日本最長の吊り橋である「明石海峡大橋」の内部に、海の上を歩ける遊歩道があるのをご存知でしょうか?海上47mに延びる道には、吹き抜ける風や橋を抜ける車の音、そして下の見えるガラス床が。スリル満点な海上ウォークが楽しめます。
日本最長の吊り橋
JR舞子駅を降りると、目に入るのは海の向こうへと続いて行く明石海峡大橋。明石海峡を越えて淡路島へと繋がる吊り橋です。
とにかく大きいです!!
橋脚でこのスケールで、目の前に停まったバスがおもちゃに見えるほど。
明石海峡大橋の長さは3,911m、主搭の高さは297mと東京タワーに迫るほどの高さ。近くで見ると、頭に描いていたよりも10倍くらい大きく感じます。この明石海峡大橋は日本最長の吊り橋。かつては世界一でしたが、2022年3月にトルコのチャナッカレ1915橋が開通してその座を譲ることとなりました。
そんな明石海峡大橋、ただ見るだけではありません。橋の下を散策できる舞子海上プロムナードという施設があるそう。ということで、行ってみましょう!
海上プロムナードを歩く
こちらが舞子海上プロムナード。明石海峡大橋の下層部に設置された有料の遊歩道です。
一見するとしっかりとした道に感じますが、よくみると壁面は金網フェンス。海風がびゅーびゅーと吹き抜けます。さらに、橋の上を走る車の振動がガタガタと伝わってきてなかなかのスリル。
進んで行くと突然現れるガラス床!展望施設で良く見かける演出なのですが、ここのガラス床はなんと中央に丸木橋が置かれています。
海上47mの高さで一本橋を渡るのはとってもスリリング。このように置かれていると、絶対丸木橋の上を歩いてしまいますね・・・!
名物グルメがそろう展望ラウンジ
海上プロムナードには、遊歩道以外にも、屋内の展望ラウンジがあります。橋の下にこんな施設があるなんて、何だか不思議な気分です。
ラウンジ内にはレストランTom’s cafeがあり、食事や各種ドリンクを取り扱っています。ちょっと風が冷たかったので「明石焼き」にしてみました。あったかいお出汁でほっとあたたまる、寒い季節にぴったりなメニューです。
他にも、棒ヒレカツが橋のように架かる「明石海峡大橋絶景カレー」や「たこ飯セット」などオリジナリティあふれるメニューを取り扱っています。
橋の科学館
海上プロムナードのすぐ近くには橋の科学館があります。明石海峡大橋の仕組みを伝えるミュージアムなので、あわせて訪問するのがおすすめ。
館内では、明石海峡大橋をはじめとした「本州四国連絡橋」についての展示がたくさん。模型やパネルで橋の仕組みや工事についての展示がされているのですが、ちょっと難しめ。
そんな方のために、体感型の展示も用意されています。こちらの橋のパズルは、巨大な橋がどのようなバランスで保っているのかを学ぶことができます。実際にやってみたところ、バランス取りながら組むのが意外とむずかしい!実際に巨大な橋を工事で造り上げる凄さを実感します。
3D映像コーナーでは明石海峡大橋に関するプログラムを上映中。全部で3つのコンテンツがある中、私が訪問したときは『わたると探検!明石海峡大橋』。
わたるって誰・・・・?
この子です!本州四国連絡橋、すなわち「明石海峡大橋」と「瀬戸大橋」と「しまなみ海道」の3つのルートのキャラクター。趣味はドライブらしいのですが、車に乗れそうもない体型です。
わたると一緒に明石海峡大橋の仕組みを学ぶ、とってもわかりやすい内容でした。
アクセスと営業情報
JR山陽本線の舞子駅より徒歩5分。
開館時間 | 9:00~17:00 |
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休館日 | 12/29~31 |
料金 | 平日:250円/土日祝:300円 |
公式サイト | https://hyogo-maikopark.jp/ |
※掲載の情報は2023年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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