光って喋る巨大な閻魔大王『深川えんま堂』(門前仲町駅)

東京都

大きな閻魔大王像を安置しているお寺。願い事に合わせた賽銭箱にお金をいれると、閻魔大王像が語りだし、迷える民に進む道を示してくれます。

拝観時間:9:00~17:00
料金:無料
訪問日:2020/1/4(土)

深川えんま堂へのアクセス

深川えんま堂の最寄り駅は東京メトロ東西線&都営地下鉄大江戸線の門前仲町駅。6番出口を出たあとは、大通り沿いを清澄白河駅方面へ進むと右手に見えてきます。富岡八幡宮からは徒歩7分、清澄庭園からは徒歩10分弱くらい。


深川えんま堂の正式名称は賢臺山 法乗院。奈良県の長谷寺を総本山とする真言宗 豊山(ぶざん)派のお寺です。

黄金の釈迦如来像

本堂1階は黄金に輝く本尊・釈迦如来像を安置する神秘的な空間。左右の壁には、16枚の地獄・極楽図が描かれています。

釈迦如来像の左右、向かって左手には厄難除けの大孔雀明王、右手には長寿・健康の延命普賢菩薩。それぞれクジャクとゾウにのったカラフルなお姿をしています。

本堂は二階建て。まるでテラスのようになっており、目の前の大通りを眺めることができます。夕方ということもあり人も少なく、静かでとても落ち着くお寺。垂れ下がった五色幕があざやかになびきます。

恐ろしい形相の閻魔大王像

そんな穏やかな空気のながれる境内ですが、本堂向かって左にあるゑんま堂の中には大きな閻魔大王が鎮座しています。全高3.5mの像は迫力満点で、今にも動き出しそう。

怒りを露わにした真っ赤な顔を前にすると、背筋がピンとしてきます。何も言われていないのに怒られているような気持ちになってくるのは、私の心に何か後ろめたさがあるからでしょうか。

余談ですが、閻魔大王様の好きな食べ物は「こんにゃく」らしい。想像よりもずっとソフトな好物、何となくお茶目に感じてしまいます。

19ヶ所に分かれたお賽銭

このえんま堂のお賽銭入れはとても変わっています。なんと、全部で19に分かれているのです。それぞれ願い事が書かれており、自分の望む願いのところにお賽銭を入れると閻魔様から説法がきけるというシステムになっています。

願い事は「家内安全」や「交通安全」などのポピュラーなものから、「いじめ除け」「浮気封じ」といった少しレアなものまで多岐にわたっています。

お賽銭を入れてみると、チカチカしたフラッシュが輝き、閻魔様が語りだしました。怒鳴れるかと思いきや、低く優しい声でアドバイス。見かけよりもずっと穏やかな御心をお持ちのようです。

閻魔大王と聞くと、恐ろしい地獄の大王様といったイメージが強いですが、日本の仏教ではその正体は地蔵菩薩の化身といわれております。よく見ると、こちらの閻魔像の左手には黄金の地蔵菩薩像の姿が。

仇討ちのストーリー

石の上に残された足跡。こちらは曽我五郎の足跡石と呼ばれる史跡です。

曽我五郎とは何者でしょうか?
鎌倉時代、兄である曽我十郎とともに、父の敵である工藤祐経(すけつね)を討ち取った人物。このストーリーは「曽我物語」として歌舞伎や浮世絵となり、江戸の人々に親しまれていたそう。「赤穂浪士の討ち入り」「伊賀越の仇討ち」と合わせて「三大仇討」と呼ばれています。

「復讐」というテーマは現代のドラマや映画でもよく見かけます。人々の望むものは、江戸時代からそんなに変わっていないのかもしれません。

一点気になるのは、硬い石にどうやって足跡を残したのでしょうか。まるで雨上がりの土の上、もしくは固まる前のコンクリートを歩いたようにくっきり残る足跡。しかも草鞋やゲタではなく裸足なのです。
えんま堂の公式HPによると、老母を背負い、仇の報告をした帰りに残されたと伝わっているそう。背負った老母の体重、はたまた業の重さが乗っかり、石に跡を残すほどに重みを増していたのかもしれませんね。

このあとは、少し歩いて高橋商店街へ。のらくろードとのらくら館へ向かいます!

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