目黒寄生虫館で販売している寄生虫かるた。寄生虫が描かれたかるたかと思いきや、その内容は常軌を逸しています。実際に遊んで見たところ、想像以上に知識を問われる難易度が高いゲームでした!
寄生虫館のグッズ
前回訪問した目黒寄生虫館。ここのミュージアムショップでは、フタゴムシネックレスやアニサキスキーホルダー、サナダムシTシャツなど、かなり攻めた寄生虫グッズを扱っております。

そんな中でも一番ヤバいのが「寄生虫かるた」。イラスト風なパッケージがカジュアルな印象ですが、その雰囲気に騙されてはいけません。
このかるたはとんでもない難易度を誇る、闇のゲームなのです。今回は、そんなかるたを実際に買って遊んでみた体験談記事となります!
100枚の取り札
まずは取り札並べてみました!その数なんと100枚もあります!!通常のかるたは五十音なので、単純に倍くらいのボリューム。
取り札は正方形で寄生虫の写真が大きく映されています。姿を見てもなんだかよくわからないものばかりですが、よく見ると特徴的な姿のものも。
こちらが読み札。英単語カードみたいなサイズ感で、寄生虫の名前とフレーズが記されています。
まあ、所詮はかるた。この段階では、「きっと楽しく遊べるはず」と思っていました。
プレイスタート
さあやってみよう!最初の読み札は「スヤスヤと夢から覚めないガンビアトリパノソーマ」。
探すぞ!!
あれ!?
取り札に名前がありません!!!
写真以外の情報は、「Stain」という謎の項目と、「Size」だけ。読み札のフレーズに対してヒントとなるものが何もありません!!
簡易マニュアル
このかるたには簡易マニュアルが同包されています。それにはこんな恐ろしい記載が。
事前学習
実施前に、写真の形態の説明を入れるとベスト。
または、かるた実施日を決めておき、それまでに各自、寄生虫の写真を覚えてくる。
まさかの事前学習が必要!!
上部には「寄生虫の写真がかわからないと始まらない、高難易度のかるた」という記載が。これはダメかもしれません。
ほぼ同じ写真があるのですが、これ知識があれば見分けられるのでしょうか・・・?
読み札も同じものが複数あるケースも。
裏返すと、形態がそれぞれ違うようです。
気合で遊びきれ!
前述の通り、読み札を裏返すと正式名が記載されています。
ガンビアトリパノソーマ(錐鞭毛型)。「鞭毛」がヒントになる可能性があります。
さらに取り札を裏返すと名前が記載されています。
「取り札めくっても良い」という特別ルールを追加。そして、もはや勝負は不可能と判断したので、争いを止めて全員で協力してクリアするスタイルに変更しました。読み札も読み上げ担当ではなく、山札をめくっていくスタイルに変更。
「そのギムザ染色はマラリアです」
「嚢子ということは球状な気がする」
「この形はたぶん回虫」
「それはどう見ても条虫でしょ」
「アカントアメーバ感染したくないからコンタクトちゃんと洗おう」
慣れてくると、ほんのわずかながら知識が備わり、徐々にコツが見えてきました。ひたすら格闘した結果、1時間30分くらいで全クリできました!!
気がつけば少しばかり寄生虫の知識が増えています。これひと通り遊んだ後にもう一度寄生虫館に行ったら、「あの寄生虫だ!」といった感じでさらに楽しめそうです。
ちなみに簡易マニュアルにはこんな記載も。
「読み上げる際は、必ずしも読み札を使用する必要もない。」とのこと。その下には「オーシストを形成するヤツ」「ろ紙培養が必要なヤツ」などの例も。
しれっと書かれているアドバンスドな遊び方。こんなワザができる人いるのでしょうか!!!
ということで、目黒寄生虫館にお立ち寄りの際はぜひ購入して、寄生虫の沼にハマってみてくださいね!ちなみにネットショッピングもあるので、遠方の方でも入手可能ですよ!

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