三崎公園に建つ真っ白なタワー。いわき市のランドマークの1つとも呼べる印象的なデザインをしています。文字通りタワーのてっぺんに立てるスカイデッキは圧倒的な開放感です!
いわき小名浜のシンボルタワー
いわきマリンタワーは、いわき市小名浜の三崎公園の一角に立つ展望塔。真っ白な姿とその独特なフォルムは、小名浜マリンブリッジから見ても良く目立ちます。
六角形のタワーは、見る角度によって印象が変わります。中央やや上部にあるくびれも良いアクセント。このデザインは公募によるものだそうです。
展望フロアへと続くエレベーターも、タワーの外観と同じ六角形。デザインへの強いこだわりを感じますね。
パノラマ広がる展望フロア
展望フロアはコンパクトですが、壁一面ガラス張りで明るく開放的な雰囲気。天井も高くてすっきりしております。
高さは59.99mとそれほど高いタワーではありませんが、小高い岬の上に建っているため、その海抜は106m。周辺には高い建物は無く、辺り一面見渡すには申し分のない高さです。
ちなみにこの一見すると中途半端に見える「59.99m」という数字にも意味があります。建物は60mを越えると航空障害灯の設置や配色を紅白にするなどの制限があります。それを回避するため、あえて1cm低くしているそうです。
あれ、上へと続く階段があります・・・!さらに上のフロアがあるのでしょうか?
タワーの頂上・スカイデッキ
展望台からの階段を登ると、なんと屋外へ出ることができます。吹き抜ける風は強いですが、気になるので進んでみることに。
タイル張りの階段を上ると、さらに上のフロアへ。
最後の階段を登るとタワーの一番てっぺんに立つことができます!壁もガラスもない360度に広がるパノラマ。なんという開放感でしょうか。
展望タワーは全国各地に数多くあれど、本当のてっぺんに登れるタワーは非常にレア。ビルだったら大阪の「梅田スカイビル・空中庭園展望台」や「六本木ヒルズ・スカイデッキ」も屋上展望台があってとても開放的ですが、こちらのいわきマリンタワーはなんといっても海沿いというロケーションが魅力。吹き抜ける強力な海風、そして狭い足場がスリル満点です。
タワーから見える景色
目の前に広がるのは太平洋の大海原。小名浜港は、カクカクと伸びる防波堤が印象的です。
日没に近い時間に登ったところ、あざやかに色づくサンセットの姿も。このタワーは17:00までの営業であるため、日没時間の早まる冬場でないと見ることができない光景です。
眼下には公園で遊ぶ人々がよく見えます。よく見ると、植え込みがペリカン、タコ、イルカなどマリン感ある生き物の姿に。これはタワーから見ないと気が付かない面白い仕掛けですね。
他にも「小名浜マリンブリッジ」や「アクアマリンふくしま」など、小名浜の名所を見渡すことができます。
下りは階段で
このタワー、エレベーターもありますが階段で上り下りすることもできます。ということで、帰りは階段で降りてみることにしました。
「注意してください。ここから先、ずーーーっと階段です。※戻ってエレベーターをお使いください。」と記された注意書きも。脅されているような気もしますが、逆に行きたくなってしまうのは私だけでしょうか。
途中には「海の勉強室」も。展示室があるのかと思いきや、どうやら壁に張られたパネルのことを指しているようです。漁法や魚の種類、小名浜港のデータなど様々な内容のパネルを見ながら降りていきます。
あっという間に地上へと戻りました。
さて、そろそろ帰らなきゃ・・・あっ!ラストにもう1ヶ所!同じく三崎公園にある「潮見台」は素通りできません!続きは次回。
アクセスと営業情報
常磐自動車道のいわき湯本I.Cより車で約20分、いわき勿来I.Cより車で約25分。
三崎公園の駐車場は第1から第15までと、とてもたくさんあります。マリンタワーだけを目指すなら、「第10駐車場」がおすすめです。
開館時間 | 9:00~17:00 |
---|---|
休館日 | 毎月第3火曜日、1月1日 |
料金 | 330円 |
公式サイト | https://iwakicity-park.or.jp/misaki/ |
※掲載の情報は2023年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
コメント
[…] […]