見どころいっぱいな最南端の始発・終着駅『枕崎駅』(枕崎駅)

鹿児島県

JR線の最南端始発終着駅である枕崎駅。レトロな駅舎やアート作品など、見どころが多く、電車利用でなくてもぜひぜひ立ち寄りたい駅です。謎の「ハッピーおじさん」や「勇気の木ヤッシー」についても書いてみました。

訪問日:2023/11/7(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

最南端の始発終着駅

JRグループ日本最南端の路線である指宿枕崎線の終着駅、枕崎駅「本土最南端の始発・終着駅」として知られている駅です。

JRの最北端であり始発駅でもある北海道・稚内駅から続く線路はここでおしまい。ここから3,000kmにも及ぶ鉄道が繋がっていると思うと、なんとも感慨深いものです。

駅前にはこんなフォトスポットがあり、スマホ台も置かれていました。

なお、ここで注意しないといけないのは、日本最南端の駅は、沖縄ゆいレールの「赤嶺駅」であるということ。さらにJR最南端の駅というと同じく指宿枕崎線の「西大山駅」。枕崎駅に最南端とつける場合は、ちゃんと「最南端の始発・終着駅」といわないといけません。

映えるレトロな駅舎

駅舎はレトロな仕上がり。2013年に完成したものであり、その資金のほとんどが市民の寄付によって賄われたそう。

横に長い建築であるため、入口側から見るとすごく小さく見えます。周辺に敷かれた情緒あふれる石畳、この中には一つだけハート型の石が混じっているそう。

駅舎の内部も、まるで喫茶店のようなとってもおしゃれな雰囲気。吹き抜けの天井と多数の窓でとっても開放的な空間です。

ふと上部を見上げると、謎の像が設置されています(写真右上)。こちらは「山幸彦」という、枕崎に関連の深い神様。どのような神話があるかは、次の次の記事、「火之神公園」にて書く予定です~。

アートが点在する青空美術館

「風の芸術展」を開催している枕崎。その応募作品は町なかに設置され、まちそのものを「青空美術館」としています。駅周辺や市役所通りを歩くと、多数の作品に出会うことができます。

駅前に設置されているのは《風のメリーゴーランド》by 松本 薫。風を受けてクルクルまわる、動くアート作品です。

すぐ近くにはかつお節行商の像が置かれています。

明治28年、襲来した台風にって400名を超える漁師が命を落としてしまう「黒島流れ」がおこります。大願寺というお寺の住職は、遺された女性や子供を指揮してかつお節の製造・販売を開始、遺族を救済したという歴史があるそう。枕崎漁協近くの原公園に同名の像があり、それを参考にして造られたとのことです。

謎のハッピーおじさん

枕崎駅から少し歩いたところには、枕崎駅前観光案内所があります。

灯台を模したモニュメントとヤシの木がなんともフォトジェニック。

この案内所では、おじさんから「ハッピーおじさん」を無料でもらうことができます。何を言ってるかよくわからないと思いますが、おじさんにもし「ハッピーおじさんいりますか?」と聞かれたら「はい」と答えるのが定石です。おじさんから「カメラの準備は大丈夫?動画がおすすめだよ」と指示がありますので、ここも従いましょう。

ハッピーおじさんが何かはあえて詳しく書かず、現地に行った際のお楽しみにしておきたいと思います。とはいえ気になる方もいると思いますので、記事の一番下に写真を掲載しますね。

勇気の木ヤッシー

枕崎駅から1.5km、徒歩で20分ほどのところにある「空と海を臨む宿 Ocean Hotel Iwato」には、背の高いヤシの木並んでいます。

このヤシの木、2022年の9月に上陸した台風のライブ中継にて、強風に煽られながらも負けじと立ち尽くす姿が話題に。YouTubのライブカメラには応援コメントが多数寄せられ、「勇気の木ヤッシー」という名が付けられたそうです。

なお、ヤッシーのライブカメラは常時見ることができます。現地でなんとか映り込めないかなと試したのですが、上手くいかずでした・・・・。

ヤッシー🌴応援カメラ
今の枕崎の状況お伝えするライブカメラたまに、カメラの方向を変える場合がございます。配信をやめる場合がございます。ご了承ください。#枕崎ライブ#ライブ#鹿児島県

というわけで、お次は「枕崎お魚センター」と「火之神公園」へと向かいます。

あ!最後にハッピーおじさんの写真を貼っておきますね!ただ、近々訪問予定の方は、見ないで行った方が楽しいと思います~。

 

 

 

コメント

  1. […] 海に向かうように立つ像。こちらは前々回の枕崎駅の記事でもちらっと触れた山幸彦の像です。実はこの枕崎は「海幸・山幸」の物語のゆかりの地でもあります。 […]

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