デジタルコンテンツが多数集まったヤンマーによるミニミュージアム。「お米の性格診断」をはじめ、遊びながら楽しく農業について学ぶことができます。同フロアに入ったSAKEICEの日本酒アイスもおすすめです。
立ち寄りやすいギャラリー
YANMAR KOME GALLERYは、八重洲に建つヤンマー東京支社の1階に広がる展示室。お米や農業について楽しく学ぶことができるスポットです。
東京駅とつながるヤエチカこと八重洲地下街から直結でアクセスすることができ、また開館時間が19:00までと長いのもポイント。1日の最後に訪問するのもおすすめです。
館内には、楽しく学べる体感型コンテンツが多数並んでいます。入口を進むと目に入るこちらの米粒型のモニュメントにてガイダンス映像を見ることができます。
なお、デザインの監修は佐藤可士和氏。「ユニクロ」「楽天」「TSUTAYA」のをはじめ、名だたる企業のロゴを手掛けるデザイナーです。
展示されたトラクターYT357R。その上には稲藁でできたヤンマーの「FLYING-Y」のオブジェ。こちらは茅葺き職⼈である相良育弥⽒の作品であるそうです。
楽しいデジタルコンテンツ
テーブルに埋め込まれたタッチパネルは、なんと「お米の性格診断」。表示される質問に「はい/いいえ」で答えていくと、自分にぴったりのお米を見つけることができます。他の品種との相性チェックもできるので友達やカップルで挑戦してみると盛り上がりそうです。
ちなみに私は「ミルキークイーン」。はじめてきく名前ですが、作付率は0.3%。これは日本で栽培される水稲の割合であり数字が低いほどレアとのこと。これはなかなかのレアを引き当てたかもしれません。
「お米作りの知恵」が学べるゲーム。問題サイコロと知恵サイコロの正しい組み合わせを見つけるといった内容で、農家が抱えるたくさんの問題とそれを解決する知恵を楽しく学ぶことができます。「交流不足」には「祭」、「雑草」には「アイガモ」など、思わずなるほどと言ってしまうような内容も。
こちらは「お米の料理マップ」。日本の「赤飯」、イギリスの「ケジャリー」、インドの「ドーサ」、スペインの「オルチャタ」など、世界中のお米料理がずらり。マイクに向かって声で注文すると、選んだお米料理が出来上がる様子を見ることができます。なかなかお腹が空くコンテンツですが、八重洲界隈は世界各国の料理のお店があるので、ものによってはその足で実物を食べに行くことができるかもしれません。
お米作り発展のヒストリー
5面ディスプレイに映し出されるのは「お米作りの発展」。クワで耕したり鎌で刈り取ったりしていた手作業の時代から、機械化が進み発展していく様子を5つの時代区分でアニメーションとともに解説してくれます。
1933年ヤンマー創業者山岡孫吉が発明した小型ディーゼルエンジンが登場、1963年にトラクターが開発されます。歩行式田植え機、バインダー、乗用田植機、コンバインと次々に機械が発展していく様子はわくわくします。
2020年にはタブレットを使ってトラクター操作、さらにドローンで農薬や肥料散布なども行う「スマート農業」が進んで行きます。
過去から現代、さらに未来まで感じさせる作品で見応え抜群。アニメの絵柄もそれぞれの時代を反映させたようなデザインになっており、非常に凝った仕上がりでした。
併設のショップも見どころ
ギャラリーの傍には、KOME-SHINというショップが入っており、ボトルに入ったおしゃれなお米を販売。様々な産地のコシヒカリ、あきさかり、ひとめぼれなど、バリエーションは豊富です。先ほどの「お米の性格診断」で選ばれた品種に出会えたらラッキーです。
ちなみにここは無人のお店。クレジットカードか電子マネーのセルフレジで購入します。
一度外に出て建物の奥へまわると、SAKEICEというお店も入っています。ここは名前の通りお酒アイスを扱うショップ。「男山」「井乃頭」など様々な銘柄とコラボしたアイスも販売しています。
せっかくなので何か食べてみたい・・・ということで、人気No.1のスタンダードな「日本酒アイス」を食べて見ることに!
甘さ控えめで芳醇なお酒の香り。ちょっと苦みを感じる仕上がりは、これぞ大人のアイスといったテイストです。実際に4%ほどのアルコール度数があり、もちろん年齢制限があります。
お米について学んだ後は、ぜひお米由来の日本酒アイスをぜひお召し上がりください!
アクセスと営業情報
・JR各線「東京駅」の八重洲中央口、八重洲南口、八重洲北口 から徒歩1分※ヤエチカから直結でアクセスも可能です。
・東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋駅」のA3・B1・B3出口から徒歩約6分
・東京メトロ銀座線「京橋駅」の8出口から徒歩約7分
・東京メトロ東西線「大手町駅」B7・B10出口から徒歩約15分
開館時間 | 10:00~19:00 |
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休館日 | 月曜 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.yanmar.com/jp/komegallery/ |
※掲載の情報は2024年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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