慶良間諸島最大の島、渡嘉敷島(とかしきじま)。広大で起伏が多いこの島は、徒歩や自転車での島内めぐりはかなりハード。港も渡嘉敷港・阿波連港の2ヵ所あるため、宿泊施設の位置や移動手段の確保が重要になってきます。島を思いっきり満喫したい方は、しっかり事前計画を立てて行くのがおすすめです。
渡嘉敷島はどこにある?
渡嘉敷島は、那覇から西へ約30kmの洋上に浮かぶ有人離島。面積は15.31㎢と、多くの島が集まる慶良間(ケラマ)諸島の中で最も大きい島です。渡嘉敷・阿波連(あはれん)・渡嘉志久(とかしく)の3つの集落があり、人口は少ないものの年間を通して10万人以上の観光客が訪れるにぎやかな印象の島です。
同じく慶良間諸島のメインである阿嘉島・座間味島はすぐ近くですが、この2島は『座間味村』、渡嘉敷島は『渡嘉敷村』と自治体が異なっています。そのため、那覇からのフェリーや高速船も別々に運行しています。
事前計画
大きいがゆえに、移動手段が必要だったり、港が2ヵ所あったりと少々複雑。ここは事前計画をある程度立ててから行くのがおすすめです。ということで、離島恒例の事前計画。アクセス、宿泊施設、移動手段、行く場所の4つを調べて計画をたてます。
アクセス
渡嘉敷島へ向かうには泊港(那覇)から高速船マリンライナーとかしきかフェリーとかしきの2択となります。
所要時間:35分/料金:片道 2,530円
■フェリーとかしき
所要時間:70分/料金:片道 1,690円
(※2021年1月現在)
宿泊施設
島内には40近い宿泊施設があります。民宿、ゲストハウス、ホテル、ペンションなどそのバリエーションはとっても豊か。お値段も様々です。
ここで注意しなくてはいけないのが、宿の場所。渡嘉敷島には、那覇からの高速船・フェリーが就航している渡嘉敷港と、慶良間3島をめぐる連絡船みつしまが就航している阿波連港は5km以上離れています。どちらの港を利用するかによって、また行きたい場所に合わせて場所を確認しながら決めるのが良さそうです。
今回私は阿嘉島から連絡船みつしまを利用して向かうので、港は渡嘉敷港ではなく阿波連港。また、次の日に渡嘉敷から座間味島へ行くので、翌日も阿波連港を利用します。必然的に阿波連エリアにしぼられました。
いくつかの宿に電話してみるも、ことごとく満室。オンシーズンの9月とはいえ、もう末日。他の島ではすんなり予約できたのに、なぜこんなに空いていないのでしょうか・・・。何軒か電話している中で、大事な情報を入手しました。
「修学旅行が来てるから、島の民宿はほとんど満室なんです」
なんと、見事に修学旅行と被ってしまいました!その際に「あそこなら空いてるかも」と教えてもらったペンションシーフレンドに予約でき、なんとかセーフ。
何より、沖縄本島ならまだしも、こんな素敵な離島に修学旅行で行けるなんて羨ましすぎます!
移動手段
渡嘉敷島は広いため、徒歩での移動はかなり厳しいです。ありがたいことに、2大拠点でもある渡嘉敷港と阿波連ビーチの間には、定期路線バス(乗り合いバス)が運行しています。那覇からの船と接続しているため、那覇→渡嘉敷港→阿波連ビーチというスムーズな移動が可能になります。
とはいえ、1日の本数は3~4本。自由に島内をめぐるには何か移動手段が必要となります。
起伏が多いので、自転車ではとてもハード。レンタカーを借りようかと思ったのですが、ここはあえてレンタルバイクをチョイス。南の島で乗るバイクっは物凄く気持ち良いし、海から上がって濡れていても気になりません。離島めぐりにはぴったりな乗り物なのです。
今回は、阿波連ビーチ近くにあるかりゆしレンタルサービス阿波連店で予約。当日返却で2,700円でした。私の経験上、レンタカーが満車でもレンタルバイクが借りれなくなることは滅多にありません。事前予約しなくても良いかと思っていたのですが、電話予約すると10%オフとのキャンペーンを行っており、その言葉に負けました。
行く場所
渡嘉敷島2大ビーチであるとかしくビーチと阿波連ビーチはぜひとも行っておきたいメインスポット。海水浴をメインにしつつ、せっかくレンタルバイクがあるので、いくつか存在している展望台をまわってみようと思います。
阿嘉島から渡嘉敷島へ
というわけで、一泊した阿嘉島からのアクセス。阿嘉島・座間味島の村内航路を動く定期船みつしまを利用しました。
阿波連港へ到着。那覇からのフェリーや高速船が到着する渡嘉敷港とは違い、施設などは全くなありません。止まっている船も漁船が多く、あまり観光要素は感じないさっぱりとした港です。
今回泊まるペンションシーフレンドは送迎つき。青いマイクロバスが阿波連港へ迎えにきてくれました。チェックインは14時からなので、先に荷物だけ預かってもらい、島内観光に出発です!
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