玉子の下には何がある?『京極かねよのきんし丼』(京都市中京区)

京都府

見た目のインパクトが凄い京都グルメといえば、きんし丼!京極かねよでは、伝統の味を気軽に楽しむことができます。どんぶりからはみ出しそうな京風出汁の玉子焼きをめくると、そこに隠れていたものは・・・!

訪問日:2023/3/26(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

老舗の佇まい

おばんざいやニシンそばなど、様々なご当地グルメがある京都。そんな中でもひときわインパクトが強いのが今回ご紹介する「きんし丼」。

京都市内では「京極かねよ」が有名店。多くの飲食店が軒を連ねる六角通りにあります。赤い提灯と高さのある木造家屋の雰囲気が、ちょっとだけ「千と千尋の神隠し」感も。

創業は大正初期。風情ある佇まいからは、老舗の貫禄が伝わってきます。京の町に似合う出で立ち、と言いたいところですがこの新京極界隈は近代的なビルが多いため、ただならぬ存在感を放っています。

行列必至な人気店

ここは満席になることも多い人気店。日曜の訪問だったので行列覚悟で向かったのですが、1名だったためか特に待つことなくすんなりと入ることができました。

館内はスタンダードな和食屋さんといった感じで、てきぱきと働くおばちゃんたちのちょっとした雑談も良い味出てます。テーブル席が数席あり、1名の場合は丸テーブルを4つに仕切った席へ案内されます。

ちょっと意外だったのが、お客さんのほとんどがインバウンドだったこと。みなさん予約してしてきていたので、もしかしたら外国語予約サイトがあるのかもしれません。

きんし丼は3段階

看板メニューのきんし丼は3つのグレードから選ぶことができます!

・並 2,800円
・上 3,300円
・特 4,500円
(※2023年3月時点)

ちなみにこちらは汁物はつかない単品価格。欲しい方はセットもあります。

注文から10分ほどで着丼。フタの締まったお丼にお漬物が付いてきました。

さあ、フタ、開けますよ?

玉子の下には・・・

どんぶりいっぱいに広がるのは玉子焼き。あざやかな黄色が朱色の器に映えます。

一見すると玉子焼き丼にしか見えませんが、きんし丼はこれだけではありません。玉子の下に別の具材が隠れているのです。

めくっちゃいますよ?

玉子をぺろっとめくると、そこに隠れていたのはウナギ!店頭の看板に「日本一の鰻」と書かれていたことからお気づきの方も多いかと思いますが、この京極かねよは老舗のうなぎ料理屋。きんし丼は、玉子焼きとウナギが組み合わさったメニューなのです。

気になるお味

薄焼きでふんわりした玉子は甘くないタイプ。出汁の味が染みわたります。

ウナギの焼き方は関東と関西で異なるケースが多いのですが、ここのウナギは関東風のふっくらとした仕様。たっぷりとかかった秘伝のタレは、甘さ控えめでかなりあっさりとしています。そしてごはんも白米ではなく、味がついたまぶしタイプ。

玉子、ウナギ、ご飯それぞれに味がついていますが、いずれもあっさり路線なので非常にシンプルな味わいです。玉子焼きもウナギのタレもともに「甘い<しょっぱい」よりの味付けであり、その辺りの好みは分かれそう。

なお、お茶は個別に急須で提供されます。ちゃんとお茶っ葉を使用しており、とっても美味しかったです!

アクセスと営業情報

バス停《河原町三条》から徒歩2分。地下鉄東西線の市役所前駅より徒歩5分、京阪本線の三条京阪駅からも徒歩約5分ほど。

営業時間 昼の部:11:30〜16:00(ラストオーダー15:30)
夜の部:17:00〜20:30(ラストオーダー20:00)
定休日 水曜
公式サイト https://kyogokukaneyo.co.jp/menu.html

※掲載の情報は2023年3月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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