特別天然記念物トキに会える!『トキの森公園』(新穂)

佐渡島

佐渡島といえばトキ。そしてトキに会うならトキの森公園!ここでは、飼育されているトキをいつでも観察することができます。トキの生態や保護に関する展示を扱うミュージアムも併設されています。

開園時間:8:30~17:00(入園は16:30まで)
休園日:無休(12~2月は月曜)
料金:400円
2017/7/16(日)

佐渡島といえばトキ!

かつては佐渡島だけでなく、本土でも普通に見ることができたというトキ。害鳥とされた歴史すら持つポピュラーな野鳥でした。しかし、羽毛目的の乱獲や、農薬の使用によるエサの減少、土地開発による生育環境の悪化などを原因にその数は激減。隠岐諸島や能登半島などわずかに残っていたトキも絶滅しています。

最終的に佐渡島のみに残っていましたが、それも徐々に減少、1981年に野生の5羽を保護したことにより、野生絶滅となってしまいます。

その後、研究が進み繁殖に成功。現在の佐渡島では、人口繁殖されたトキ70羽以上が放鳥されており、島のあちこちで暮らしています。

佐渡島に来たら、ぜひ見てみたい!しかし、ひろーい佐渡島ではなかなか出会えないもの。そんなときはトキの森公園へ!ここでは、いつでもトキに会うことができます。

駐車場近くの売店では、えだまめソフト、佐渡レモンソフトなどのご当地ソフトが売っていますが、誘惑を振り払いトキへと向かいます。

トキを知る

トキ資料展示館では、トキにまつわるさまざまな資料が展示されています。

入るとすぐにサドッキーのお出迎え。なんとなくタイムボカンシリーズにでてきそうな名前のご当地キャラクター。佐渡島の豊かな自然を胸に抱いています。

じょうろみたいな形のトキのぬいぐるみ。こちらは、大きさ・重さが本物のトキと同じ。思ったよりも重く感じます。

こちら保護されたトキ・「キン」の剥製。推定年齢は36歳。このキンが2003年に命を落としてしまい、日本の野生生まれのトキは絶滅してしまいました。

 

生のトキに会える!

資料館を抜けた先にある観察廻廊からは、トキのケージを見学することができます。50mほど離れているのでちょっと見えにくいのですが、生のトキいました!

日本の野生トキは絶滅してしまいましたが、中国からトキを迎え入れ、無事人口繁殖に成功したのです。※中国産のトキといっても、生物学的にはまったく同じ種類の生き物だそうです。

ここで人口繁殖されたトキは佐渡島に放たれています。まだ野生定着のレベルには達していないそうですが、いずれは佐渡島、また全国で普通に見られる鳥に戻るのかもしれません。

さまざまなトキ

ここで「トキ」と読んでいる紅白のトキは、学名「ニッポニア・ニッポン」。でも、それ以外にもトキの仲間は、世界に35種います。このトキの森公園では、ニッポニア・ニッポン以外にも複数種のトキを飼育しております。

こちらはムギワラトキ。オーストラリアに暮らすトキの仲間です。

体は白いけど名前はクロトキ。中国や東南アジアに生息しているトキですが、稀に日本にも飛来することがあるそうです。

あれ、野生のトキ!?かと思いきや、リアルな模型でした。おそらくこれはデコイと呼ばれるおとり模型。野生のトキを誘導したりする目的で使用されているのではないでしょうか。

トキふれあいプラザ

先ほどの観察廻廊からも観察することができたトキ。でも、もっと近くで見てみたい!そんな方にはこちらのトキふれあいプラザ。2013年3月にオープンした、トキ観察施設です。ここでは、より自然に近い形でトキを飼育しております。

置いてある望遠鏡を使えば、よーく観察できます。

いた!!!!写真はかなり微妙ですが、肉眼ではくっきりと見えます。ここにいるトキは「すみれ」と「ゆうた」。

一階の窓からは水辺が見える。タイミングがあえば、餌のドジョウを食べる姿を見ることができます。この覗き窓はマジックミラーになっているため、トキを驚かすことなく食事風景を観察することができる仕組みなのです。こんな近くで観察できるなんて、さすが佐渡島!


このあとは大佐渡スカイラインへひとっ走り!なかなか傾斜が急なドライブラインです。山道のドライブコースがあるあたり、佐渡島の大きさを実感します。

ドライブライン上にある展望台、白雲台。名前の通り、真っ白で雲の中。なんて良い眺めなのでしょうか・・・!(強がり)

今日は眺めも楽しめないようなので、気を取り直して別の場所、尖閣湾へと向かいます!

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