看板の無い人気ラーメン店『名前のないラーメン屋』(京都市中京区)

京都府

姉小路通にひっそりとたたずむ謎のラーメン屋。お店の名前は無く、看板や暖簾も無いというステルス仕様の不思議なお店です。知る人ぞ知るお店かと思いきや、行列ができるほどの人気店であるそう。気になったので、旅行のついでに立ち寄ってみることにしました。

訪問日:2023/3/25(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

謎のラーメン屋

ラーメン店が多数存在する京都の町。京都ならではの味が楽しめる「本家 第一旭 たかばし本店」や、濃厚な鶏白湯で知られる「麺屋 極鶏」やなど、様々なラーメン店が軒を連ねています。

今回、京都のラーメン屋さんを調べていたところ、目に付いたのが「名前のないラーメン屋」。公式HPでの表記も「(店名、看板はございません)」とされており、本当に名前が無いようなのです。

きっとそういうマーケティングな気がしますが、まんまと引っかかってしまった私は実際に行って確かめてみることにしました!

行列ができる人気店

Google mapを頼りにたどりついたのは雑居ビル。ここの地下1階に入っているのですが、本当に看板もなく真っ白になっています。

情報の少なさとは裏腹に、ここは非常に人気のお店。土曜日の18:30頃に訪問したところ、地下へと続く階段は10人ほどの待ち行列ができていました。並んでいるのは若い人ばかり。InstagramなどのSNSでも話題の店なので、客層もそのあたりが中心なようです。

入口にもやっぱり何も書かれていません。看板も暖簾もないというのはとっても不思議です。

おしゃれな店内

30分くらい待って、やっと店内へ。

注文は最初に券売機で券を購入するスタイル。メニューは「ラーメン or つけ麺」。そこから「モツ or チャーシュー or 黒毛和牛」を選ぶカタチになります。さらに、「あっさり or 濃厚 or 重層(あっさりと濃厚の中間)」の3種類の濃さも選べます。

写真だと屋外にも見えますが、ここは室内。コンクリート打ちっぱなしの中、植物が植えられています。ラーメン屋というよりはおしゃれなカフェのような雰囲気。

座席はカウンターのみ。お水も金属製のカップで不思議な感じ。まだラーメン屋に来たという実感がわきません。

名物のモツラーメン

着席から2分ほどという物凄いスピードで着丼。こちらが私の注文したモツラーメン。

上に乗るのはキャベツ、ミニトマト、ネギ、茎ニラというカラフルな野菜たち。色鮮やかで写真映えも抜群なルックスです。

ちょっぴりサラダパスタのような雰囲気もありますが、濃い見た目のスープと魚介&鶏の香りがラーメンであることをアピールしてきます。

さぁ、どんなお味なのでしょうか?

食べてみた感想

今回は「重層」を選択。スープは魚介と鶏っぽい感じで、ちょっとだけ魚介の苦味みたいなのを感じます。

麺は細麺ですが、四角いため歯ごたえあり!「ラーメンは太麺派」な方も、これならばありじゃないでしょうか。

トッピングの野菜たちがとにかく美味しい!トマトは軽く茹でてあって甘みがあるし、茎ニラはしっかり味がしみています。モツもとろっとろ。しっかり焼き目が付けられており、かりっと香ばしいです。

ただし、野菜もモツもちょっと量が少な目。いずれももっと欲しいなと感じました。

トッピングが少ないと、途中で飽きてくる・・・そんなときにおすすめなのが卓上調味料!カウンター上には何も置かれていないのですが、各席の引き出しを開くと、ガラムマサラ、山椒、一味、胡椒という4つの調味料が姿を現します。特にガラムマサラをかけると一気にカレーっぽくなって面白いです。

「京都に行ったらゼッタイ食べよう!」というほどではありませんが、他では無いタイプのラーメンなので、一度くらいは挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。なんといってもお店がキレイなので、誰かを誘ったりして行くのにもぴったりです。

アクセスと営業情報

地下鉄東西線の京都市役所前駅より徒歩3分、京阪本線の三条駅より徒歩7分ほど。

営業時間 月~金:11:30~15:00/18:00~22:00
土日祝:11:30~15:00/18:00~21:00
公式サイト https://www.sugari.net/restaurant

※掲載の情報は2023年3月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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