「天空の城」として全国的に有名な城跡。秋の早朝に立雲峡をプチ登山すれば、雲海に浮かぶ幻想的な姿を見ることができます。今回は駐車場の混雑回避のため、車中泊して雲海チャレンジしてきました！
事前チェックが重要
雲海に浮かぶ幻想的な姿から、全国的な人気を誇る竹田城跡。その姿を一目見ようと日本各地から観光客が集まる、兵庫県を代表する人気観光スポットです。
とはいえ雲海は自然現象なので、いつでもその姿を見せてくれるわけではありません。まず、雲海が見られる可能性が高いシーズンが9～11月の明け方。
さらに、以下の3つの条件が重なるとより見事な雲海になるそう。
②当日の朝の天気が良く、風がない
③前日の日中が温かく、湿度が高い
この条件をチェックしてから向かうのがおすすめ！と言いたいところですが、素人にはなかなか判断が難しいです。
そこでおすすめなのがコチラ、あさご市ポータルサイトにある「勝手に雲海予報」。翌日の雲海予報をシンプルに見ることができます。さらに、過去の記録も残っているため、何となく傾向が見えてきたりも。
ビュースポット立雲峡
さてさて、タイミングを見定めていざ竹田城跡へ！と、ここで注意しないといけないのが竹田城跡へ行っても雲海に浮かぶ竹田城跡は見れません。
あ、あたりまえですよね・・・？
というわけで、雲海浮かぶ姿を見るには周辺のビュースポットへ向かう必要があります。何か所かあるようですが、一番メジャーなのは立雲峡(りつうんきょう)。軽く山を登ったところに展望台が設置されており、よく写真で見かけるあのアングルで見ることができます。
展望台は全部で3ヶ所あります。いずれも雲海と竹田城跡を見ることができるので、体力に合わせて調整できます。
第2展望台：駐車場から約10分
第1展望台：駐車場から約25分
前のり車中泊
気を付けないと行けないのが駐車場の混雑。ハイシーズンともなると、駐車場は早朝に満車になってしまいます。そうなってしまうと、駐車場までの路上駐車か、麓の駐車場へ停めてプラス40分ほど歩く必要がでてきます。
これは夜のうちに立雲峡駐車場まで進んで車中泊にしよう！
今回はちょうど車中泊の旅での立ち寄りだったので、悩むことなく車中泊することに。満車回避はもちろん、早朝から動き始める必要があるため、前のりしておくと気持ちが楽です。
22:00頃立雲峡駐車場に到着したら、まだ先客は1台だけ。割とキレイなトイレもあるので車中泊スポットとして普通に良さそうな雰囲気です。
朝の5:30頃起きると、駐車場はいつの間にかほぼ満車。車中泊にしておいて良かったです・・・！
身支度を整えて、軽く準備運動を済ませたらいざ登山開始！受付が設置されており、300円の協力金を支払います。
第2、第3展望台で様子見
基本的に未舗装な山道ですが、きれいに整備されているためかなり歩きやすい。傾斜がキツいポイントもほとんどありません。
すいすいと進んで行くと、約3分で第3展望台に到着。雲海が出ているか不安なときは、ここで様子を伺ってみるのが良さそう。もし雲海の気配が全く無ければ、これ以上登る必要はないと思います。今日はいけそうな予感です。
さらに5分で第2展望台に到着。雲海と呼ぶにはちょっと薄目ですが、確かに雲は出ています！これは第1展望台まで登ってみよう。
第1展望台からの眺め
ついに一番高い第1展望台へ！案内では駐車場から25分と書かれていますが、さくさく進んでいけば20分程度でした。
ここは階段状に観覧スペースが作られているため、人が多くても、三脚だらけでも平等によーく見渡せます。
第2、第3からも雲海と竹田城跡の姿は見えていましたが、やっぱりここが一番良く見えます！
雲海は日が昇るにつれて消えていくとのこと。6:30頃だったのでもう雲海は消えてしまうかな・・・・そう思っていたところ、下から雲が湧き上がってきた！てっきり時間が進むに連れて消えていくものかと思っていたのですが、増えてくることがあるなんて。
こんな感じで雲は浮かび上がってきたり風で流れてきたりと動きがあります。「厚めの雲が近づいてきた！」「もうちょっとで素敵な光景に！」ついつい雲の動きに夢中になっていたところ、すっかりカラダが冷えてしまいました！
ということで、寒さ対策はお忘れなく！ちらっと見る程度の気持ちで登っても、思いがけぬ「雲待ち」にハマる可能性がありますよ・・・！
アクセスと周辺情報
北近畿豊岡自動車道・播但連絡道路の和田山ICから約10分。
雲海を見たあとの早朝観光ですが、「竹田城跡」へ向かってみるのもおすすめ。こちらも雲海に合わせて早朝から開門しています。
少し離れますが車で30分ほどの「神子畑選鉱場」も早朝でも見ることができます。迫力ある鉱山遺跡が広がっており、かなり見ごたえのあるスポットです。
また、車で10分ほどの「道の駅 但馬のまほろば」のフードコートは9:00からオープン。名物卵かけご飯の朝食なんていかがでしょうか？
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