スペースポート大分空港から東京へ!6日間の旅のおわり(大分空港⇒羽田空港)

大分県

大分県・宮崎県をめぐる6日間の旅を終え、ソラシドエアで帰る東京・羽田空港。最後の記事となる今回は、大分空港散策、大分空港のお土産、旅の後記などをまとめてみました。(※けっこう長い記事です)

訪問日:2024/4/8(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

大分空港を散策

さて、6日間の旅もこれにておしまい。帰りのフライトはこちら、ソラシドエアの最終便。旅の最終日もたっぷり楽しめるように遅いフライトを選択しました。

<復路>
2024年4月8日(月)
大分発 19:50 → 羽田 着21:20

18:00頃、6日間お世話になった車を「くにさきレンタカー」に返却。送迎車で大分空港に帰ってきました!

空港入口にそびえるのは金剛力士立像。さすが、仏教の歴史が深い国東半島です。

館内には「Sky Art Museum with OPAM大分県立美術館」というスペースが。訪問時は国東市生まれの画家、江東哲の《春》、中津市生まれの画家・熊谷九寿の《醍醐の春》が展示されていました。もしかして季節に合わせた作品を選んで展示しているのでしょうかね。

空港恒例の展望デッキ。小さな空港なのでそれほど期待していなかったのですが、ライトアップがとってもおしゃれな雰囲気。気づいたらもう外は真っ暗ですね。

「おんせん県」ならではのスポットといえば1階到着ロビーにある足湯。屋内型ですが、無料で利用可能です。なぜか宇宙仕様になっていますが、その理由はこの後。

あふれる宇宙らしさ

大分空港のHPに記載されているのは『大分空港はアジア初の「水平型宇宙港」に』という謎のひとこと。レストランでは宇宙らしいメニューがそろい、ショップには宇宙グッズが登場。館内の装飾にも宇宙モチーフが活用されたりしています。

先ほどの足湯が宇宙化していた理由はコレでした。

フォトスポットの桶ちゃんもスペース仕様に!少し離れて撮ると、桶ちゃんがロケットの様に宇宙に飛び立つトリックアートになってたりします。

手荷物受取所のコンベアには赤い宇宙人が集まっています。こちらは「パジャマジャ星」に住む「ポルチコポピリン」という宇宙人。SAVAKOさんというアーティストによる作品であるそう。

気になるのはなぜ宇宙なのか。それには「①3,000m級の滑走路」「②多様な産業集積」「③豊富な観光資源」という3つの理由があるそうです。てっきりUFO目撃例が多い、といったロマン系の理由を推測していましたが、もっと科学的な理由でした。

ラストのご当地グルメ?

ここ最近は、空港で夕食を食べて旅の最後をしめくくるのが楽しみのひとつ。大分空港には「ビューレストラン スカイライン」「和風レストラン なゝ瀬」「すし処 宙(そら)」「味噌亭」「sky cafe azul」という、5軒の飲食店が入っています。

今回はビューレストラン スカイラインにて「スペースとり天カレー」にしました。名物グルメの「りゅうきゅう」や「やせうま」食べたいと思っていたのですが、さきほどスペースポートの記載を読んだため完全に宇宙に引っ張られてしまいました。

このカレー、何がスペースかといいますと、使用されるルーは、国際宇宙ステーション滞在時の食事としてハウス食品が開発、JAXAが承認したものであるそう。

気になるお味ですが、甘辛くてどろっとしておりとっても美味しい!そこにとり天のサクサクした食感が組み合わさるのも楽しいです。

なお、空港で夕食をとる際に注意するのは、ほぼ全てのお店が平日・土曜は19:00がラストオーダー、日曜は19:20がラストオーダーということ。羽田空港のように、いつでも利用できる気持ちでいるとキケンです。

空港で買えるお土産

2階の保安検査場の前に広がるのが、ほぼ唯一のお土産屋さん「空の駅旅人」。最後のお買い物タイム、ということで定番の大分みやげを色々と買ってみました!

■ざびえる
大分土産の定番みやげ。「銀(白あん)」と「金(ラムレーズン)」の2つの味がセットになっています。ほっこりとした食感と、上品な甘さがたまらない逸品です!ちなみになぜザビエルかといいますと、かつて豊後と呼ばれていた頃の大分はキリシタン大名の大友宗麟が治める地であり、宣教師ザビエルが訪れて布教活動を行っていたという歴史にちなんでいるそうです。

■ゆふいん創作菓子 蜜衛門
大分県産のさつまいも「べにはるか」を使ったお菓子。見た目はまるで焼きいものような形をしております。お味はスイートポテト。オーブンで軽く炙るとさらに美味しくなります!

■謎のとり天せんべい
様々なところで販売されている、パリパリとした薄手のせんべい。よくあるせんべいタイプのおみやげかと思いきや、鶏ガラとガーリックパウダーでなかなかパンチが効いたお味。クセになるタイプの味付けなので、何枚でも食べられてしまいます。

■やせうま
大分名物のだんご汁の麺をきな粉で和えたメニュー。今回現地で食べるタイミングが無かったので、お土産用を買って帰りました!黒蜜ときな粉の完璧な組み合わせが最高でした。

なお、こちらのショップも平日・土曜7:00~19:20、日曜7:00~19:50と閉店するのが早め。とはいえこの頃にはもう最終便の保安検査場を通過しているはずなので、そこまで気にならないかもしれません。

夜のフライトで東京へ

空港散策、食事、おみやげ探しといろいろこなしていると、時間が経つのはあっという間。フライトの1時間40分前に空港到着したにも関わらず、気がつけば30分前。急いで保安検査場を通り抜けて機内へ。

行きはわくわくのナッシージェットでしたが、帰りは普通の機体。ちょっと寂しく感じますね。

夜間のフライトのため、機内の照明は薄いブルー。いつも思うのですが、この色合いすごくキレイですよね。

ここ最近は帰りのフライトの相棒となっているレッドブルを飲みながら、この記事をかきかき。川崎の工場夜景が見えてきたら、羽田空港はもうすぐそこ。定刻21:20よりだいぶ早まり21:00ちょうどに着陸しました。

これにて6日間の旅行もおしまいです。

あとがき

最後の記事なので、ちょっとした旅の振り返りも書いてみますね!

旅のふりかえり

久しぶりの大分県&宮崎県、「別府地獄めぐり」「九重”夢”大吊橋」「馬ヶ背」「高千穂」など、私のひとり旅の原点といっても過言ではないなつかしいスポットにも再訪できたし、ずっと行きたかった由布院・竹田にも行けたし、離島もたくさんまわれたし、水族館も5ヶ所くらい行けたし大満足の旅でした!

「とり天」「佐伯ラーメン」「コイのあらい」「チキン南蛮」など御当地の美味しいものもたくさん食べられました。道の駅やよいで食べた「炙り本まぐろ丼」と東洋軒の「あおさとり天」が特に絶品でした。

今回は5つの宿に泊まったのですが、ゲストハウス・ビジネスホテル・列車・温泉旅館とそれぞれ違うタイプの宿。前回の鹿児島・熊本のときも、温泉施設・学校・コンテナハウスなどいろいろ泊まれたのを思い出すと、九州はユニークで安い宿が多い印象です。

なお、久しぶりに泊まったビジネスホテルが快適過ぎて快適過ぎて・・・。今後はもう少し利用してみたくなりました。

なぜか巻いたスケジュール

今回もいつにもましていろいろ詰め込んだスケジュール。旅に出る前から、「何ヶ所か時間に追われるポイントがありそうだな」と思っていました。

しかし、いざはじまってみると時間巻きまくりでした!

私の旅では珍しい現象、その理由の1つ目が「移動がスムーズであったこと」。考えていたバッファが全て不要、それどころか想定よりも短い時間で移動できたため、かなりの余裕が生まれました。

そして2つ目の理由が、「練りに練った計画であること」。今回の旅行、本当は2月末に行く予定でした。その時点でかつてないほど入念な計画を立てていましたが、延期になったことにより、それをさらに練る時間が追加。行き先の順番や駐車場情報、営業時間などがすっかり頭に入っていたため、ほとんど迷うことなく巡れたのでした。

トラブル報告

今回もまたそれなりにトラブルがありました!でも、結果的にいずれもダメージは少なめ。

①初日に靴びしょぬれ事件
防水のトレッキングシューズを履いていたのですが、どこかに穴があるのか、もしくは足首側から浸水したのかで中までびしょびしょ。旅先で靴を乾かすのは至難の業なのでとっても困りましたが、次の日なぜか気にならないくらい乾いてくれてました。泊まった宿の廊下が乾燥していたのだと思います。

②地獄ミュージアム臨時休業事件
初日に行く予定だった「地獄ミュージアム」が休館中ということを、行きのフライトの機内誌で知ることに・・・!ただし、最終日に無事立ち寄ることができたので問題ナシでした。むしろ初日に行かなかったおかげで余裕が生まれて良かったかもしれません。

③トレッキングシューズ痛くなる問題
トレッキングシューズのかかと部分が変に曲がっており、歩くたびにアキレス腱に当たってちょっと痛いという状態に。別に普通に歩けるレベルですが、放っておいたらダメージが溜まってケガにつながるかも・・・。ということで、グローブを隙間につめてみたところ全く問題ない状態に!手を使わないと進めないようなときは、靴から一時的にグローブを取り出し、使用が終わればまた詰めるという不思議な動きをしていましたが、すぐにグローブが取り出せるのでむしろ便利でした。

④船にWi-Fi忘れる事件
島浦島に向かう船にWi-Fiを忘れるという、下手したら大惨事にねりかねないミスをしでかしました。しかし、私がそれに気づくよりも早く船員さんが気づき、船を降りて進む私を原付で追いかけてきてくれました。もしWi-Fiを失っていたらと思うとヒヤヒヤしました。

⑤トゲだらけの枝が刺さって出血事件
島浦島の遠見場山に登る際、トゲだらけの落ち枝が服にからみつく。取ろうと引っ張ったところ、しなりが加わって右手にローズウィップが直撃。6ヶ所くらい刺さるという悲惨な状況に。血は出たものの幸い傷は浅く、あっという間に治ってました。

⑥佐伯城、雨で断念
今回非常に多く雨が降ったのですが、行き先にはあまり影響せず・・・といいたいところですが、3日目に予定していた佐伯城登山だけは断念。その代わり「風連鍾乳洞」と「佐伯市歴史資料館」にいけたのでリカバリーはばっちりでした。

ということで、結果的にはそれほど大きなダメージもなく楽しい旅が送れました!

と思っていたところ、帰宅して翌日に猛烈な吐き気が。振り返れば6日間連続で全食揚げ物&脂っこいものであったのでそれが原因かなという気がしたのですが、ただの胃もたれにしてはちょっと強力。おそらくですが、コイのあらいが怪しいです。もうコイなんてしないなんて言わないよ絶対・・・。

さて、こんなところで今回の記事はおしまい。たくさん見ていただき、ありがとうございました!ここまで読んでくださった方は、きっと旅好きな方に違いありません。みなさまもどうか素敵な旅を。

(3日後くらいからは、山形や新潟をめぐった話が始まる予定です。またまたユニークなスポットをたくさんご紹介しますので、お楽しみに~!)

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