カワイイ&コワイ 日本全国の郷土玩具が大集合『痴娯の家』(柏崎市)

新潟県

こけし・お面・人形をはじめとした日本各地の郷土玩具がところ狭しと並べられたコレクションミュージアム。カワイイだけでなく、ちょっとコワイものまで、とにかくたくさんの玩具に出会うことができる場所です。

訪問日:2018/5/4(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

郷土玩具のミュージアム

最近少しだけ「郷土玩具」に興味があります!

伝統工芸の魅力って、知識が無いとちょっとわかりにくいものです。しかし、郷土玩具となると、モチーフがかわいかったりギミックがあったりとたんに取っつきやすくなります。考えてみれば、子供のために作られた玩具(おもちゃ)。わかりやすくて当たり前ですよね。

そんな郷土玩具を集めたミュージアムがあるということで、柏崎市までやってきました。

こちらが痴娯の家(ちごのや)。「柏崎コレクションビレッジ」内にあり、となりには「黒船館」と「藍民芸館」が軒を連ねています。

気になるのは独特なネーミング。名付けたのは、児童文学者の巖谷小波氏であり、玩具に痴(よいしれ)、娯(たのしむ)という意味が込められているそうです。

あふれる郷土玩具

館内はあふれんばかりの郷土玩具で埋め尽くされています。

こけし、お面、土鈴、張り子など様々なジャンルの郷土玩具たちがびっしり。都道府県ごとに分けられているため、地元を探したり、地域ごとに見比べたりと楽しむこともできます。

ここに展示されている郷土玩具は、柏崎出身の岩下庄司氏が汽車で全国をまわって集めたもの。5万点にも及ぶコレクションの中から、1万点を展示しているそうです。

館内はそれほど広くなく、解説は少なめ。さっと見るだけなら15分程度でも見れてしまうコンパクトな施設です。

カワイイ郷土玩具

たくさんある郷土玩具の中には、今の感覚で見てもカワイイと思えるものもたくさん。

柏崎の「三角だるま」。下部が重く作られているので、倒しても起き上がる起き上がり小法師になってます。ハの字のまゆ毛は、困っているみたいな表情でとってもユニーク。

秋田県の「しんこ細工」。なにか樹脂のような不思議な質感の正体は、なんとお米の粉。木や紙、粘土などが多い郷土玩具において異彩を放っています。保存がタイヘンらしいです。

飛騨高山の「丸い人形(仮)」もかわいらしい姿。これについては詳細は不明です。調べて見たのですが、上手く見つけることができませんでした・・・。「まよけ人形」というのが似てる気がします。

コワイ郷土玩具

かわいいだけじゃないのが郷土玩具。和歌山県の「首人形」は、そのままでもコワイのに、下に出ている竹の棒を引くと眉毛が動くというギミックつき。

目にくぼみのある白い生首が大量です。「Clay Doll of Takamatsu」と書かれていますが詳細は不明・・・。

怖い郷土玩具として知名度が高いのは佐渡島の「のろま人形」。佐渡の伝統的な人形劇に登場する4人の登場人物の首人形なのですが、カラフルな生首が連なる様はやっぱりこわい。

青い目の人形とは

日本らしい雰囲気の中、ちょっと目立つ洋風人形。こちらは青い目の人形のナオミちゃんとミルドレッドちゃん。

1927年、日本との親善活動の一環として「青い目の人形」と呼ばれる人形がアメリカより寄贈されました。12,789体もの人形たちは、日本各地の学校などに届けられたそうです。

その後、ほとんどの人形たちは戦時中に処分されてしまいました。しかし、戦災を逃れた人形約300体は、日本各地で現在も大切に保管されているそうです。旅行がお好きな方は、きっとどこかで出会えるはず。

なお、青い目の人形に対し、「答礼人形」として日本からは市松人形が送られました。人形たちは都道府県や都市の名を冠しており、例えば茨城県は「筑波かすみ」、静岡県は「富士山三保子」など、まるでご当地萌えキャラのようなステキな名前が付いてます。そんな中、岐阜県の人形の名前は「ギフ子」・・・。ストレートすぎるネーミングが驚愕です。

アクセスと営業情報

開館時間 9:30~17:00
休館日 水曜、12月〜3月の第3金曜
料金 500円
公式サイト http://www.colle-vill.com/chigo/

※掲載の情報は2023年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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