横浜駅から少し離れたウォーターフロント「コットンハーバー地区」。観光客はほとんどいない静かな海辺のエリアには、造船所跡や台場跡といった史跡が残されています。横浜中央市場にある絶品ラーメンもあわせて紹介しております!
コットンハーバー地区とは
横浜駅から北東へ20分ほど、京急線の仲木戸駅や、JR線の東神奈川駅から東へ5分ほど歩いた海辺には、高層マンションや商業施設が建てられているエリアがあります。
ここはコットンハーバー地区と呼ばれるエリア。かつて「浅野ドック」と呼ばれる造船所がありましたが、平成7年(1995年)に鶴見へ移転。空いた土地を再開発したウォーターフロントの住宅・商業エリアなのです。

「コットン」という名称は、かつてこのエリア付近に「綿花町」という地名があり、綿花倉庫があった歴史的背景と、街づくりのコンセプト「洗いざらしの綿」のような、自然で心地よい風合いを感じる港町を目指したことに由来しています。
人々でにぎわうみなとみらいや関内とは異なり、そこに住んでいる人しかいないエリア。「RAKU SPA BAY 横浜」や「ノア・フットサルステージ横浜」に少し人が集まっていますが、それ以外は落ち着いた雰囲気でのんびりするにはちょうど良い場所。今回は、なんとなくこの辺りを散策してみることにしました。
今なお残る浅野ドック跡
前述の通り、かつて存在した浅野ドック。今でもその遺構は残っているようです。Google Mapを頼りに、横様中央市場の隣にある白いフェンスで囲まれた歩行者用通路を進みます。
写真の右側、白いフェンスと、その先のガードレールの向こうがドック跡のようです。

うーん、全然見えない!
肉眼ではフェンスの隙間からドックの形状がなんとなく感じ取れますが、写真ではまったく伝わりませんね。

こんなときは空を飛べばよいのです!ほら!

というのは冗談で、近くにある「RAKU SPA BAY 横浜」の右隣にある立体駐車場に登ってみたら、全貌が見渡せました。車で来て駐車場に止める際は、下層ではなく最上階まで上るのがおすすめです。
浅野財閥や浅野セメントで知られる浅野総一郎氏が設立した浅野ドック。貨物船や作業船など、商業・産業用の実務船の製造・修理を行ってきました。商船や軍事目的の船として使われてきた「宗谷」を、日本初の南極観測船に改造したのもこのドックでのことだったのだそうだ。
神奈川台場跡の遺構
浅野ドックが建設される以前、幕末の横浜開港の翌年には神奈川台場が築かれていました。幕府の命により神奈川宿付近の海岸警備を担当していた伊予松山藩が築造、設計は海外の事情に詳しい勝海舟が務めます。その形状から、コウモリ台場と呼ばれていたそうです。

一度も実戦では使用されず、諸外国の外交団や貴賓が到着した際の祝砲としての活用がメインであったそう。そんな台場ですが、明治32年に廃止、大正10年には埋め立てられます。コットンハーバーの星野町公園には、当時の台場の遺構が残されています。

石碑と案内板があり、フェンスの奥には、石垣の跡が見えます。一見するとただの石積みですが、ここがかつて海に浮かぶ小さな埋立地であったと考えると、感慨深いです。

少し離れたところには神奈川台場公園があります。星野町公園からは徒歩で10分以上かかりそうでしたので、シェアサイクル「ハローサイクリング」を利用しました。
台場への通路である「西取渡り道」跡に作られた公園。台場に関する案内板はありますが、特に遺構は見当たらず。諦めて戻ろうとしたところ、近くに石垣があるとの記載を見つけました。

神奈川台場公園から100mほどのところに遺構が残っており、石碑も建っています。

住宅の裏に残る石垣。史跡というよりは、生活の一部になっている雰囲気です。

市場の絶品ラーメン
最後に一箇所!コットンハーバーの近くにある横浜中央市場内にあるラーメン屋さん、鮨とラーメン うおがしやをご紹介。

市場の中にひっそりと佇むお店。一般人が入って良いのか不安になる道を進んだ先にあります。いかにも寿司職人といった姿の店員さんの姿。高いお店に来たみたいで、自然と背筋が伸びます。
名物は貝だしラーメン。貝の風味と鰹節があわさった極上のスープに、太く縮れた麺がよく絡みます。めっちゃ美味しいです!!!

実はラーメン+握り5巻セットで注文しております。お寿司も、おまけとは思えないほど立派な仕上がり。ラインナップは日によって変わりますが、訪問時はミナミマグロの中トロ入り!とろける脂が絶品でした。

この後は、赤レンガ方面へと向かうので、引き続きシェアサイクル「ハローサイクリング」を利用。みなとみらい橋を超えるの、めっちゃ気持ち良いです!!



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