アクアリウムとアートの融合をコンセプトにした都市型水族館。映える空間が広がる館内は、写真に撮るたくなるポイントがたっぷり。マニアックな生き物も多数展示されているため、生物メインの方でもしっかり楽しめます。
都市型のアクアリウム
アトアは2021年10月にオープンした神戸ポートミュージアムに入る都市型水族館。
てっきり大きなショッピングモール施設の一角にある水族館かと思いきや、この神戸ポートミュージアムは1階がフードホール、2階は全フロアがアトアという施設。ほぼ戸建て水族館みたいな感覚です。
入館券には1階フードホールで使える食事券とのセット券もあります。ちなみにこの食事セット券の名前は「ナイトミュージアムセット券」。ちょっとだけイメージしづらいですね。
営業時間は基本的に10:00~20:00と他の観光施設よりも長めの設定。スケジュールの最後にするのもおすすめです。
華やかなアート空間
館内へ進むと、薄暗い中きらきらと照明が輝くファンタジックな空間。「CAVE はじまりの洞窟」と名付けられた空間は、一気にアトアの世界へと引き込みます。
「FOYER 探求の室」では、オーバーハング水槽が登場。現代美術館を連想させるコンクリート仕立ての水槽には、レッドテールキャットやピラルクなど大型の淡水魚が悠々と泳いでいます。
すぐ側には壁一面に描かれた大きなウォールアート《蛸富士》by Mr. Amazerが。撮影用のカラーウォールに見えて、実は富士山のカタチをしたタコというユニークな作品。なお、こちらは「表蛸」であり、対になる作品、下から見上げた「裏蛸」が四国水族館にあるそうです。(同氏による作品「海の生きものアート迷路」は見つかったのですが、裏蛸についての情報は見つからず・・・。もしかしたら現在は展示がないのかもしれません)
和風な空間である「MIYABI和と灯の間」では、水面を歩いているかのようなガラス床水槽「MINAMO」が登場。ニシキゴイや金魚などが泳ぎ、彩りを添えます。
「PLANETS 奇跡の惑星」に設置されているのは国内最大を誇る球体水槽「AQUA TERRA」。レーザーに照らされる幻想的な水槽内には、サクラダイやキンギョハナダイなどカラフルな熱帯魚がたくさん。
マニアックないきもの
色鮮やかなサカナを中心とした展示かと思いきや、爬虫類や両生類などかなりマニアックな生き物も。
こちらはオキナワシリケンイモリ。アカハライモリによく似ていますが、背中にも模様があるのが特徴です。
南米に棲む大きなトカゲ、ガイアナカイマントカゲ。半水生であり、巻貝などを食べているそう。
アマモという海藻の森をうごめくオオイカリナマコ。まるで動くもの全てを喰らうモンスターのようなルックスですが、あくまでナマコの仲間。その動きは非常にゆったりとしています。
充実のラインナップ
大きなアルダブラゾウガメも多数飼育されています。まるで会合を開いているかのように集まっていますが、きっとエサがあるのではないでしょうか。
最上階となる4F「SKYSHORE 空辺の庭」では、カピバラやカワウソの展示も。すぐ側にはカフェもあり、のんびりひと休みしながら動物観察が楽しめます。
インパクトがあるのはハダカデバネズミ。みんな一部屋に集まって眠っています。哺乳類でありながら体温調節機能を持たない生き物であるため、冷えてしまった場合は群れで集まって体を温めあうそう。
なお、この生き物はしっかりと観察しておくと出口にあるショップに立ち寄ったときに楽しめます・・・!
驚きのアトアチャッター
この水族館の驚きの仕掛けがアトアチャッター。
水槽の奥にキャラクターが映っているのが見えますでしょうか。アニメーション映像がが流れているのかと思いきや、このキャラ喋りかけてきます!
しかも、その内容はリアルタイムトーク。「どの生き物が好きでしたか?」といった内容で話しかけてくるので、答えるとしっかりと会話できるのです。
アトアチャッターのスタッフは4匹、それぞれキャラクターが異なっているそう。凄く新鮮な体験なので、ぜひともやってみてください!
問題作のおみやげ
アトアに来たら見逃せないのが最後に登場するおみやげショップ。ユニークな品揃えで来館者を誘惑しています。
実用性の高いのはポルカドットスティングレイの座布団。水玉模様がかわいらしく、たくさん買って並べたくなります。
ハダカデバネズミのボクサーパンツなんて、おみやげで買ったらよいネタになりそうです。
極めつけはこちら。
ハダカデバネズミのスイートポテト。
ハダカデバネズミをそのままデザインした、リアルすぎるスイートポテト。賞味期限は2ヶ月程度、常温保存でOKなので旅行中でも買って帰ることができます。
これ、かなりユニークなので数日後に記事にしますね!
アクセスと営業情報
三宮駅から徒歩18分、元町駅から徒歩15分。駅から少々離れていますが、市街地を歩いて行くのでそれほど苦にはなりません。
歩きたくない方は三宮駅前よりバスに乗り、「新港町」で下車するとすぐ目の前です。
開館時間 | 10:00~20:00 |
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休館日 | 年中無休 |
料金 | 2,400円 |
公式サイト | https://atoa-kobe.jp/ |
※掲載の情報は2023年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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