小高い丘の上に広がるお花畑「あわじ花さじき」は、海をのぞむロケーションと、季節によって変わる様々な花景色が魅力のフラワースポットです。様々な品種の花が植えられており、2021年からはオリーブの千年樹も仲間入りしました。
四季の花が楽しめる
淡路市にあるあわじ花さじきは、海を見渡す小高い丘の上に広がる、開放的なフラワーガーデン。
春はナノハナ、夏はヒマワリ、秋はコスモス、冬はストックなど、季節に合わせて咲く様々な花が植えられており、いつ訪れても彩り鮮やかな花景色を見ることができます。
入園料はなんと無料!県立公園なため料金が安い、というのはありますが無料はかなりの太っ腹。受付などもないため自由に見学することができます。ただし、開園時間は9:00〜17:00と決まっているので、そこだけご注意くださいね。
秋を盛り上げるサルビア
8月中旬から11月上旬にかけて、園内をメインで彩っているのはサルビア。真っ赤なサルビアの花は、まるでレッドカーペットのように丘の上を伸びて行きます。
赤色が一般的なサルビアですが、ここでは白いサルビアの姿も。赤いサルビアと添うように植えられており、紅白のラインを描く。
こちらの青紫の花も実はサルビア!ブルーサルビアと呼ばれる種類なのですが、ぱっと見ラベンダーかと思いました。
サルビアについて調べていると、お料理でお馴染みのハーブ「セージ」についての情報がたくさんでてきます。初めて知ったのですが、セージはサルビア属に含まれており、和名は「ヤクヨウサルビア」というらしい。さらに、英語ではサルビア属全体をセージと呼ぶらしい。・・・・私は考えるのをやめた。
(細かい用途の違いはありますが、基本的にサルビア=セージと捉えてしまっても問題なさそうです!)
その他に見られた花
セロシアアジアンガーデンやノゲイトウホルンといったケイトウシリーズが植えられた花壇。とっても華やかな一角です。
三沢バーベナは5月下旬〜7月上旬に咲く花。9月下旬の訪問でしたが、まだ少しだけ咲いている花がありました。
この濃いピンクの花はおそらくセンニチコウ。ポンポンとした花がかわいらしい・・・と思ったのですが、ピンクの部分は実は苞(ほう)という葉が変化したもの。実際の花は、苞のすきまにとても小さく咲いています。
絶景の空中回廊
あわじ花さじきは2020年3月にリニューアルしたばかり。その際に新設されたのが、こちらの空中回廊。高い柱で支えられたコンクリート製のデッキで、園内を高い位置から見渡すことができるのです。
実際に歩いてみると、吹き抜ける海風が何とも心地よい。今回は花の切り替えシーズンのため空白のスペースも目立ちますが、タイミングが良いと大地を埋める花景色を拝むことができることでしょう。
少し雲がでてきたかなと思っていたら、気が付けば霧の世界に・・・!海が近いためか、あっという間に濃霧に包まれてしまいました。こればっかりは運ですが、サイレントヒルな光景も神秘的でアリかもしれません。
オリーブの千年樹
あきらかに風格のあるこちらの古木はオリーブ。四代目 金岡又右衛門という兵庫県出身の園芸家が、淡路花博のシンボルツリーとしてプロデュースしたもの。
その樹齢はなんと1000年!スペインからやってきたというこのオリーブ、まさかこの歳で遠く離れた日本の離島に来るなんて考えもしなかったことでしょう。「物凄く重な木ではないのかな・・・?」と思ったのですが、スペインの北東部には千年樹のオリーブが群生している地域があり、その数はなんと6,000本を超えるそう。
なお、淡路島のすぐ近くにある小豆島にもスペイン産の千年オリーブが植えられているようです。小豆島はオリーブが有名な島なので、千年オリーブがあるのはとっても自然です。
さらに調べてみると、三重県桑名市のなばなの里や、大阪府枚方市にある霊園・千年オリーブの森にも、スペイン産の千年樹が植樹されているそう。もしかしたら、日本国内にけっこうあるのかもしれませんね。
アクセスと営業情報
神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICから約12分。駐車場は有料ですが、1回200円とお手頃価格です。
周辺には「国営明石海峡公園」「淡路夢舞台」とフラワースポットが集中しています。全部一気にまわってみるのも楽しそうです!
開園時間 | 9:00~17:00 ※季節によって変動あり |
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休園日 | 年末年始 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.hyogo-park.or.jp/hanasajiki/ |
※掲載の情報は2021年11月時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
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