができるので、妙に見応えがあるのです。
ぜひぜひ、タヌキだからと素通りせず、じっくり観察してみてくださいね!
アクセスと営業情報
JR両毛線の「桐生駅」から徒歩約20分。
駐車場は複数あり、第1駐車場が一番近いようです。ただし、駐車場まわりの道は一方通行。通り過ぎると、ぐるっとまわらないといけなくなるのでご注意ください。
開園時間 | 9:00~16:30 |
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料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.city.kiryu.lg.jp/zoo/ |
※掲載の情報は2024年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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