レンタルバイクを借りて、島の南半分をぐるっと半周!火山によってできた八丈島には、溶岩由来の独特な景観が広がっています。まずは、南原千畳敷海岸、黒砂砂丘へ!八重根港でシュノーケルもしました。
底土港でレンタルバイク
竹芝桟橋を22:30に出発した大型船「橘丸」は9:10に八丈島へ到着しました。「そこどこ~そこどこ~」と流れる船内放送。最初何言ってるのかと思いましたが、本日の大型船の到着した港「底土港(そこどこう)」のことでした。なお、天候次第では反対側の八重根港に着くこともあるらしいのでご注意ください。
港に到着後、予約していたモービルレンタカーに電話して港へ迎えにきてもらいました。やってきたのは黄色が目立つ送迎車。利用者多数のためマイクロバス1台では乗り切れず、何度かに分けての送迎でした。モービルレンタカーのスタッフは、皆さんとても感じ良いです。
モービルレンタカーのレンタルバイク料金は24時間2,500円(税別)。免責は1日500円。
受付を済ませた後は車庫へ。たくさん並ぶ中から好きなの選んで良いらしい。レンタカーは満車でもバイクはけっこう残っていました。
ここでは大丈夫でしたが、まれに、レンタルバイクを借りる際にテストするショップもあります。操作方法などを試され、ちょっとでも戸惑うと貸してもらえなかったりすることも。普段スクーターに乗らない人は、安全のためにも借りる前にちょっと操作を復習しておくのをおすすめします。
無事レンタルバイクも借りれたので、今回宿泊予定の銀河荘のけいこさんにモービルレンタカーまで迎えに来ていただきました。荷物の整理も終えて、レンタルバイクで八丈島散策へ出発!本日は島の南側、三原山の周りを走ります!
ダイナミックな「南原千畳岩海岸」
最初に向かったのは、南原千畳岩海岸。島の西側に広がる、溶岩がごつごつとした海岸地帯です。長さ500mに渡り黒い火山岩が広がっており、火山島ならではの力強い景観を見ることができます。
黒潮に面しているため、打ち寄せる波も豪快!もし海に落ちたら、激しい波に乗せられ溶岩にぶつけられてしまいます。
海の向こうに見える島は八丈小島。かつては人が暮らしていた島ですが、生活条件の厳しさなどから1969年に島民全員が離島し、無人島になったそうです。
周辺には、関ヶ原の戦いに敗れ、島流しとなった宇喜田秀家と豪姫の像もあります。この二人は、かつての自国である備前国(岡山県)を向いているそう。
気軽にシュノーケルするなら『八重根港』
八丈島に大型船が寄港する港は2つあります。1つは最初に降りた東側の底土港(そこどこう)。もう1つが島の西側にある八重根港(やえねこう)。港のすぐとなりは、テトラポットで区切られた海水浴場があります。
持ってきたシュノーケルを装備してひと泳ぎしていくことにしました!
海までは階段が伸びているので、簡単にエントリーできます。ただし、この階段めっちゃすべります!!手すりにつかまり、一歩一歩しっかり踏みしめて降りてください!
海の中には魚がたくさん!カゴカキダイやツノダシなどのカラフルな魚も泳いでいるので、シュノーケルしても楽しい場所です。
多少波が高くても、テトラポットがあるので安心。区切られた海は、久々に慣らすのにちょうど良いです。屋外ですが冷水の無料シャワーもありました。
あ!着替えもってきてない!!
レンタルバイクの良いところは、濡れたままでも運転できること。濡れたラッシュガード(水着素材の服)のまま跨がって移動です。
真っ黒な砂の世界『黒砂砂丘 』
お次は黒砂砂丘へ!八丈島にはなんと、砂丘があります。しかも黒い砂なのです!黒砂砂丘へ向かうには、島の南側へ抜ける、大坂トンネルを通ります。
この辺りも凄く良い景色でついつい止まって写真撮りたくなります。 左の島は八丈小島、右の山が八丈富士。こう並ぶと、親子みたいですね。濡れた髪も服も、走っていたら乾いてきました。
砂丘の入り口に到着。こちらのにバイクを停めて歩いて行きます。別なところに駐車場もあるようでしたが、来たときは2台くらいここに停めていました。
駐車場からは、地味にきつい上り坂が続きます。ずっと斜面なのでアキレス腱がのびまくりです。途中、ジャリジャリした道へ変わるのですがとっても滑りやすい。一歩一歩確かめながらゆっくりと登ります。
駐車スペースから、およそ10分で黒砂砂丘に到着!!
文字通り、真っ黒な砂丘が広がります!もっと平面的なイメージでしたが、かなりがけっぷち。足を滑らせたら海まで転がってしまいそうです。
砂丘をながめていると、イタチを見つけました!かつてネズミ駆除のために放たれたイタチ。今では数も増えて、島の生態系に影響を与えてしまっているそうです。この一連の流れ、ハブ退治に放たれた沖縄や奄美のマングースととても似ていますね。
このあたりではサソリモドキも見つけました!!サソリのような毒針はありませんが、強烈な匂いの液体を出すらしいです。
このあたりで、突然のスコール!!八丈島は山がある離島なので、流れてくる雲がひっかかりいきなり大雨が降りだすことが多いです。先ほどのシュノーケル後、やっと乾いてきた髪と服はまたも濡れました。
つづきます!
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