屋久島 Part 5 ガイドなしで縄文杉トレッキング③ 見所大杉の後半戦(屋久島町)

屋久島・種子島
長い縄文杉トレッキングもいよいよ後半戦。平坦で歩きやすかったトロッコ道も終わり、険しい山の中へと入って行きます。ウィルソン株、大王杉、夫婦杉と見ごたえのある巨木を越えて、ついに縄文杉の姿が・・・!

↓①と②はこちら↓

屋久島 Part 3 ガイドなしで縄文杉トレッキング① 事前計画と持ち物と心がまえ (屋久島町)
屋久島に行ったらほとんどの人が目指すであろう「縄文杉」。しかし、縄文杉までの道のりはなかなかハード。まずは、事前にそろえておいた方が良い装備や持ち物について簡単にまとめてみました!
屋久島 Part 4 ガイドなしで縄文杉トレッキング② 早朝のトロッコ道を進む (屋久島町)
往復10時間を越える長い道のりとなる縄文杉トレッキング。準備もばっちり整えたのでいよいよ登山開始!早朝に宿を出発してから荒川登山バスに乗り、ひたすらトロッコ道を歩いた行程を、時系列とともにお送りします!
訪問日:2016/10/8(土) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

本格的な登山開始

10:30 大株歩道入口出発

軽くご飯も食べ終え、大株歩道へ入ります。これまでは平坦なトロッコ道でしたが、ここからは急に険しくなります!トレッキングシューズで良かったと思った瞬間です。

10:50 翁杉

大株歩道で最初に出会う名のある屋久杉が、こちらの翁杉。かつては縄文杉に次ぐ太さを誇る屋久杉でしたが、2010年に倒れてしまったため切り株の姿になっております。いつか縄文杉もこのような姿になってしまうのでしょうね。

ウィルソン株の中へ

11:00 ウィルソン株

有名な屋久杉がそろった縄文杉コースですが、縄文杉に次いで有名なのがウィルソン株。外から見ると先ほどの翁杉と同じ切り株に見えますが、このウィルソン株は人が中に入ることができます。中に入って上を見上げると、木々がざわめく空が広がります!

そして、ある角度から見上げると・・・・ハート!!!ウィルソン株といったらコレですね!

通常は大混雑するというこのウィルソン株。遅めの出発のおかげで他の登山客の姿は無く、ほぼ貸し切りウィルソン株でした。印象的な「ウィルソン」という名前ですが、調査に携わったイギリス人の植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソンからきているそうです。

なお、ウィルソン株周辺もちょっとした休憩スポット。ツアーの方の多くは、ここでお弁当にしてました。

ウィルソン株を越えた後は、通称「心臓破りの1~3丁目」という縄文杉コースで一番の難所となります。足場は悪くないのですが、登りが多くヒザにこたえます。休憩スポットや水汲み場が随所にあるので、休みながらゆっくり進むのが良さそうです。

大王杉と夫婦杉

11:40 大王杉

ウィルソン株から歩くこと約40分、巨大な杉が見えてきます。こちらは大王杉という名の屋久杉で、縄文杉が発見されるまでは、屋久島最大といわれていました。

太さや高さに目が行ってしまいますが、注目すべきは根っこの部分!なかなかの急斜面にへばりつくように生えています。根本の上端と下端では、なんと5mも落差があるそうです。

12:05 夫婦杉

縄文杉コース、最後の屋久杉は夫婦杉。2本の屋久杉が手を繋ぐように聳えております。

「夫婦が互いに手をとりあっている」という人もいれば、「夫が妻を引っ張っている」という人もいます。はたまた「妻が夫をどついてる」という人も・・!

見る人それぞれの夫婦感が試されますね。

さあ、ここまで来たらゴールはもうすぐ!

ついに縄文杉に到着

夫婦杉を越えると、縄文杉への入口。進んで行くとウッドデッキへ。

12:30 縄文杉
登山スタートから約6時間、ついについに縄文杉に到着しました!

まさか本当にこの目で見ることができるなんて・・・・!

最大級の屋久杉で、その樹齢は2,700年と言われています。2,700年前となると、文字通り縄文時代からこの地で生きて来たということになります。古代ロマンがあふれてきました!

ウッドデッキが2段階となっていますが、いずれ近い方は撤去される可能性があるとか。この角度からの縄文杉は見ることができなくなるかもしれません。

遅めの出発が良かったのか、人もそこまで多くなく、ゆっくりと縄文杉を見ることができました。さて、長い道のりを帰ります!

見えるものが変わる帰り道

12:50 下山開始

来た道をそのまま下山。ひたすら歩くだけかなと思いきや、下りだと見える物が変わってきます。

登りは見逃してしまっていたメデューサの木を見つけることができました!もう見たまんまメデューサです。より日光を受けるため、こんな風に枝を広げているのだそうです。

縄文杉コースには、名前こそついていないものの面白い木がたくさん!それぞれに名前を考えながら歩くのもまた楽しいです。

「ウィルソン子株」も見つけました!立派なウィルソン株になれると良いね。

 

14:50 大株歩道入口

険しい山道も終わり、大株歩道入口に到着。ここで30分ほど休憩していきます。バックパックから縄文杉ビニール袋が出てきました!似てませんか・・・?

16:35 小杉谷橋

橋の下の川原で休憩してる人がいる!めっちゃ羨ましい!

行きは気づかなかったのですが、古いトロッコが横たわっていました。こんな存在感あるのに見逃していたなんて・・・。

無事にゴール

17:30 荒川登山口

荒川登山口に帰ってきました!!6:45に登山開始してから、約11時間の道のりでした。

屋久杉自然館までのバスを待っている間、おじさんがいろいろお話きかせてくれました。

今日の登山客は300人で、この時期にしては三連休効果で多い方とのこと。でも、5月は800人くらい、最盛期はなんと1,500人になることもあるそう。

繁忙期は、トイレ1時間待ち、縄文杉も1時間待ちなんてことも!縄文杉の前でも止まれず、みんな歩きながら写真を撮るしかないなんてこともあったそう・・・。リアル人大杉状態ですね。

17:45 バス乗車

本来は18:00の最終バスを待つはずでしたが、臨時バスがでたのでちょっと早めに帰れました。

レンタカーを停めて置いた屋久杉自然館に到着。長い長い一日でした。5日間の屋久島旅行は本日が2日目。明日は、レンタカーで島内観光に行こうと思います。

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