利尻島 Part 1 島へのアクセスと悩む移動手段(利尻町/利尻富士町)

利尻島・礼文島

山がそのまま海に浮かんだような姿をした利尻島。1本目の記事となる今回は、簡単な島の紹介とアクセス、玄関口となる鴛泊港、そして島での移動手段についてさらっとご紹介させていただきます。

訪問日:2022/9/16(金)

利尻島ってどんな島?

北海道の北部に浮かぶ利尻島。面積は約182㎢というかなりの大きさの島です。

「りしり」という地名は、アイヌ語で「高い山」を意味する「リ・シㇼ」からきています。その名の通り、何といっても目を引くのは島の中央にそびえる利尻富士。船からも飛行機からも、そして稚内の市街地から見てもその存在感は圧倒的です。この利尻富士は北海道の定番お土産「白い恋人」のパッケージに描かれている事でもおなじみです。

島内は利尻町と利尻富士町、2つの自治体に分かれており、約4,700人と多くの人が暮らしております。個人の商店に加えて「ホーマックニコット」が1店舗、そして北海道でおなじみのコンビニエンスストア「セイコーマート」が3店舗あります。このセコマの存在は旅人にとっても非常にありがたいもの。遅くまで営業しているため、登山の際の食料調達も容易です。

島へのアクセス

利尻島へ向う船は、稚内港から出ています。稚内港は稚内空港から連絡バスで35分、稚内駅から歩いても10分程度とアクセス良好。船の本数は1日2~3本、所要時間は1時間40分、運賃は大人1名2,770円(2等)です。

利尻島には島の東側に鴛泊(おしどまり)港と西側に沓形(くつがた)港の2つの港がありますが、稚内からのフェリーが寄港するのは鴛泊港。沓形港は礼文島との離島間航路で一部の便が寄港しています。

利尻島には利尻空港があるため、空路でのアクセスも可能。札幌にある丘珠空港から利尻空港までの所要時間は55分、運賃は9,800~16,000円ほど。6~9月限定で、新千歳から利尻空港便も運航しています。所要時間は50分、運賃は19,000~25,000円ほど。

一見すると高く感じますが、羽田→新千歳なども併せて利用する場合、バリュートランジットでけっこう安くなります。詳しくは前回の記事にて。

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島の玄関「鴛泊港」

観光客がお世話になるのが島の北東にある鴛泊(おしどまり)港。立派なフェリーターミナルは、寒い季節でも快適に過ごすことができます。

ターミナル内には「観光案内所」、小さな「お土産屋さん」、生うに丼やうにめし丼、ホタテラーメンなどを扱う「食堂丸善」が入っています。食堂の営業時間はお昼だけですのでご注意ください。

港の目の前にはお土産屋さん、レンタカー屋さんなどがずらりと並びます。

利尻ラーメンやウニ丼を提供する「磯焼亭」はメディアにも登場する人気店。すぐ隣でジンギスカンやハンバーガーなどを扱う「TSUKI CAFE」は夜も営業しているため、気軽に夕食も楽しめます。

島内での移動手段

それなりに広い利尻島、一周すると53.6Kmとなかなかの距離があります。見どころも点在しているため、あちこちめぐるには移動手段が必要となります。

レンタカー
こういう大きな島で真っ先に浮かぶのがレンタカー!トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなどのレンタカー屋さんが港の目の前に営業所を構えています。しかし、一番安く見えるまごころレンタカー、利尻レンタカーでも軽自動車で3時間6,000円~、24時間14,500円~とかなり高価!!(※2022年9月時点)これまでいろんな島でレンタカーを見てきましたが、今のところ一番高いかもしれません。おひとり様だと少々躊躇う値段です。

レンタサイクル
島を一周する道路はそれほど起伏が無いため、自転車でめぐるのもおすすめ。いくつかのレンタルショップがマウンテンバイクや電動アシスト付き自転車などをレンタルしています。

路線バス
島内には路線バスもあり、時計回りに一周するAコースと、反時計回りのBコースがあります。それぞれ1日5便、合計10便ほど運行しているため上手く活用すれば観光利用も可能。とはいえ時間に縛られることにはなるので、自由にめぐりたい人は別の交通手段を用意した方が良さそう。鴛泊→沓形などピンポイントな移動向けなイメージです。

定期観光バス
宗谷バスが運行している定期観光バスもあり、鴛泊発のAコースと沓形発のBコースがあります。「姫沼」や「仙法志御崎公園」を巡るコースで、所要時間は約3時間、料金は3,300円。天候が悪いとき、もしくは登山などで体力を使い果たしたときは利用するのもありかもしれません。

レンタルバイク
レンタルバイクは鴛泊港にある「雪国レンタル」というショップが扱っております。ガソリン代込で1日3,000円。予約は不可のようなので、直接港の営業所へと伺います。

徒歩
とても徒歩でまわるような大きさの島ではないため「何を言っているんだ・・・・」とお思いかもしれません。

しかし!!いざ利尻島へ行ってみると数km歩くのは普通、みたいな感覚になってきます。私が今回泊った「利尻ぐりーんひるinn」では、徒歩で一周チャレンジする人も多いそう。さすがに一周すると15時間以上かかってしまうので、観光もしたい方は路線バスと組み合わせて見るのも良いかも知れませんね。

りっぷくんとりっぷちゃん

鴛泊港周辺を歩いていると、目に入るのはオレンジのキャラクター。

こちらは利尻富士町のマスコット、「りっぷくん」。利尻島に生息するエゾシマリスの男の子です。りっぷくんには妹がおり、そちらの名前はなんと「りっぷちゃん」。兄妹で名前が変わらないという非常にレアなパターンです。

このりっぷくん&りっぷちゃんは、町内の街灯の上で人々を見守っています・・・・数多すぎませんか??

なお、もう1つの自治体である利尻町には、利尻コンブをモチーフにした「りしりん」というキャラクターがいます。


長々と書いてきましたが、次回からは実際に島へ行ったレポートをはじめたいと思います!

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