日本平山頂にそびえる展望施設。テラスや展望回廊からは、富士山をはじめとした絶景が見渡せます。館内のカフェにある、お茶で食べるちょっと変わった「お茶漬け」もおすすめです!
日本平の展望施設
「日本平」というのは、静岡県静岡市にあるゆるやかな丘陵地帯。日本武尊(ヤマトタケル)の伝説が残ることから、このような名前で呼ばれるようになったといわれています。富士山や清水港をはじめとした絶景が望めるエリアであり、ホテルや動物園、ゴルフクラブなども並ぶレジャースポットでもあります。
そんな日本平の山頂に2018年11月にオープンした展望施設が日本平夢テラス。
久能山東照宮へ向かう日本平ロープウェイの「日本平駅」のすぐそば。ロープウェイの駐車場から歩いてすぐのところにあるため、観光ルートに組み込みやすいです。
木材が組み上がった館内
組み木で仕上げられた建築は、世界的な建築家・隈研吾によるもの。八角形の姿は、法隆寺の夢殿にヒントを得たそうです。
館内も木材がそのままの姿で組み上げられており、隈研吾らしさがあふれています。この木材は静岡市内の山間部、通称「オクシズ」で採れたものを使用しているそう。
来館者を出迎えるのは展示エリア。日本平の歴史を解説したパネルやちょっとしたプロジェクションマッピング、世界の昆虫標本などが展示されています。
開放的な展望フロア
3階の展望フロアは、全方向ガラス張り。木材と大きな窓の組み合わせが独特なコントラストを生んでいます。
外のテラス部分へ出ると、目の前に広がるのは壮大な景色!雲がかった空に浮かび上がる富士山は幻想的。この季節の雪に包まれた富士山は特に美しいです。富士山が見えなくても、日本一深い駿河湾、三保の松原や清水港など見どころは満載。
さらに、テラスからは一周約200mの展望回廊が伸びています。こちらを進むと、富士山とは反対側の静岡市街地が広く見渡せます。葵タワーやプレミアムタワー静岡などの高層建築、駿府城や静岡浅間神社などを探してみるのも楽しいです。
こちらの屋外テラスは24時間開放されています。夜景狙いで訪れる人も多いそうです。
カフェで食べるお茶漬け
夢テラスの2階には茶房夢テラスというカフェが入ってます。静岡茶やお抹茶、さらには日本平煎茶、ほうじ茶、和紅茶が一度に楽しめる「静岡茶テイスティングセット」もあり、ご当地気分を味わいながらひと休みができます。
最中・富士山どら焼き・スコーンなどのちょっとしたスイーツに加えて、11:00からは食事メニューのお茶漬けも注文できます!このお茶漬けというのが「TEA豚しゃぶしゃぶ」「静岡うなぎ」「特選まぐろ缶」とユニークなラインナップ。
せっかくなので「静岡うなぎ茶漬け」にしてみました!うなぎのお茶漬けってひつまぶしのイメージでしたが、お茶をあえたグリーンなご飯に、さらにお出汁ではなく塩っ気のあるお茶がかかっているという、かなり静岡らしいメニュー。本物のお茶で仕上げられたお茶漬けは、お茶の香りと上品なお味が絶品なメニューです!
1,600円と少し高めのお値段ですが、小鉢(この日はワサビ漬け・お茶ガラのおひたし・なまり節・漬物)、ほうじ茶、抹茶プリンと、これまたご当地感MAXなサイドメニューがセットなので大満足。夢テラスに訪れる際は、ぜひお試しください!
アクセスと営業情報
静岡駅よりバスで約40分、もしくは東静岡駅よりバスで約25分。
前述の通り久能山東照宮へとつながる日本平ロープウェイ乗り場のすぐ近くにあるため、合わせて訪問するのが鉄板です。
開館時間 | 9:00~17:00 ※土曜は21:00まで |
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休館日 | 第2火曜、年末年始 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://nihondaira-yume-terrace.jp/ |
※掲載の情報は2023年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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