お一人様でも楽しめる?『淡路ワールドパークONOKORO』(淡路市)

淡路島

淡路島にある遊園地。基本は複数人でワイワイ楽しむのに適したスポットですが、ミニチュアで再現された世界の名所や遺跡のレプリカなどアカデミックな展示があるため大人でもまったり楽しむことができます。今回は一人カラオケならぬ「一人ONOKORO」に挑戦してみました!

訪問日:2021/9/22(水)

淡路島の遊園地

淡路ワールドパークONOKOROは、淡路島の真ん中あたりにあるテーマパーク。塩田新島という埋立地にあり、海を臨む開放的なロケーションに建てられています。

園内にはジェットコースターや大観覧車などのアトラクション、ジップラインやアクアチューブなどのアクティビティがそろう。ぱっと見る限りでは、お子様がメインのターゲットといったラインナップが並んでいます。

そんな子連れファミリー向けのスポットですが、今回私は淡路島旅行の過程で訪問してみました。

もちろん1人で。

実際に歩いてみたところ、大人でも楽しめるポイントがたくさん。今回はそんな「一人ONOKORO」をテーマにお送りしたいと思います!

ONOKOROは、入園券単体(1,400円)とフリーパス付入園券(4,400円)の2種類のチケットがあります。アトラクション目当てじゃなくても入園しやすいのが嬉しいです!

ミニチュアワールド

まず最初に向かったのは、園内奥地に広がるミニチュアワールド。1/25のサイズで再現された世界の名所が並んでおり、これぞワールドパークといったエリア。

まず目に入るのはフランス・パリの凱旋門。彫刻など細部にわたってしっかりと再現されています。高さは2mほどで、中を通り抜けることも可能。巨人みたいな面白い写真が撮れそうです。

ニュージーランド南島のクライストチャーチ大聖堂の前では、人々が集まっておりなんだかにぎやか。どうやらウエディングが行われているようです。人々のポーズはもちろん、屋根の上にいるネコも気になります。

中国の万里の長城。ミニチュア系テーマパークではおなじみの巨大な城郭。その総延長は21,196kmと言われています。1/25にしても847kmというとんでもスケールなので、再現されているのはごく一部だけ。

白い城はノイシュヴァンシュタイン城。その外観から、白鳥城とも呼ばれています。他のミニチュアとは異なる場所で木々に包まれており、なんとも幻想的な出で立ち。

リアルに再現されたミニチュアは見ごたえ充分。エリア自体の雰囲気も落ち着いているので、一人ONOKOROするならきっとここがメインになることでしょう。

遺跡の世界

遺跡コーナーでは、世界の古代文明から5体の彫刻がピックアップされてレプリカが展示おります。ミニチュアワールドのすぐ隣にあり、延長線で楽しめるエリアです。

メキシコの巨石人頭像。紀元前1500年頃メキシコに現れたオルメカ文明の遺跡で見つかった石像です。オルメカ文明は巨石や宝石の加工技術を持っており、数学や暦も発達していました。その技術や知識は、後のマヤ文明へと引き継がれていきます。

唐突に表れるのは、約70年にわたり王位を務めたファラオ・ラムセス2世。サイズは1/4のちょっぴりミニチュア。直立不動の姿勢は、隣に並んで記念撮影したらとっても楽しそう!(一人なので私には勇気がありませんでした・・・!)

童話の森

様々なおとぎ話のワンシーンが立体で表現された童話の森。テーマは子供向けな雰囲気ですが、実際に木々が植えられた森の中を歩いてめぐるので、大人一人でもそんなに抵抗はありません。

イギリス民話の「ジャックと豆の木」。再現されているのは、天空に住む大男から逃げるクライマックスのシーン。手を伸ばす様子がかなり躍動感あります。

アラビアンナイトからは「アリババと40人の盗賊」が。岩に開いた扉の前に立つシチュエーションは、かの有名なワード「開けゴマ」が唱えられているところですね!

水辺に浮かんでいるのは「おやゆび姫」。笑顔のカエルに囲まれて楽しそうな雰囲気・・・かと思いきや、実はこのカエルは誘拐犯なのですよね!

こんな感じで全部で8話の童話の世界があります。名前は覚えているけどストーリーは曖昧になっているものばかりで、童心に返った気分で楽しめました。

北前船・辰悦丸

園内中央、白いテントの中には大きな木造船の姿。これは江戸時代に活躍した北前船「辰悦丸(しんえつまる)」。1985年に大鳴門橋が開通し四国と淡路島が陸路でつながったことを記念に開かれた「くにうみの祭典 淡路愛ランド博覧会」に向けて復元されたものが、ONOKORO内にて展示されているのです。

その傍らに立つ像は高田屋嘉兵衛。江戸時代後期の明和6年に淡路島に生まれた嘉兵衛は、全国に海運を開いたり、北海道への北方航路の開設、日露の親善にと尽力。「海運王」と賞される人物です。彼は50歳にして淡路島に帰ってきてからも、私財を投じて島の発展に尽くしました。

さらに、辰悦丸の隣には想い出シネマ館という、1950〜70の映画チラシが展示されたノスタルジックな展示室も。私は全然知らないものばかりだったのですが、世代の方には刺さりまくるんだろうな。

そんなところで一人ONOKOROはおしまい。おひとりさまでも、アトラクションに乗らなくてもなかなか楽しめました!とりあえず、ミニチュアに興味がある方でしたらそれなりに満足できるんじゃないかなと思います。

アクセスと営業情報

神戸淡路鳴門自動車道の津名一宮ICより約15分。駐車場は無料で利用できます。
JR三ノ宮駅にある神姫バス神戸三宮バスターミナルから直通バスも出ています。所要時間は約75分で、入園券がついた往復チケットも販売しているようです。

開園時間 3~9月:9:30~17:30
10~2月:9:30~17:00
※平日は通年10:00~
休園日 水曜 ※時期により変更あり
料金 入園料1,400円、入園料+のりものフリーパス4,400円
公式サイト https://www.onokoro.jp/

※掲載の情報は2021年11月時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

 

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