ボートで真下に潜入!水上のお堂『浮見堂』(奈良市)

奈良県

奈良公園の南端あたりにある浮見堂は水の上に浮かんでいる風光明媚なお堂。橋を渡って自由に入ることができるので、奈良公園散策のひと休みにぴったり。ボートに乗船すれば水面から接近することもできます。

訪問日:2017/4/15(土) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

水に浮かぶお堂

東大寺、興福寺、春日大社など人気の観光スポットが目白押しな奈良公園。その南はじにある鷺池(さぎいけ)に浮見堂はあります。

檜皮葺で六角形のお堂が池に浮かぶ姿がとても風情があります。24時間無料で開放されており、橋を渡って自由に入ることができます。

内部にはベンチも設置されており、ひとやすみしている方の姿も。なんだか憩いの場といった雰囲気で心が和みます。『堂』とつきますが、仏教色はほとんどなく、趣深い「公園の東屋」といった感じです。

そんなわけで、寺院とは異なりじっくり見学するようなポイントはほとんどありません。わざわざ狙って行くよりは、奈良公園を歩いて散策した際に、ひと休みポイントとして立ち寄るくらいがちょうど良いスポットです。

サクラの名所

奈良公園は桜の名所として知られていますが、この鷺池の周辺も多くの桜が花咲くポイント。春先に訪れることができたなら、随所に花開くサクラの姿を拝むことができます。

4月の半ばごろに訪問したためサクラシーズンはそろそろ終わり・・・かと思いきや、この辺りではまだまだ元気に咲いていました。

浮見堂とサクラの組み合わせは、誰もがカメラを向ける美しさ!

他にも、秋の紅葉とのコラボレーションも人気があります。また、夜間には年間を通してライトアップも開催されています。調べてみたところ、光り輝く浮御堂が鷺池の水面に反射しており、とってもキレイでした!

さらに、毎年8月上旬に開催される「なら燈花会(とうかえ)」では、ロウソクの明かりで幻想的に彩られます。人気のイベントらしく、毎年かなりの混雑となるそうです!

ボートも楽しめる

池の片隅に目をやると、ボートを見つけました!近くの小屋が受付となっており、30分900円で乗船することができます。(※2022年3月時点では1,000円に値上げしたようです)

通常だと10:00から営業開始とのこと。訪問時はまだ9:30だったので、待ってようかなと思っていたところ、特別に早めに乗せてくれました!奈良の人は優しいです。

ほうじ茶カラーの水面にはサクラの花びらが覆うように浮かんでいます。このような状態を、花びらの様子を筏(いかだ)に見立てて「花筏」なんて呼び方もしますよね。

うっかり真下に潜入

ここのボートの魅力は、なんといっても浮見堂を下から見ることができるところ!水面から見上げるお堂は、なかなかの迫力です。

ここで最大のピンチが!ボートの操縦に慣れていないため、止まり方がわかりません・・・。

浮御堂に見とれていたところ、勢いあまって真下につっこんでしまいました。

うっかり入りこんでしまった浮御堂の下部。あれ、ここなんかすごく落ち着きます!秘密基地みたいでわくわくしてきました。

浮御堂へと続く橋の下にも入れます。上手くボートを停めることができれば、橋の上を歩く人には全く見えないポジションにも隠れることができます。

ここに隠れて奇声を発し、通る人をおどかしたら面白いかも・・・・そんないたずら心が沸き上がってきました。後の妖怪伝説を作れるかもしれませんね。

アクセス情報

近鉄奈良駅から徒歩20分。もしくは近鉄奈良駅より市内循環バスで5分のバス停《春日大社表参道》下車後、徒歩5分。

近鉄奈良駅から歩く場合は、道中に興福寺や奈良国立博物館があります。セットで訪問するのもおすすめです。

 

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