南国で見る雪景色『ぬちまーす観光製塩ファクトリー』(うるま市)

沖縄本島周辺の離島

海中道路の先、宮城島にある製塩工場。ここに来た目的は、沖縄で見る雪景色!独自の製法で作り上げた塩は、まるで雪のようにふわふわと積もっています。工場の敷地内にはパワースポットが集まる散策路も広がっており、絶景ポイント・果報バンタをはじめとした見どころが集まります。

2018/10/6(土)

離島にある製塩所

うるま市の海中道路を渡った先にある平安座島(へんざじま)から橋を渡った先にある宮城島(みやぎじま)。のどかな沿岸の道を走っていると、突如工場が現れます。

こちらはぬちまーす観光製塩ファクトリー。文字通り塩を造る工場なのですが、無料で見学が可能。宮城島を代表する観光スポットとしても知られています。

沖縄で見る雪景色

この製塩ファクトリーでは、製塩室を覗くことができます。予約は不要で、営業時間内であれば自由に見学可能となっています。

窓から覗いてみると、まるで雪のように積もった塩が広がります。これぞ沖縄で見る雪景色!なんて言ったら言い過ぎでしょうか?

写真では伝わりにくいのですが、本当にさらさらの雪のようにふんわりと積もっているのです。よく見ると雪だるまならぬ塩だるまの姿も。

この製塩工場では、『常温瞬間空中結晶製塩法』というまるで必殺技のような方法で塩を作り上げています。円盤を高速回転させ海水を霧状に散布、そこに温風をあてることで水分だけが蒸発、残りの塩分やミネラルが空中にて瞬間結晶化するそう。

塩たちは、この乾燥室で16時間かけてゆっくり乾燥。さらさらのぬちまーすへと姿を変えていきます。

命の塩ぬちまーす

ここでつくられる塩、ぬちまーす。「ぬち」は命、「まーす」は塩という意味。命の塩、なんとも壮大な名前です。

モニターではぬちまーす特集回のバラエティ番組が流れています。世界13ヶ国で特許取得、世界一のミネラルを含む塩としてギネスにも認定されているとのこと。

館内には、沖縄食材とぬちまーすを使用したメニューを扱うレストランや、ぬちまーす関連商品をそろえたショップもあります。

こちらはショップにて販売している「ポケじお」。ぬちまーすが入ったミニボトルで、マイ塩として持ち歩くのにぴったり。これでいつでも味の調整ができますね!

顆粒状なので、そのまま食べてもいけます。急にしょっぱいもの食べたくなったときや、汗をかいたときの塩分補給にも。塩って旅のお供にぴったりなアイテムですね。

ぬちうなーを散策

この製塩ファクトリー、工場だけでなくその敷地内にはぬちうなー(命御庭)という散策路が広がっています。石灰岩やソテツが繁っており、まるで沖縄本島北部のパワースポット「大石林山(だいせきりんざん)」のような雰囲気。

いくつか見所がありますが、見逃せないのが果報(かふう)バンタ。断崖の下にエメラルドの海が広がる、開放的な展望スポットです。下に見える砂浜には、ウミガメが産卵に訪れるそうです。

2011/3/30に長野県の伊那食品工業株式会社の取締役会長により命名されたそうです。標準語に訳すと「幸せ岬」、英語にすると「Happy Cliff」という意味を持つそう。

少しだけ登った先にあるのは三天御座(みてぃんうざ)。ガジュマルとソテツに包まれた小さな鍾乳洞で、天地海の3つの神様が集まる場所だそう。発見されたのは2011年4月と、割りと最近です。

ぬちうなー自体はそんなに広くなく、一周しても15分程度。工場の敷地内にあるため、見学時間は9:00~17:30の間のみとなっているのでご注意ください。

アクセスと営業情報

那覇空港から車で1時間30分ほど。前述の通り海中道路を渡った先にあるので、合わせての訪問がおすすめです。宮城島に渡ってからは、看板がいくつか出ているので、それに従って進むと迷わずにアクセスできます。

営業時間 9:00~17:30
料金 無料
公式サイト https://www.nuchima-su.co.jp/

営業時間内に訪問すれば自由に見学できます。また、9:40~16:40の毎時00/20/40分には、ガイドさんによる15分ほどの案内もきくことができるそう。

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