家島諸島⑥ 坊勢島 Part 1 絶品のぼうぜ鯖と原付だらけの港(姫路市)

家島諸島

家島諸島めぐり、3島目は坊勢島。まずは簡単な島の紹介、そして今回の訪島計画から。港の食堂・万福で食べた名物の「ぼうぜ鯖」はとにかく絶品でした!

訪問日:2025/5/10(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

坊勢島ってどんな島?

家島諸島に属する坊勢島(ぼうぜじま)は、面積1.87㎢の小さな島。人口は家島に次いで多く、2020年の国勢調査時点によると、1,911人の人が暮らしています。

「坊勢」という聞きなれない名前の由来は、元慶7年(883年)に比叡山の僧「覚円」が弟子とともに移り住んだためという説や、百済の王子の子孫で「坊勢法師」と名乗る水軍の首領にちなむという説も。

そんな坊勢島、家島諸島の中で最も漁業が盛んな島!内海漁業の組合では全国トップクラスの規模であり、兵庫県内でも1位であるそう。

アクセスと訪島計画

坊勢島へ行くには、姫路港から坊勢輝(ひかり)汽船の船に乗船します。本数は1日12便と非常に多く、料金は1,300円です。

今回はまず「男鹿島(たんがしま)」に渡り、そこから一度「坊勢島」に渡り船を乗り換えて「西島」へ。そこから戻ってきてから島内散策へ。こんな感じで訪問します!

14:15 西島 発
いえしま自然体験センター
14:44 坊勢島 着
③坊勢島 (滞在時間2時間51分)
17:35 坊勢島 発
坊勢渡船
17:55 家島網手 着

滞在時間はたっぷり確保できましたが、到着が14:44と遅めの時間。島の食堂の営業時間には間に合わなそうです。そう思っていたところ、西島にてまさかの臨時便が!島に到着する時間を大幅に早めることができました。

13:00 西島 発
いえしま自然体験センター
13:15 坊勢島 着
③坊勢島 (滞在時間2時間20分)
15:35 坊勢島 発
坊勢渡船
15:45 家島網手 着

原付だらけの港

ということで、西島からやってきた坊勢島。港に立つのは坊勢漁港ふれあいプラザ。見ての通りとってもキレイな施設です。

内部には、姫路・男鹿島行きの「坊勢輝汽船」と、家島網手行きの「坊勢渡船」の受付が。いずれも自動券売機にてきっぷを購入できます。

売店もあるみたいですが、訪問時はクローズ。トイレは建物の外ですが、ウォシュレット付きでキレイでした。

建物の裏手には、ちいさなアーケード商店街。ラーメン屋さんと小さな食堂が並んでおり、めっちゃ味がありますね!

なお、この港にはとにかく大量の原付があります。集落は入り組んでおり、なおかつ起伏も多い島。原付が最も移動に適しているのでしょうね。

万福で食すぼうぜ鯖

ちょうどお昼時に着くことができたので、お昼ごはんにします!向かった先は、西島のおじさんおすすめの万福という食堂。さわら定食、しらす丼、穴子丼、ミックスフライ定食、唐揚げ定食など様々なメニューがそろっています。

名物はサバの刺身や煮付けのついた「ぼうぜ鯖定食」!!お値段は2,400円とそれなりに高価ですが、男鹿島で話したおじさんも坊勢鯖激推しだったので挑戦してみることに。

〆サバではないサバの刺身ってレア!肉厚でぷりぷり、甘味も感じる美味しさ。レモンがまたとっても合います。

島をめぐっていると感じるのは、離島=必ずしも漁業が盛んというわけではないということ。海に囲まれているので当然漁業を行っていると思いきや、地形や人口によっては全く漁業が無い島もあります。また、漁業が盛んであっても、観光客が新鮮な味を楽しめる食堂が無い場合もあります。そんなわけで、漁業が盛んかつ誰でもその味を楽しめるこの坊勢島は、「漁業の島」を体感しやすい離島なのです。

さぁ、お腹もおちついたので島内散策に出発です!

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