ドラゴンヘッドという中二心をくすぐるネーミングが魅力的な滝。お茶屋さんから見ることができるので、気軽に観賞することができます。実は見えているのは頭だけであることに、ほとんどの人は気がついていない・・・かもしれません。
茶屋から見える滝
華厳滝、裏見ノ滝、霧降の滝など、多数の滝がそろう日光エリア。そんな中でも、駐車場からほとんど歩くことなく見ることができるのが、この竜頭の滝。
滝を見るにはこちらの龍頭之茶屋へと入ります。
奥へ進むと、なんとお店の中から滝が見えるのです!しかも、ここがどこよりもベストビューポジションという仕様。茶屋のメニューを楽しみながら、腰掛けてゆったりと見ることができるという、とってもラグジュアリーな滝なのです。
華厳滝、湯滝とともに奥日光三名瀑にも数えられる滝。夏場の訪問であったため、鮮やかな新緑が滝を彩ります。秋に訪れると、紅葉で赤く染まる姿も見られるそうです。
なにより「竜頭」という名前がカッコよすぎますね!これは、大きな岩によって二分された姿が竜の頭に見えることから名付けられたそうです。どのように見たら竜の頭に見えるか理解が追い付かないですが、かっこいいので深追いはしません・・・!
遊歩道を進んで上流へ
そんなわけで、さらっと見るだけならば滞在時間は一瞬な竜頭の滝。
ここでひとつ問題が!!
すぐ見えすぎて、なんか物足りないのです。
滝といえば駐車場から森の中の遊歩道を歩いたり、滝壺まで山道を下ったりと苦労を伴うことが多いです。いつもならば「もっと楽して見たい」という邪念が生まれていましたが、それも滝を楽しむ上で重要なスパイスであったことを思い知らされました。
ということで、茶屋の側に立つ龍頭観音の脇にある竜頭の滝遊歩道を進んでみることにしました。
滝の上流へと続くのは、舗装された歩きやすい道。途中にはベンチもあるので、ひと休みもできます。
竜頭の橋から見る激流
直ぐ側には勢いのある流れ。水量も多く、これだけでも充分見応えがあります。
上りきると車道が見えてきました。ここまで茶屋から8分ほど。すぐ側に滝上駐車場もあります。すぐ見えて物足りなくなるのを回避するならば、ここに停めて滝を目指すと満足感が高まりそうです。
車道である竜頭の橋からは、滝へと続く流れが見えます。岩場を縫うように流れる白い水しぶき。この黒い岩は、太古の昔に男体山の噴火によって流れ出た溶岩であるそう。
流れる先にはちらっと中禅寺湖も見えます。この流れは竜頭の滝となり、中禅寺湖に注いでいるのですね。
そういえば竜頭の滝の大きさデータって書いてませんでしたね。ということでWikipediaを見てみると、そこには「全長210m」の記載が!今まで歩いてきた道の脇を流れていた激流も、この橋から見えている流れも全て竜頭の滝でした!
物足りないなんて言ってすみませんでした!!
全長210mと考えると、先ほど茶屋から見えていた2つの滝を「竜の頭」に例えるというのもとってもしっくりきます。
理解が追い付かないなんて言ってすみませんでした!!
ひみつのパワー丼
さて、遊歩道を折り返して茶屋に戻ってきたところで急におなかが空きました!
ここではゆばうどん・そば、山菜ごはん、名物のお雑煮など食事メニューがそろっています。夕方17:00くらいまで営業しているので、遅めの昼ごはんや早めの夕食にすることも可能。
気になったのはこちら。ひみつのパワー丼!?
これ、めっちゃ美味しいです!
ピリ辛豚肉とニラを使っ・・・おっとヒミツでしたね。
アクセスと駐車場情報
ということで、非常に長い滝であるため、どこから見るかによって最寄りの駐車場が変わります。下から見る場合は「龍頭之茶屋」へ、上から見る場合は「滝上駐車場」に停めるのがおすすめです。
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