言わずと知れた日本一の高さを誇る東京スカイツリー。地上350mの「天望デッキ」と、そこからさらに100m上がった「天望回廊」、2つの展望台を備えています。チケットには枚数制限がありますので、事前購入がおすすめです!
世界でもトップクラスのタワー
下町の風情が残る墨田区に突然現れる巨大なタワー。ご存じ、国内最大のタワー「東京スカイツリー」。
律令時代の国名「武蔵」の語呂で634mというその高さは、タワーとしては世界最大。建築物としてはアラブ首長国連邦の「ブルジュ・ハリファ」(829.8m)、マレーシアの「ムルデカ118」(680.5m)に次ぐ世界3位という規模を誇ります。
6社のテレビ局やラジオ局の電波塔、日本気象協会や電力中央研究所の研究施設など様々な役割を持つタワーですが、一般人にとってはその圧倒的な高度に設置された展望台としての印象が強い施設。
地上から350メートルの高さにある「天望デッキ」、さらに地上450mの「天望回廊」という2つのパートに分かれた展望台が設置されています。
四季が映るエレベーター
天望デッキに向かうエレベーター「天望シャトル」。40人乗りという大型のエレベーターであり、この規模では世界最速クラスであるそう。主に4基が稼働しており、内部はそれぞれ四季の空をテーマにしたアートパネルで装飾されています。どれに乗るか選ぶことはできず、そのときの待ち行列次第。
行きで乗ったエレベーターは「冬」。白をベースカラーに、ミヤコドリと雲、スカイツリーが描かれています。実は富士山も隠れているので、探して見るのも面白いです。
ちなみに、私は今回で3度目の訪問ですが、毎回必ず「冬」のエレベーターになります。
帰りに乗ったエレベーターは「秋」。祭りをテーマにしており、煌びやかな鳳凰が描かれています。
ちなみに「春」はサクラ、「夏」は隅田川の花火大会がイメージされているそうです。
開放的な天望デッキ
エレベーターで一気に上ってきた天望デッキ。扉が開くとパーッと広がる大きな窓は、思わず声が出てしまうほどの開放感です。
フロア自体もかなり広々としております。床面積は約4,100㎡、収容人数は約2,000人と、展望台としての規模も圧倒的。
窓の向こうには東京の街並みが広がります。隅々まで見渡せるため、見どころはたっぷり。
特に絵になるのはカーブを描いて流れる隅田川。「浅草寺」や「花やしき」のある浅草、X状の不思議な「桜橋」、金色のオブジェが印象的なアサヒグループ本社の「フラムドール」など、川をたどっていくと様々な名所を見ることができます。
富士山や筑波山もばっちり見えるはずですが、ちょっと雲がかってしまい、遠景はあまり見ることができませんでした。でも、この靄のかかったような景色もまた幻想的で良いです。
天望回廊で空中散歩
天望デッキからエレベーターに乗ると、展望フロアの最上階となる天望回廊へとアクセスできます。この天望回廊、外から見るとタワー本体に巻き付いたようなデザインをしています。
内部はスロープ状になっており、引き続き大きな窓は健在。「回廊」というネーミングがぴったりハマる、チューブのようなフロアです。この天望回廊の収容人数は約900人。先ほどの天望デッキに比べると半分以下であるため比較して狭く感じますが、そのせいか「凄く高いところにいる」という臨場感は抜群です。
スロープを進んで行くと、スカイツリー展望台の最高到達点に到着。マスコットキャラクターのソラカラちゃんが教えてくれました。その高さは451.2m。山々と比べるとそれほど高く感じない数値ですが、大都会の真ん中でこの高さに立てるというのは他にはない唯一無二の体験です。
ここからは東京タワーも見えます。常駐しているスタッフのおじさんが「ここから見ると東京タワー小さく見えますよね~。東京タワーもたまには小さいんです!」と教えてくれました。
天望デッキを経由して地上へ
天望回廊からの下りエレベーターは一気に地上へは戻れず、天望デッキのフロア345を経由します。ここはスカイツリーグッズがそろう「スカイツリーショップ」が入っております。
地上への帰りは、その下のフロア340。ここには恐怖のガラス床があります。子どもたちは全然平気で大はしゃぎしてますが、大人の方が躊躇っている感じです。個人的には、高過ぎて逆に怖さを感じなかったです・・!
エレベーターで地上へと戻ると、出口に設置にされていたのはスカイツリーポスト。以前は天望デッキに設置されていましたが、2023年11月時点ではスカイツリータウンの5階に置かれていました。実際に投函することができる郵便ポストであり、天望デッキに置かれていたときは、「建物内にあるポストの中では日本最高所」であったそうです。
ということで一通り巡り終えたスカイツリーですが、とりあえず激混みでした!!
チケットで人数制限をかけているため身動きが取れないほどではありませんが、常に人が押し寄せてくるため全然落ち着かず・・・。あまりじっくりとフロアの探索をすることができません。
祝日の訪問であったためかと思いきや、訪れている人の半分以上は海外からのインバウンド。おそらく平日でも空いてるなんてことは無さそうです。朝一番か、夕食どきの夜ならばもう少し緩和されるのではないかと思います。
チケットは前売りがおすすめ
半蔵門線「押上駅」、もしくは東武スカイツリーラインの「とうきょうスカイツリー駅」から直結のスカイツリータウン内を進み、4階がチケットカウンター。
チケットは「天望デッキのみ」と、「天望デッキ+天望回廊」の2パターンがあります。現地での購入も可能ですが、やっぱり前売券がおすすめです。セブンチケットやアソビューで購入することができる前売券は、現地で買うよりも最大400円ほど安く買うことができます。
また、基本的に当日券・前売券ともにチケットは30分毎の日時指定券になっているのですが、各時間帯のチケット数は上限が決まっています。そのため、現地で購入しようとするともうソールドアウトとなってしまうことがあります。
特に夕方~夜に訪れると、その日のチケットは全て完売となってしまうなんてこともあります。特に、最上部の「天望デッキ」の方が枚数が少ないため、こちらを狙っている方は特に前売券の購入がおすすめです。
ちなみに私は10月末にスカイツリーに上る予定でしたが、先に「すみだ水族館」に行ったところ、夕方には「天望回廊」が売り切れに・・・。「天望デッキ」だけ上るのももったいないので、日を改めてしっかり日時指定券を買ってから向かいました。
当日券狙いの方は、まず一番最初にスカイツリーのチケットカウンターへ行きチケットを購入、その後指定の時間までは「ソラマチ」や「すみだ水族館」で時間を過ごすのが良さそうです。
コラボ企画も多数開催
スカイツリーではアニメやアーティストとのコラボ企画を頻繁に開催しています。訪問した際2023年10月17日〜2024年1月16日の期間は、『ちいかわ☆星ふるスカイツリー』を開催中でした。
エレベーターやフロアの壁にはキャラクターたちが描かれており、フォトスポットもたっぷり。
さらにはコラボカフェ、キャラクターのグリーティング、キャラクターのテーマに合わせてスカイツリーのライティングなど、その内容は盛りだくさん。ちいかわファンにはたまらない内容となっております。
恐ろしいほどの人気を誇る「ちいかわ」。各方面で販売されているコラボグッズは即ソールドアウト、限定ショップなどのイベントは整理券がないと入れないほどのにぎわいを見せています。
もしかして、チケット売り切れや大混雑もちいかわが原因だったのかもしれません!
ヤハヤハ。
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