奥飛騨温泉郷の1つ平湯温泉で飛騨牛を食べるなら「あんき屋」がおすすめ。入りやすい雰囲気とリーズナブルのお値段で、とろっとろの飛騨牛を気軽に楽しめます。大きな葉っぱの上で肉を焼く郷土料理・朴葉みそも一緒に味わうことができます。
気軽に入れる飛騨牛の店
岐阜県を代表するグルメといえば飛騨牛!飛騨地方で飼育されている黒毛和牛で、きめ細やかな肉質と上質な霜降りが特徴のブランド牛です。
飛騨に来たらぜひとも食べてみたいのですが、高級食材のため敷居が高いイメージ。一人旅だとちょっとハードルが高いです。
そんなときにおすすめなのが、平湯温泉にあるあんき屋。平湯ICのすぐ目の前にあるため、アクセスは抜群。無料駐車場も多数あります。
古民家風の店内は、とっても入りやすい雰囲気。席数も多いため、お一人様でも気兼ねなく利用できます。
余談ですが、「岐阜県内で14ヶ月以上肥育」という定義のため飛騨に限らず岐阜県内産の黒毛和牛なら飛騨牛と呼ばれます。なお、その中でも等級が基準外の物は「飛騨和牛」と呼ばれ区別されているそうです。
バリエーション豊富な飛騨牛メニュー
あんき屋の名物は飛騨牛鉄板焼。牛肉と野菜を特製のタレで蒸し焼きにしたメニューです。お値段は定食が税込みで1,500円(税込)と、非常にリーズナブル。
もう一つの名物が、飛騨牛朴葉(ほおば)みそ。飛騨牛のロースを味噌で焼くというメニューで、お値段は定食が2,350円(税込)と鉄板焼よりもワンランク上です。
ううむ、迷いますがせっかく来たのでここは朴葉みそにしてみよう!
なお、飛騨牛カレーや飛騨牛コロッケなど、お手軽な飛騨牛メニューもあります。さらに、奥飛騨しょうゆらーめんやジンギスカンなども・・・!バラエティに富んでいるため、大人数で訪問しても様々なニーズに応えてくれそうです。
とろっとろの牛肉
固形燃料による火にかかった飛騨牛朴葉みそ定食が到着。立ち込める湯気とジュージューという音、そして味噌が焼ける香ばしい香りが広がります。
うーん、このつやつやな牛肉が食欲をそそります。せっかくの飛騨牛なのでちょっとレアな焼き加減でいただきます!
やわらかくジューシーな食感、とろっとした脂がたまりません。幸せです。味付けの味噌はけっこう甘口。塩辛いのが好みの方は卓上に置かれた塩を追加すると味が引き締まります。
郷土料理・朴葉みそとは
このお肉の下に敷かれている大きな葉っぱは、飛騨地方に多く自生している朴の木の葉。
この葉っぱの上に味噌と薬味・山菜・キノコなどを乗せて焼くのが「朴葉みそ」という飛騨高山に伝わる郷土料理です。もともとは、冬期に凍ってしまった漬物を朴葉の上に載せて火にかけ解凍、そこに味噌を加えて食べたのがはじまりといわれています。朴の葉は火に強く、またお皿ほどの大きさがあるため、このようなメニューが生まれたそう。
従来はご飯のお供的なポジションの料理でしたが、観光向けに野菜や肉をのせたものが生まれて行き、メインディッシュとしての立ち位置に付くことも多くなってきました。
飛騨牛の下には、味噌味がたっぷり染み込んだ山菜やキノコが・・・!きっとこれこそが元祖朴葉みその姿なのでしょうね。
アクセスと営業情報
あんき屋は、平湯温泉を代表する温泉施設、ひらゆの森が経営しています。ひらゆの森からは徒歩10分ほどのところにあります。
平湯温泉バスターミナルや平湯ICからもすぐ近くにあり、日帰りで温泉に来た際の夕食スポットとしてもおすすめ。上高地や乗鞍高原で山歩きした後、こちらで夕飯&平湯温泉入浴なんて鉄板コースではないでしょうか。
営業時間 | 11:00~20:00 冬季は8:00~17:00 |
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定休日 | 水曜 |
公式サイト | http://hirayunomori.co.jp/dining02.html |
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