一度は行ってみたいさっぽろ雪まつり。複数ある会場の中で、今回は雪像が立ち並ぶ大通会場をメインにご紹介！巨大で個性的な雪像が並ぶダイナミックな光景は、唯一無二なオリジナリティを見せます。開催期間の最終日翌日に開催される知られざるイベント「大破壊」もお忘れなく！
冬の北海道を代表する一大イベント
札幌の冬といえば、全国的な知名度を誇るおまつりさっぽろ雪まつり。巨大な雪像が立ち並ぶ迫力の大通会場や、雪遊びが楽しめる体験型のつどーむ会場、美しい氷像が並ぶすすきの会場など、各会場で様々なイベントが開催される大規模な冬まつりです。
その歴史は古く、1950年に札幌観光協会と札幌市によって開催されました。当初は数基であった雪像も年々数を増やし、さらに大型化。カナダのケベック・ウィンター・カーニバル・中国のハルビン氷祭りと並び、「世界三大雪まつり」にも数えられており、海外からも注目されています。
立ち並ぶ迫力の雪像
メインとなるのは札幌駅とすすきの駅の中間に位置する大通公園。区画が整理されたエリアに、大小さまざまな雪像がびっしりと並び、歩きながら見ていくカタチになります。
足場を組み、重機を使用して作られる大きな雪像は迫力満点！使用される雪は、札幌郊外や山間部などから純度の高いモノを運んできているそうです。
雪像の中には、世界各国の名を冠しているものも。「国際雪像コンクール」というイベントが開かれており、毎年多くの国・都市・地域が参加しています。
氷点下がつづく札幌とはいえ、雪でつくられた像はそこまで耐久性が高いわけではありません。作成時のバランスや、気温が原因で崩壊の危険がでてくることもありますが、そういった像は容赦なく破壊されます。
「せっかく作ったのにもったいない」そう感じてしまいますが、雪まつりは大勢の人が集まるイベント。怪我人が出ないようにきちんと管理しているのでしょうね。
煌びやかなライトアップ
雪像は日没とともにライトアップされます。中にはカラフルな照明で派手にライトアップされているものも。音の演出などショータイムが行われる雪像もあり、人気の撮影スポットです。
プロジェクションマッピングで完成するタイプの雪像も。真っ白な雪とマッピングは相性抜群です。
ステージとなっている雪像もあり、アイドルやバンド演奏などのライブも行われています。見ているこっちが寒くなってしまいそうな衣装だったりしますが、一部の観客席は熱気にあふれています。
時代を映す人気キャラクター
作成される雪像の中には、アニメやゲームなどのキャラクター・有名人なども多く見かけます。話題になった人気作品や人物が選ばれることが多いため、開催年・前年を反映したラインナップ。例えば2020年だったら「リーチマイケル選手」「ヒプノシスマイク」「僕のヒーローアカデミア」などなどが並びます。常に時代を反映した姿を見せるのがこのおまつりの特徴です。
こちらは毎年常連となっている雪ミク。2010年に初音ミクの雪像が作られたことから生まれたキャラクターです。毎年異なるテーマで衣装がデザインされており、ワークショップやライブなどイベントも開催されています。
最終日の翌日開催・大破壊
さて、そんな雪まつりですが、最終日の翌日に取り壊しがはじまります。通称「大破壊」と呼ばれるこのイベントは、雪まつりの裏の顔として、ひっそりと人気を集めています。
大きなショベルカーが勢いよく雪像を壊していく！そこに躊躇いは一切ありません。
面白かったのが、こちらのサザエさんファミリーの破壊。「誰から壊そうかな？」といった感じでショベルが右に左に動いて観客の関心をひきつけます。
波平さんをターゲットに破壊がはじまったのですが、「まずはメガネから」といった具合で少しずつ丁寧に壊していきます。
意図的に最後に残していた頭の毛が落とされるとき、観客からは大きな歓声が上がりました・・・！
雪まつりに行く際は、1日プラスして迫力の大破壊を体験してみてはいかがでしょうか？期間が終わると航空機や宿泊施設の値段も下がることが多いのでおすすめです。
宿の予約はお早めに
雪まつりに行く際に最重要となるのがホテル予約の難易度。市内のホテルはすぐに満室となってしまうため予約のハードルは高いです。
なるべく早めに予約する・土日は避けるなどの対処法がありますが、そうはいっても上手くいかないこともあるかと思います。
そんなときは、中心部から少しずらしたエリアで探してみるのがおすすめ。
例えば郊外である新札幌駅エリアならば、会場となる大通駅まで地下鉄で20分ほど。札幌駅までもJRで10分ほどとアクセス良好です。札幌駅・すすきの駅周辺に比べると少し寂しいエリアですが、中心部に比べるとぐっと予約が取りやすくなります。
札幌周辺はバスや地下鉄などの交通網が発達しているため、会場から多少離れていてもアクセスは困らないケースが多いのです。
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