新潟県北部の村上市からアクセスできる離島、粟島(あわしま)。瀬波温泉や村上のまちの散策と合わせて訪問しやすい離島です。高速船とフェリー、2つの船が運行しているので、時刻表や料金を比べて事前計画を立てるのがおすすめ。
粟島ってどんな島?
新潟県に属する離島、粟島。周囲長23.1kmの小さな離島で、全域が岩船郡粟島浦村に属しています。
島内には本土からの船が到着する「内浦」と、少し離れた「釜谷」、2つの集落があります。
毎年5月上旬には島の一大イベント『島びらき』を開催。特産物や新鮮な海産物を用意して歓迎セレモニーを開き、観光客をもてなします。島の活気を感じたい場合は、これに合わせての訪問がおすすめ。
名物グルメは『わっぱ煮』。とれたてのサカナと味噌を杉を曲げて作る容器「わっぱ」に入れ、熱い石を入れて煮るという豪快な漁師料理であるそうです。
瀬戸内海など、他の地域にも粟島という名の島があります。粟島の情報を検索するときは「新潟 粟島」などのワードにしないと、別の島の情報が混じってしまうのでご注意を。
島へのアクセスと計画
粟島行きの船の乗船場は、新潟県村上市の岩船港。ここから「フェリーニューあわしま」(95分)と「高速双胴船awaline きらら」(60分)が運行しています。
合わせて1日3~4往復ですが、時刻表は期間によって頻繁に変わります。また、フェリーだけの時期や高速船だけの時期もあったりと、いろいろなパターンが。詳しくは粟島汽船の公式HPをご確認ください。
ちなみにフェリーは片道2,520円ですが、高速船は片道4,470円となかなか高価。とはいえ、限られた時間での訪問なので、躊躇うことなく高速船を選択。今回の旅程はこんな感じです。
ちなみに高速船はWeb予約可能。1週間前から出発15分前まで対応しており、会員登録などは不要、支払いも当日現地でOKというお手軽仕様。今回は念のため予約しておきました。だってGWなんですもの。
岩船港から高速船に乗船
ということで、早朝に村上城を訪問したあと、岩船港にやってきました。周辺にお店などは見当たりませんが、村上の市街地や瀬波温泉からそれほど離れていないため、アクセスしやすい港です。
こちらが券売所&待合所。きれいなトイレもあります。飛島とは異なり、予約していても乗船票の記載は必要でした。ちなみに港では食事やお土産など販売品は見当たりませんので、買い物は事前にコンビニなどで済ませておくのが良さそうです。
停泊しているフェリーはぴかぴかです。訪問した日は、高速船の20分後である10:00出港。もし高速船が満席ならば、こちらのフェリーに乗るという、行き当たりばったり作戦もできそうな予感。
大きなフェリーの隣でちょっとだけ萎縮しているように見える高速船。「高速双胴船awalineきらら」という名称が示すとおり、揺れに強いカタマラン船です。さあ、さっそく乗船してみましょう!
岩船港の北2.5kmほどのところに「岩船鮮魚センター」があります。8:30からオープンしているので、乗船前の朝ご飯にぴったり!イートインはもちろん、お弁当・おにぎり・串焼き・揚げ物などの販売もあるので、テイクアウトして船で食べるのもおすすめです。「鮭ざんまい丼」めっちゃ美味しかったです。
高速双胴船awaline きらら乗船記
座り心地の良いシートが並ぶ船内。背面テーブル付きの椅子も多いので、朝食持参してもOK。
シートの先端には、テーブル付きの優雅な席も。グループで来たら、ここでわいわいできそうな気がします。
2階は屋外のデッキシート。天気も良かったためか、皆さんここに集まっていました。
というか、GWなのに空いています!!!
予約しなくても全然大丈夫な雰囲気。満席になっていた飛島とは大違い、まだまだ穴場な離島です。
出発時刻の9:40になると、船はグイーンと動き出します。本日は天候も良く、揺れもほとんどありません。船内には粟島のパンフレットも備えています。到着までの55分間、じっくりと計画を練っておこう!
港でレンタサイクル
粟島の内浦港に到着。港には、観光案内所や食堂が入った建物がそびえ立っています。側面には、粟島の魅力が詰まった美麗な絵画が描かれていて、なかなかのインパクト。
さて、島での移動手段ですが、粟島は島民以外は車を持ち込むことができません。レンタカーもなさそうなので、徒歩かレンタサイクルがメイン。自転車なら一周3時間ほどであるそう。
ということで、自転車を借りに粟島観光案内所へ。普通自転車は4時間まで500円、それ以降は1,000円。電動アシスト付自転車は3時間まで1,500円、それ以降は1時間毎に1,000円加算といった料金体系。
予約はできないようで、当日先着順の貸し出しとなります。それほど混雑している感じはなかったのですが、残念ながら電動アシスト付き自転車は在庫切れ。
ちょっと心許ないですが、普通自転車で向かいます!
あ、先に行っておきますが、粟島を普通自転車でめぐるのは物凄くハードです!!!
ということで続きは次回。
コメント
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