礼文島 Part 1 島へのアクセスと島内での移動手段(礼文町)

利尻島・礼文島

稚内から西へ約60kmの洋上に浮かぶ礼文島は、最北端の有人島。1本目の記事となる今回は、簡単な島の紹介とアクセス、玄関口となる香深港、そして島での移動手段についてさらっとご紹介させていただきます。

訪問日:2022/9/19(月)

礼文島ってこんな島

礼文島は、北海道最北のまち稚内から西へ約60kmのところに浮かぶ離島。一般人がアクセスできる日本の島の中で「最北の有人島」であり、離島好きの間では憧れの”果ての離島”の1つなのです。

礼文島の面積は81.33㎢。利尻島は島内を一周することができましたが、礼文島の車道は東側一本のみ。西岸は車両通行不可となっており、人々の生活の中心は東側となっています。利尻島から眺めると、すごく平坦に見えますね。

観光のメインとなるのはトレッキング。島内には手軽に楽しめる「桃岩展望台コース」や西岸から北部へと縦断する「8時間コース」など多数のトレッキングコースがあります。

通常ならば標高2,000メートル以上でしか見ることができない高山植物が海抜0m地点にも自生しているという特殊な島で、6~7月に訪れると無数の花が咲き誇る光景を見ることができます。そんな姿から「花の浮島」という美しい別名で呼ばれることも。

島へのアクセス

礼文島へ向かうハートランドフェリーは北海道の最北、稚内港から乗ることができます。本数は1日2~3本、所要時間は1時間55分、運賃は大人1名3,070円(2等)。

他の船や空路は無いため、礼文島に直接アクセスするには、このフェリー1択。

ただし、隣の利尻島には空港があるため、利尻空港まで空路を利用し、離島間航路でアクセスするという方法もあります。利尻島の鴛泊港から礼文島の香深港の所要時間は約45分、運賃は大人1名1,030円(2等)。通常は1日1便ですが、6~9月は利尻島の沓形港発着もあるため、1日3便あります。ただし、「利尻空港と鴛泊港をつなぐバス」の本数は少な目なので、事前に飛行機・バス・船と多くの時刻表を確認する必要があるので要注意。

実際に島に訪れて多くの旅人と話したのですが、ほとんどの方は利尻・礼文はセットで訪問しているご様子でした。

■休港中の礼文空港
礼文島の北部には「礼文空港」があり稚内空港と空路でつながっていましたが、2009年以降休止となっています。2021年3月末までの予定でしたが、休止期間は延長。2022年9月時点で、2026年3月末まで休止とのことです。

島の玄関「香深港」

礼文島の入口となるのが香深(かふか)港。利尻島の鴛泊港同じく、立派なフェリーターミナルが建っています。

1階には観光案内所、2階にはウニ丼などの海鮮メニューが楽しめる「寿し処武ちゃん」が入っています。ターミナル内にお土産屋さんはありませんが、出てすぐ目の前に数軒のお店が並んでおり、そこで名産品などの購入が可能です。

島内には北海道おなじみのコンビニ「セイコーマート」が一軒ありますが、港の前ではなく、2kmほど離れたところにあります。観光客は少し利用しにくい位置にあるため注意が必要です。

島内の交通手段

島に行く際に気を付けなくてはならないのが移動手段の確保!自転車、バイク、レンタカーなど行きたい場所やお財布と相談しながら決めていきます。

レンタサイクル
面積的には自転車でもいけそうですが、北部の岬などをめぐる場合は香深港から30km程離れており、さらにアップダウンな箇所もあるため少々ハード。電動アシスト付き自転車ならば快適なサイクリングが楽しめそうです!

レンタカー
それなりに大きい島なので、やっぱり頭に浮かぶのはレンタカー。しかし、利尻島と同じくこちらもなかなかのお値段。安いところでも、軽自動車で3時間6,600円、24時間で14,850円となかなかのお値段。(ガソリン代・免責保証料・消費税 ※2022年9月時点)

レンタルバイク
レンタカーが高い、そんなときこそレンタルバイク!と思ったのですが、1日4,500円とこちらもなかなか高価。礼文島は利尻よりも物価が高い印象です。

路線バス
島内では路線バスも運行しています。それほど本数はありませんが、トレッキングメインの島旅ならば、わざわざ移動手段を用意せずにバスだけでもなんとかなるかもしれません。2,000円で乗り放題の1DAYフリー乗車券もあるようです。

定期観光バス
利尻島と同じく、宗谷バスによる定期観光バスを運行しています。午前発のAコースは「澄海岬、スコトン岬、桃台・猫台、北のカナリアパーク」をめぐる3時間50分コース、午後初のBコースは「澄海岬、スコトン岬」をめぐる2時間25分コース。とりあえず名所は抑えられる感じです。

徒歩
北のカナリアパークをはじめとした南側ならば、香深港より徒歩30分程度。また、トレッキングコースの1つである桃岩展望台コースは、香深港から出発可能です。

選んだのはレンタルバイク

お財布と相談して電動アシスト付き自転車が良いかな?と思ったのですが、昨日に引き続き雨がちらつく落ち着かない天気。ということでレンタルバイクにしました!自転車と違ってヘルメット被るので頭が濡れない、荷物はシートの中に入れることができるため雨除けできる、レインウェアを着こんでも暑くならない、などのメリットがあります。

バイク・自転車は、香深港近くにある「レンタサイクル Cat Rock」というお店でレンタル可能です。

料金はガソリン代別の1日4,500円。借りた日はスタンドの定休日だったため、ガソリン代としてプラス300円追加されて4,800円でした。

営業時間は9:00~17:00。+1,000円払えば17:00~翌日の9:00頃まで一泊レンタルも可能です。

店員さんは優しい雰囲気のお兄さん。雨が降ってきたため、最初の一言は「念のため聞きますが、本当に乗りますか?」でした。昨日、利尻で雨の中乗ったので大丈夫です!

レインウェアをしっかり着込んで、荷物をシート内に格納したら準備万端!まずは桃岩展望台に向けて出発します!

【おまけ】あつもんの魅力

利尻島には「りっぷくん&りっぷちゃん」(利尻富士町)、「りしりん」(利尻町)とキャラクターがいたように、礼文島には「あつもん」というマスコットキャラがいます。レブンアツモリソウという礼文島でしか見ることができない植物の妖精なのです。

フェリーターミナルではつやつやのあつもんが観光客をお出迎え。あつもんの隣には「本日のウニ漁」と「ウニ丼提供店舗」を記した「ウニ情報ボード」もあります。

お土産屋さんでは「あつもんストラップ」を販売しているんですが、これめっちゃかわいくないですか・・・?普段ゆるキャラグッズって買わないのに、これは思わず買ってしまいました!

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