空港近くのおしゃれシーサイドモール『瀬長島ウミカジテラス』(豊見城市)

沖縄本島周辺の離島

那覇空港の近く、瀬長島にあるウミカジテラスは、飲食店やショップが集まるショッピングモール。白く塗られた壁や階段状のデザイン、オープンテラスのカフェなど、雰囲気全開なおしゃれスポットです。沖縄らしいお店もそろっているので、旅行で来ている人も充分に楽しめます!

2018/10/7(日)

空港最寄りの瀬長島

沖縄南部にある豊見城市(とみぐすくし)の離島、瀬長島。島といっても海中道路で繋がっているため、車で気軽に行くことができます。

地図を見ていただけると一目瞭然なのですが、那覇空港がすぐ近く。というか、ほぼ隣接しているといっても過言ではないくらいの島です。

そんな人通りの多い地域にあるためか、島内はホテルやBBQ場が並び、レジャーリゾート化が進んでいます。

真っ白なシーサイドモール

瀬長島の中でも特に近年話題となっているのが商業施設ウミカジテラス。本島とつながる海中道路から見ると、島の一番奥地にあります。といってもたった1.8kmと小さな島なので、車だとあっという間。

ウミカジテラスはとても立体的なショッピングモール。テラスの名の通り、階段状に店舗が並んでいる特徴的なスタイルをしています。

地中海の街並みのような白く塗られた壁が特徴的で、非常に雰囲気抜群のスポット。どこを切っても写真映えするため、若者を中心に人気を集めています。2階バルコニーやロフトといった構造が好きな私みたいなタイプの人間は、歩いているだけでわくわくしてしまうのでは・・・!

豊富なラインナップのショップ

おしゃれなカフェや軽食のレストランが立ち並ぶウミカジテラス。商業施設ときくと全国チェーンがひしめき合うイオンモールのようなイメージがありますが、ここには沖縄らしいお店もたくさん。

沖縄産の素材を生かしたスキンケアショップ「SuiSavon -首里石鹸-」や体験もできる三線屋「にふぇ~堂」など、沖縄観光で立ち寄るのにもおすすめです。

こちらは47store。47都道府県の美味しいものを集めたご当地ショップですが、割合としては沖縄各地の名産が多い印象で、たまに他県のものもある、といったバランス。沖縄みやげのお店と考えてもばっちりです。

バリエーション豊かな飲食店

カフェやレストランなど、飲食店は全部で30店舗も入っているのが特徴。ほとんどのお店にはテラス席があり、オープンでとっても入りやすい雰囲気なのもポイントです。

ステーキ、ハワイアン、韓国料理など、そのバリエーションは非常に豊か。沖縄そばやタコライスなど、ご当地感あるラインナップもそろっています。

迷いに迷った挙げ句、Eightman’s SEABURGというサカナのハンバーガー屋さんへ。ウミカジテラスの4階にあるため、座席は開放感抜群!海の向こうは那覇空港の滑走路。降り立つジェット機を横目に見ることができます。

こちらがフィッシュフライのハンバーガー。カリカリのバンズとサクサクのフライ、そしてフライの中に1cm角のイカも入っており、いろいろな食感が楽しめるハンバーガー。ニンジンもカレー風味でとっても美味しい!

そして、こちらのサルサソースをのせれば、さらにシャキシャキ感がプラス。爽やかな酸味も加わりなんともいえない幸福感につつまれます。

沖縄ではレアな温泉も

ウミカジテラスに隣接するカタチで、琉球温泉龍神の湯という温泉施設もあります。名物の「立湯露天風呂」からは那覇空港を発着する飛行機やケラマ諸島を全裸で見ることができるらしい。なんだかロマンありますね。

お値段は平日1,360円/土日祝1,570円(※2021年7月情報)とちょっと高めなのが難点ですが、私の経験からすると高めのお風呂はあまり混雑せずゆっくりできることが多いです。

ウミカジテラスには沖縄では超珍しい足湯もあります。龍神の湯と同じ源泉をひいており、濁ったお湯が印象的。入浴予定が無い方は、ここでちょっとだけ体験してみるのも良いですね!

サンセットスポット

ウミカジテラスは瀬長島の西側に位置しているため、絶好のサンセットスポット!海原を赤く染めるオレンジ色の夕陽は、なんとも感動的です。

そんな夕日を見るためか、ウミカジテラスの目の前の海辺はカップルだらけ。そして周辺は路上駐車ばかり。特に禁止されているわけではなさそうです。

さらに、日が落ちるとウミカジテラスはさらに魅力的に輝きます。観光雑誌などでよく見かける写真ですが、このアングルからは空でも飛べない限り見れないのがちょっと残念。

瀬長島の悲しい歴史

空港に近い、レジャー施設が多い、といった特徴だけみると、まるで埋立てて造られた人工の島のようにも見える瀬長島。しかし、この島は古来より記録に残る歴史ある島なのです。

琉球神話によると、琉球の国を創ったアマミキヨの子「南海大神加那志」が最初に住んだといわれる島。その後は按司(あじ=地方の支配者、もしくは王族)が住みグスクが作られたり、御嶽(うたき=聖地)が置かれたりと、人々にとって非常に重要な役割の島でした。

久高島のように聖なる島であったのですが、その歴史を大きく変えたのが第二次世界大戦。沖縄本土決戦の際、瀬長島はアメリカ軍によって占領されてしまいます。終戦後はアメリカ軍に接収され、住民は島外へ移住、弾薬庫などが置かれます。

1977年、住民の努力の結果、ついに返還が叶います。しかし、グスクは破壊され地形は変わり、その姿は大きく変わっていました。

2005年には沖縄振興特別措置法によって「エアウェイリゾート豊見城地域」に指定され、リゾート開発が進められていきます。このウミカジテラスをはじめ、グランピング施設やBBQ場も作られ、現在のレジャーアイランドの形ができあがっていくのでした。

 

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