関東各地に支線を広げる東武鉄道による博物館。SLや木造車両などのレアな車両に加えて、様々なシミュレーションコーナーなどが集まる体験型のミュージアム。実際の鉄道が目の前を通り抜けるウォッチングプロムナードは迫力満点です。
料金:200円
東武博物館へのアクセス
最寄り駅は、東武スカイツリーラインの東向島駅。半蔵門線で曳舟駅まで行き、そこから乗り換えて1駅で到着です。スカイツリー最寄り駅である押上駅から2駅なので、ソラマチ観光と合わせての訪問もおすすめです。
建物は駅に併設していますが、直結ではなく出口は外にあるため、一瞬だけ外へ出る必要があります。
入館料は200円と格安。券売機はもちろんPASMO対応です。
今回は徒歩圏内にある向島百花園と合わせて訪問しました。
東武鉄道のミュージアム
東武スカイツリーラインや東武アーバンパークライン、伊勢崎線や日光線、特急スペーシアでおなじみの東武鉄道。東京から宇都宮や寄居、そして伊勢崎や会津までもつなぐ東京、埼玉、栃木、群馬、福島、千葉にまたがる関東の私鉄の代表格。
そんな東武鉄道が手がけるミュージアムが、この東武博物館。平成元年5月に開館、2019年の今年30周年を迎えました。
館内のベンチは鉄道のシート。普段と違う場所にあると、とても変な感じがします。つり革や網棚もちゃんと設置されているのが面白い。
鉄道だけでなく、バスやロープウェイのゴンドラも。東武鉄道の幅広い事業展開を感じます。
レトロな鉄道
館内には、今は見ることのできないクラシックな車両がたくさん。こちらのチョコレート色のレトロな車両はデハ5号車。浅草と西新井間を走っていた東武鉄道最初の電車です。
この車両はレアな木造電車。ツヤのある木の内装と、まるでソファのようなビリジアンのシートが高級感あふれます。
中庭には日光・鬼怒川線の特急車「けごん」。エンブレムのデザインから「ネコひげ」の愛称で親しまれていたらしい。確かに、言われてみると左右3本ずつ伸びるデザインはネコのひげのよう。ねこバスならぬ「ねこ電車」ですね!
シミュレーション&体験盛りだくさん
館内には電車やバスのシミュレーションがたくさん。子供たちはもちろん大はしゃぎですが、たまにお父さんや大きいお友達も混ざっていてとても微笑ましい。プレイを見学していると、終わった後に並びなおして何周もしているガチ勢の姿も。
館内入口に鎮座する5号蒸気機関車は1日4回SLショーを開催中!
汽笛が鳴るとスタートの合図。ガシャンガシャンと車輪が回転します。実際に走るわけではないのですが、大きな音をたてて動く様子は迫力満点です。
続いてこちらでは1日5回パノラマショーを開催中。関東平野をイメージした大きなジオラマの中を、東武鉄道が走り抜けます。
実際の鉄道が目の前に!ウォッチングプロムナード
個人的に一番インパクトがあったのが、このウォッチングプロムナード。東向島駅を下から覗くことができる窓なのですが、ちょうどホームの真下に位置しているため、電車が来ると線路を走る車両を間近に見ることができるのです。
電車が来ました!
目の前には鉄道の車輪が!!!!
手前側の曳舟・浅草方面の電車が来た場合、このようにどアップとなります。全貌は見えませんが、目の前を走行する車両は迫力満点です。こんな間近で動く車輪を見ることができるのはここだけではないでしょうか。
今度は反対側の久喜・北千住方面の電車が。こちら側ならば車両がよく見えます。
普段とは違う目線で見る鉄道は、とても新鮮。貴重な体験でした!鉄道の本数は多いためあまり待たずに見られるのもポイントです。
コメント
おお!
ニッチな場所に行かれましたね。
僕も自宅から3駅なので10年程前に行きました。
大人でもワクワクしましたね。
コメントありがとうございます!お近くにお住まいなのですねー。電車に乗りたくなる素敵なスポットでした。