港から近いけれど、人の少ないひっそりとした雰囲気の阿嘉ビーチ。生き物がたくさん生息しており、シュノーケリングにはぴったりの場所です。ここはウミガメを見ることができるらしく、目撃例がたくさん上がっています。ウミガメと泳ぐという私の夢は叶うでしょうか・・・?
意外とマイナー?阿嘉ビーチ
今回の旅の目標の一つ、それは『ウミガメと泳ぐこと』。これまで野生のウミガメは何度か見かけてきましたが、地上からだったり、海底深い位置だったりで、一緒に泳げるような距離ではまだ会ったことがありません。
今回訪れてきた久米島、渡名喜島、ナガンヌ島もウミガメが見れる島ですが、運が悪かったのか未だ出会えてません。そろそろ念願を果たしたい!というわけで、阿嘉島ではメインの海水浴場ではなく、ウミガメ目撃例の多い阿嘉ビーチで泳ぐことにします。
港から自転車で5分・歩いても10分くらいで着けるため、アクセス抜群。徒歩20分以上かかるニシ浜よりもずっとずっと近いです。
ただし、この阿嘉ビーチ、見つけるのにちょっとだけ苦労しました。あまり観光マップには記載されておらず、港の案内所でも案内していません。看板などもなかったため、着いた後も「ここが阿嘉ビーチであってるのかな?」といった感じです。この堤防の先あるのが阿嘉ビーチであってますよね?
そして、シャワーやトイレはありません。宿泊する人は施設のものを利用すれば良いのですが、日帰りの方は港にて利用できるようです。
人は少なめサカナは多め
泳いでいる人は4組くらいの静かなビーチ。さて、海の中へ!
真っ先に出迎えてくれたのはゴンズイ!群れをなして、海底をうねうねと這うように進んでいきます。ナマズの仲間ですが、毒針を持っているのでご注意!タンパク毒なので、もし刺されたら加熱すると良いらしい。
こちらのドット柄のサカナはクロハコフグ。黒っぽいのでおそらくメスです。オスはもっと青っぽい体をしており、斑点も黄色っぽいあざやかな見た目をしています。
おしゃれなモンガラカワハギ。色鮮やかなムラサメモンガラはよく見かけますが、モンガラカワハギは初めて見ました!ポルカドットのボディと、オレンジのリップがチャームポイント。なんでこんなデザインなのか不思議です。
他にもサカナはたくさん!!でも、ウミガメの気配はない・・・・。
ちょっと休憩!
闇雲に探しても見つかる気がしません。一旦海からあがり、スマホでウミガメ情報を集めます。那覇からやってきたフェリーざまみがのんびりと目の前を横切っていきました。
いろんなサイトを参考に、今度はテトラポットのある右側寄りのところに潜ってみることに。他の場所に比べて深さがあり、一気に3~5mくらいに。さっきまでとは異なり、大型のサカナもたくさん姿を見せてきました。
サンゴ礁も華やかになってきました。こういうところにウミガメ隠れてたりしないかな?
ついに・・・
そのまま少しずつ沖へ向かいます。浜辺から20mほどのところを泳いでいると、素潜りしている人たちが海中で何かを指さしています。その先を見て見ると・・・・
アオウミガメだ!!!!
つ、つ、つ、ついに出会えた!!!!!!
全然人から逃げたりしないため、じっくり観察できます。
上から見ていると、呼吸のために浮上してきたところで急接近!!こんなに近くに寄ってきてくれました!!
しばらく一緒に泳いで、最後はお礼を言ってから解散。念願だったウミガメと泳ぐことがついに叶いました。阿嘉島に来て良かったーーー!!!
ケラマジカも出現
ウミガメに出会えて、大満足で海からあがります。前述の通りシャワーはないので、自然乾燥がてらちょっとサイクリングへ。
せっかくなので、島の東側にあるニシ浜に行ってみよう!東にあるのにニシ浜というのはややこしい。そして、漢字で書くと「北浜」。さらにややこしい。
向かっている途中、道路の先を何かが横切った・・・・!
ケラマジカだ!!!
ケラマジカは慶良間諸島にのみ生息するシカです。海を泳いで渡ったり、先ほど行った阿嘉大橋や慶留間橋を渡ったりして島と島を移動するアクティブな動物。
もしかして、タイミングが会えば、シュノーケルしてるときに海で泳ぐケラマジカに会えたりするのでしょうか?ウミガメスイムを達成した次の目標はケラマジカスイムにしようかな。
なお、阿嘉島でケラマジカに会うのはそんなに難しくありません。この後も何度か見かけることができました。
ニシ浜ビーチに寄り道
さて、あっという間にニシ浜につきました。自転車があればあっという間です。
物凄くきれいな砂浜で、阿嘉ビーチとは異なりトイレ&シャワーの設備もあります。さらに、カフェがあったり、監視員もいたりとしっかりと整備された海水浴場なのです。
遊泳時間は過ぎているので泳ぐことはできませんが、阿嘉ビーチよりもずっと透明度が高いように見えます。
さてさて、そろそろ民宿に戻ります!
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