世界一濃い抹茶ジェラートに挑戦『ななや 静岡店』（静岡市）

丸七製茶が手掛けるスイーツショップ「ななや」。名物の抹茶ジェラートは7段階の濃さを選ぶことができます。最も濃いNo.7は「世界一濃い抹茶ジェラート」と称される魅惑のメニュー。果たして、美味しく食べることができるのでしょうか？

丸七製茶の「ななや」

静岡といえば「お茶」。多数の製茶会社がある中でも、特に有名なのが丸七製茶(まるしちせいちゃ)。

1907年創業の老舗製茶問屋で、多数のお茶製品を販売しております。静岡のお土産屋さんでも、必ずと言っていいほどこちらの製品を見ることができる、トップブランドです。

そんな丸七製茶が運営するスイーツファクトリーが「ななや」。今回は静岡駅の近く、呉服町にある『ななや 静岡店』へ。静岡駅、新静岡駅、駿府城などからも徒歩圏内でアクセスしやすい場所にあります。

にぎやかな商店街の中に現れる静岡店。「創業一九〇七年」と記された暖簾に歴史を感じます。

モダンでスタイリッシュな店内

店内はうって変わってモダンな雰囲気。入ってすぐのところでジェラートが並んでおり、奥にはお茶をはじめとした様々な商品が並んでいます。

打ちっぱなしの天井から下がる木組み、よく見ると漢数字の「七」を表したデザイン。

階段を登った2階がイートインスペース。1階で購入したジェラートは、こちらで食べることができます。バーカウンターが設置されており、イベント会場として使用されることもあるそうです。

濃さが選べる抹茶ジェラート

ジェラートは、「抹茶」、「静岡和紅茶」、フジの花を使用したご当地ハイボール「藤枝ハイボール」など、非常にご当地感のあふれるラインナップ。

看板商品である抹茶ジェラートはNo.1～7まで、濃さの異なる七種類。特にNo.7は「世界一濃い抹茶ジェラート」といわれています。

注文スタイルは、シングル・ダブル、カップ or コーンなどから選ぶことができます。どうせなら複数のテイストを味比べしてみたいところです。

なお、通常のジェラートは定額ですが、No.7だけは追加料金がかかりますのでご注意を。

さわやかな抹茶ジェラートNo.1

ここに来たからには、せっかくなのでNo.7に挑戦！ダブルのカップでNo.1と食べ比べしてみることにしました。

店員さんに盛り付けてもらったジェラートは、No.7の上にNo.1が覆いかぶさるかたちに。No.7の写真を撮りたいところですが、No.1を食べきらないと姿すら拝むことができません。

写真的にはNo.7を上に盛ってほしかったと思ったのですが、食べる順番的には濃い方が後の方が良いに決まっています。No.7のあとにNo.1を食べても無味無臭になってしまうかもしれませんよね。

ということで、まずはNo.1から。爽やかな抹茶ジェラートといった感じのテイスト。甘さもほどほどで食べやすく、めっちゃ美味しいです！あっという間に食べ終わってしまいました。

世界一濃い抹茶ジェラートNo.7

いよいよNo.7が姿を表しました！No.1が黄緑色だったのに対して、こちらはディープグリーンな色合い。見た目からもその濃さが伝わってきます。

まず、香りが芳醇。茶筒を開けたときのような、濃厚なお茶の香りが広がります。

お味の方はNo.1よりはるかにさっぱり。甘さはほんのわずかで、渋めなお茶の味が口いっぱいに広がります。このNo.7は、特別に農林水産大臣賞受賞茶園のお抹茶を使用しているそう。芳醇な香りと風味は、普通の抹茶味とは一線を画す深い味わいです。

「世界一濃い」ときくと、カカオ99パーセントチョコレートのように食べにくい味かと思いきや、ほんのりとした甘みが程よく、純粋に「上品な抹茶味」といった感じでした。

えっ、No.1とNo.7、どちらが美味しかったかって？

そりゃNo.1に決まってます！！

抹茶スイーツとして純粋に美味しかったのはNo.1。ただし、No.7は3回くらい食べると、抜け出せなくなりそうな気がします。

静岡以外で食べるには？

さて、この「日本一濃い世界一濃い抹茶ジェラート」が気になる方に朗報！

このななやは、静岡県外にも出店しています。関東ならば青山にある「ななや青山店」や、浅草の「壽々喜園×ななやコラボショップ」にて、関西ならば京都にある「ななや京都三条店」にてNo.7を食べることができるようです。

どちらも遠い、なんて方は公式サイトでお取り寄せも可能！No1～No.7が全部そろったセットもあるので、食べ比べも楽しむことができます。

アクセスと営業情報

JR線の静岡駅から徒歩約10分、静岡鉄道の新静岡駅から徒歩約5分。駿府城公園からも徒歩5分ほどです。

※掲載の情報は2023年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。