もともとは見学可能なガマでしたが、2018年にCAVE OKINAWAとしてリニューアル!気軽に地下空間が楽しめる洞窟として生まれ変わりました。カラー照明や撮影スポットも豊富で、とってもカジュアルな鍾乳洞です。
お手軽な洞窟探検
もともとこの洞窟は「ぬちしぬじガマ」として見学可能なガマでしたが、2018年にCAVE OKINAWAとしてリニューアルオープン。
ブルーシールアイスを販売するパーラーを併設した受付&駐車場。こちらでチケットを買ったあとは、50mほど歩いて入り口へと向かいます。
森の中に包まれた入口。もっと観光的なものをイメージしていましたが、かなり神秘的な雰囲気でどきどきします。
圧巻の地下空間
ひんやりとした空気が流れる洞窟内部。鍾乳洞の全長は約200m、周回ではなく通り抜けタイプのコースです。
洞内はとっても静か。ガイド音声どころか自然の音もほとんど無く、他に観光客がいないタイミングならば、なかなかの秘境を感じることができます。
進んで行くと、すぐに鍾乳洞が連なる広い空間に。天井からたくさんの鍾乳石が生える様子は迫力満点です。
色鮮やかなカラー照明もあり、エンターテインメント性も抜群。随所にフォトスポットを示すマークもあり、写真を撮りたい人も満足できる空間です。
洞窟に入る際は一枚羽織るものを・・・と言いたいところですが、思ったよりも蒸し蒸ししていたので全く寒くはなかったです。ただし、足元が濡れていたり、天井から雫もたくさん。ある程度濡れても大丈夫な服装がおすすめ。
洞内の見どころ
左手前には垂れ下がる赤い鍾乳石、そして右奥には白い鍾乳石。縁起の良い「紅白岩」と呼ばれるこの2つの鍾乳石は、この鍾乳洞のシンボルです。
すべすべした「黄金岩」。触れると黄金に恵まれるという、こちらもまた縁起の良い鍾乳石です。
つややかに輝く「キラキラ岩」は、カルサイトという鉱物でできているらしいです。「希望と成功」という、なんとも輝かしい石言葉が設定されています。このように、名前が付いている鍾乳石は、いずれも非常にポジティブです。
最後、出口付近で上を見上げると、ハート型に空いた穴が!「ハートロック」と呼ばれており、人気の撮影スポット。まるで屋久島のウィルソン株みたいです!ちなみに写真は逆さまにしてます。
命をしのいだ洞窟
「ぬちしぬじガマ」というのは沖縄の方言で「命をしのいだ洞窟」という意味。そこには、2つのストーリーが秘められていました。
1つ目は琉球王国の時代。今帰仁城の王子が戦の末にこの洞窟へ逃げ込んだところ、追手をかわして上手く生き延びることができます。その後、体勢を立て直した王子は、のちに伊波城を築いたという伝承があります。
2つ目は沖縄戦でのできごと。この洞窟には約300人の住民が避難していましたが、1人も命を落とすことなく助かりました。また、 その避難中に男女2人の赤ちゃんが生まれたといいます。
いずれも命をつないだ素敵なエピソード。しかし、どちらも争いがおこった上での話です。今後、このような出来事が起こらないことを祈らずにはいられません。
アクセスと営業情報
那覇空港から沖縄自動車道経由で約50分ほど。「ビオスの丘」のすぐ近くなので、合わせての訪問がおすすめです。
見学所要時間ですが、鍾乳洞内はゆっくり見ても20分ほど。駐車場から洞窟までの移動含めても30分もあれば大丈夫です。
営業時間 | 9:00~17:00 ※土日祝は17:30まで |
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定休日 | 年中無休 |
料金 | 500円 |
公式サイト | https://cave-okinawa.com/ |
※掲載の情報は2022年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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