利尻島 Part 4 島のあったかゲストハウス『利尻ぐりーんひるinn』(利尻富士町)

利尻島・礼文島

鴛泊港から少し離れた海辺に立つぐりーんひるは、まるで山小屋のような雰囲気のゲストハウス。きれいで広々としており、何よりスタッフさんがとってもあたたかい!登山や島めぐりで疲れ果てても、安心して帰ることができる宿です。

宿泊日:2022/9/16(金)~19(日)

利尻の各安宿

今回、利尻島に3泊するにあたり選んだ宿が利尻ぐりーんひるinn。もともとは利尻グリーンヒルユースホステルというユースホステルでしたが、契約を解除し、新しいオーナーのもと生まれ変わりました。

今回予約にあたり電話した際、受け答えしてくれた女性の方がとても感じが良くて一発で「ここは良い宿」って気にさせてくれました!

最初に予定していた旅程では空室が無く諦めかけたのですが、やっぱりここに泊まりたい気持ちが勝り、フライトを変更、旅程をずらして無理やり宿泊することにしたのでした。

宿泊料金はドミトリー1泊3,800円。3泊以上で3,500円、4泊以上で3,200円と連泊割引があります。(※2022年9月時点)

宿へのアクセス

港と空港の間あたりにあり、どちらからも2km強の道のり。歩くには少し距離がありますが、事前に連絡しておけば港・空港いずれもお迎えに来てくれます。

さらに、目の前にバス停もあるため、港や空港へのアクセスも良好。

また、朝には稚内行きのフェリーに合わせた【7:45】と、礼文島行きのフェリーに合わせた【8:45】に鴛泊港フェリーターミナルまでお送りサービスもあります。受付のボードに前日20:00までに記載しておけばOK!

広々とした共有スペース

こちらが共有スペース。テーブル席が並んでおり、食堂みたいな雰囲気。席数も多くとっても広々しているので、わいわい話したい人も、ゆったりとコーヒー飲みたい人も、それぞれのペースで過ごすことができます。夕食はスーパーやセコマなどで買ってきてここで食べている人が多かったです。

多数の漫画や旅行・登山関連の書籍、さらにピアノ&ギターなんかもおいてあります。万が一悪天候で宿から出られなくなってもきっと楽しめることでしょう。

共有スペースに隣接するキッチンは、かなり広々。冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器と様々な設備がそろっております。ガスコンロも4口あるので本格的な料理も可能です。私が滞在していたときは、釣り人さんが釣ったサカナを使ってアヒージョやアクアパッツァを作っていました。

快適なドミトリー

2階のドミトリールームは、二段ベッドが4基置かれた8人部屋。窓からは大海原が見渡せるオーシャンビューのお部屋です。エアコンはありませんが、扇風機があります。きっと利尻の夏はこれで過ごせるのでしょうね。

各ブースにはカーテン、ライト、コンセントがあります。

お部屋のドアは閉まらず暖簾があるだけ。1階共有スペースの音が気になって早く眠れないかな、と思ったのですが、ここに泊まる人は朝早くから活動する人が多いため、夜はとっても静か。私が泊まった3日間では、22:00前にはほぼ沈黙となっていました。

共有設備

ドミトリーを出たところに共用の洗面台があります。なんだか合宿所みたいで懐かしい雰囲気。壁際にさりげなく置かれた木の台が、洗面用具を置いたり、ハミガキのときにちょっと腰かけたりでき、とっても良い仕事します。ここ以外にも、1階にドレッサータイプの洗面台もあり、集中して朝の支度をしたい方はそちらがおすすめ。

シャワールームは男女それぞれ2部屋ずつ。5:00~8:30/16:00~22:00と利用時間が決まっていますが、利尻の夜は早いのであまり気になる設定ではありません。

洗濯機は1回200円、乾燥機は30分100円。しっかり洗濯&乾燥できるので、登山でぐしゃぐしゃになっても安心です。

周辺のお店情報

徒歩約3分のところにホーマックニコットがあります。ホームセンターですが、食料品や日用品なども取り揃えており、スーパーのような感覚で利用できます。こちらは20:00までの営業。

さらに徒歩約13分のところに北海道でおなじみのコンビニ、セイコーマートもあります。22:00まで営業しているので、登山する方は前日夜の食料調達にもおすすめ。利尻岳登山の必需品である携帯トイレやお土産なんかもあります。

あとは鴛泊の集落までは徒歩15〜25分ほど。最初はちょっと遠いかな、と思ったのですが島にいるとこれくらいは余裕で歩けるようになってしまいます。

利尻岳登山口へのお送り

この宿のオプションとして魅力的なのが利尻岳登山口へのお送り。通常、利尻岳登山を行う場合、出発は早朝。バスは運行していないため、レンタカーなどの手段が必要になります。そのため、「登山口お送り」は宿を選ぶ際の決め手にも成り得ます。

前日20:00までに、宿の入り口に置かれたボードに名前を記しておけばOK!無料です!

出発は早朝4:45。9月に利用したところ、まだ日ものぼらない真っ暗な中での出発でした。これ、毎朝やってるなんて凄いですよね。

なお、お迎えは行っていませんので、帰りはバスを利用するか、気合で歩くかになります。バスは14時台と17時台しかありませんが、バス停に温泉施設があるため時間調節は容易です。

バスを逃してしまったり、いろいろ限界を迎えた場合は宿に電話すると500円でお迎えも行ってくれます。こちらはタイミングによってはすぐに行けないこともあるそうですが、困ったときの切り札として非常に安心できます。

豊富なオプション

タオルや軽食・飲み物など、ゲストハウスおなじみのオプションは一通りそろっています。

さらに自転車のレンタルも行っており、クロスバイク、マウンテンバイク、電動アシストタイプとそろっています。利尻島は自転車でも走りやすく、観光名所めぐりにぴったりです。私は自転車に詳しくないので全然わからなかったのですが、他の宿泊者の方いわく「普通ならレンタルできないような自転車がある」とのこと。愛を感じるラインナップらしいです。

他にもバックパック1日800円、トレッキングポール1日800円、グローブ300円など、山歩き装備のレンタルも行っています。万が一装備に不具合があっても安心です!利尻富士登山の必需品、携帯トイレも購入可能ですよ~。

利尻の鉄人

階段に貼られた多数の写真。よく見ると「利尻の鉄人」と書かれています。

利尻の鉄人ってなんですか!?

この宿では「利尻の鉄人」というチャレンジプランを扱っています。気になる条件は「①利尻岳に登る」「②徒歩で利尻島を一周する」の2つ。利尻岳は往復10時間以上、利尻島一周は53.6kmもあるので15時間はかかります。これはやばいです。

なお、利尻島一周を徒歩でなく自転車で行った場合、「利尻の準鉄人」という称号があります。

さらにさらに鉄人を超える「利尻の超人」という称号も!気になる条件ですが・・・。

<利尻の超人の条件>
1. 利尻山 登山 1,719m
2. 利尻島一周 完歩 53.6Km
3. 見返り台5合目まで自転車で行く
4.ポンモシリ島間で水泳 約30m

鉄人、準鉄人、超人になるとオリジナルTシャツやステッカー等の記念品がもらえるそう。そして鉄人・超人は次回より1泊3,000円で宿泊できるようになるとのウワサ。エントリー費無料でこの待遇はお得な感じがしますね!

利尻の鉄人/IRON-MAN OF RISHIRI ISRAND
ゲストハウス利尻ぐりーんひるinnが提案する、身体と五感をフルに使って利尻島を丸ごと楽しむ 「チャレンジプラン」です。 エントリー費用は無料、期限もありません。利尻山登山&利尻島を1周など。

泊まってみた感想

宿の雰囲気が明るいので、自然と宿泊者同士の会話も生まれます。多くの人が利尻岳登山・利尻島一周・礼文島めぐりとコースが被るため、旅の情報交換したり、「利尻の鉄人目指すんですか?」というフリもあってすぐに打ち解けられる印象でした。

なお、私と同じ日に宿泊していた還暦真近というSさん、大学生のKさんは2人とも鉄人を達成しておりました……!雨も風も強かったというのにおそるべし。

さらにSさんはその後、自転車と水泳もこなして「超人」にもなってしまったようです。ウワサによると、条件として必要とされていない自転車一周まで達成したとか。もはや意味がわかりません。

今回私は3泊したのですが、設備もキレイであり宿の人は親切で面白く、大満足でした。次に利尻に来た時もぜひとも泊まりたい宿です。

利尻島ゲストハウス/利尻ぐりーんひるinn
元利尻島ユースホステル、2013年から利尻島ゲストハウス・バックパッカーズホステルとして再スタート!男女別ドミトリー素泊まりおすすめ宿として観光や登山の拠点として人気、利尻島ベストプライス¥3,800/泊!さらに話題の連泊プランや学割もあり世界の旅人を受け入れています。

コメント

  1. […] 利尻山は登山口までのアクセスをまず考えなくてはいけません。今回は利尻ぐりーんひるinnに送ってもらいました。登山口となる利尻北麓野営場はキャンプ場であり、自販機やトイレもあります。出発前の最終調整可能です。 […]

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