3種類のとり天を食べ比べ!『レストラン東洋軒 トキハ別府店』(別府市)

大分県

とり天発祥ともいわれるレストラン「東洋軒」。実はフードコートにも出店しており、比較的混雑なく食べることができます。食べ比べ定食を注文すれば、「別府とり天」「ゆずとり天」「あおさとり天」の3種類を一度に楽しめます。

訪問日:2024/4/3(水) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

大分名物とり天

大分市が鶏肉年間消費量全国一位になったこともあり、鶏肉文化が根付く大分県。そんな大分を代表するグルメが「とり天」。唐揚げとは異なり、天ぷら粉で鶏肉を揚げた料理です。

町おこしのために考案されたB級グルメとは異なり、唐揚げと同じくらい日常的に食べられているそう。大分県民の中には、このとり天が全国区であると思い込んでいる人もいるくらい、当たり前のメニューのようです。

その発祥は諸説あるようですが、有力な説のひとつが「東洋軒」。創業者、宮本四朗が中華料理を和風にアレンジして「とり天」を生み出します。当時の鶏は肉が硬かったそうですが、平らに削ぎ切りしてサクサクにあげたとり天は食べやすく、人気を博したそう。

行列必至な東洋軒

せっかくご当地グルメを食べるなら、元祖といわれるお店へ行ってみたい・・・。そんな気持ちで、別府にある東洋軒へとやってきました。

今回は平日の水曜日。夜の部オープン直後の17:15に訪問したところ、それでも40分待ちでした。口コミを見ると「80分待ち」「オープンと同時に行かないとすごく待つ」「90分待って料理提供にさらに30分」など、なかなかハードな内容が。

今日は旅の初日なので、早めに寝たいところ。ここで40分待つのはちょっとその後の旅程が不安です。

ふふふ、もちろん代替案は用意してあります。意外と知られていないのですが、この東洋軒もう1店舗あります!!

穴場のトキハ別府店

それはこちら、トキハ別府店という商業施設にも出店しているのです。ちなみに読み方は「ときは」ではなく「ときわ」です。

店舗があるのは地下1階のフードコート。こちらは観光客もいないためがらがら。地元の高校生たちが勉強しているような、平日夕方のショッピングモールの雰囲気です。

東洋軒のカウンターには「臨時休業」のプレートが!詰んだ・・・と思ったのですが、よく見ると4/16〜4/18の話。今日は営業しておりました。

なお、営業時間は11:00〜16:00、17:00〜19:00。それほど遅くまではやっていないという点だけご注意ください。

3種類の味が楽しめる

ここで食べられるとり天は「別府とり天」「ゆずとり天」「あおさとり天」の3種類。これは悩むぞー、と思ったところ、3種類が乗った「とり天食べ比べ定食」という嬉しいメニューを発見!

それぞれのとり天が3つずつ、さらにご飯、サラダ、漬物、スープが付いた定食です。

口コミなどを見る限り、「あおさとり天」はこのトキハ別府店にしか無いようです。さらに、一度にそれぞれの味を楽しめる食べ比べもここ限定の予感。とり天だけを楽しむなら本店よりも良いかもしれません。

気になるとり天のお味

まずははスタンダードな「別府とり天」から。揚げたての良い香り、そしてサクふわっとした食感がたまりません。ゴマ油の香りも絶妙です。

「ゆずとり天」はゆずの風味がふんわりと香る。そなえつけのからしポン酢がとってもマッチします。

文句なしで美味なのが「あおさとり天」。磯部揚げのような風味がたまらないお味。こちらは塩をつけると「のり塩」感が高まっておすすめ。

とり天9本とボリュームがあるように見えましたが、口当たりも軽く味がそれぞれ異なるため、意外にもさくっと食べられてしまいました。また別府に来たら、ぜひとも立ち寄りたいお店です。

他でも食べられる?

東洋軒のとり天は冷凍販売もされており、大分空港などでも買うことができます。また、オンラインショップもあるので、遠方の方はお取り寄せも可能。

SHOP

とり天自体は、大分料理や九州料理を扱うお店では比較的ポピュラーなメニュー。また、大分県に本社を置くファミレスチェーン「ジョイフル」がグランドメニューにも取り入れております。最もお手軽にとり天を食べるには、ジョイフルを探すのが手っ取り早いかもしれません。

アクセスと営業情報

別府駅東口より徒歩6分ほど。

営業時間 11:00〜16:00 / 17:00〜19:00
公式サイト https://www.toyoken-beppu.co.jp/

※掲載の情報は2024年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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