昔ながらの街ナカ水族館『サンピアザ水族館』(札幌市)

道央

札幌市内にある、ショッピングモール併設の都市型水族館。どこか懐かしくなる昔ながらの館内は、肩の力を抜いてのんびり魚を見るのにおすすめです。アクセス良好&営業時間長めなので、ちょっと時間が空いたときにふらっと立ち寄るのにも良さそうです。

2019/2/18(月)

昔ながらの水族館

札幌市内にあるサンピアザ水族館は2フロアだけの小さな水族館。床には四角いタイル状のカーペットが敷かれており、なんだか懐かしい雰囲気。

大きな回遊水槽では、メガネモチノウオやテングハギ、ウシバナトビエイなど大型のサカナたちがスイスイと泳いでいます。

他にも、サケの稚魚やイトウのいる渓流水槽や、ピラルクやレッドテールキャットなどのアマゾン系大型淡水魚など、水族館でお馴染みの水槽が並びます。

魚だけでなく、コツメカワウソ、イワトビペンギン&ケープペンギン、ゴマフアザラシといった人気者たちの姿も。

個性的なサンピアザのいきもの

水族館記事恒例の、私が気になった生き物を勝手に紹介するコーナーです!種類だけ見ると割りとスタンダードなラインナップなのですが、このサンピアザ水族館には、妙に個性的な個体がそろっている気がします。

まずはまるっこくてかわいいカニ・メガネカラッパ。いつも水族館で見るのはすべすべですが、サンピアザのメガネカラッパはちょっとワイルド路線です。

 

北海道にのみ生息するオショロコマは、主に河川に暮らすサカナ。サンピアザのオショロコマは真っ赤でかっこ良いです!3倍速で動きそう!

食卓でおなじみのズワイガニ。サンピアザのズワイガニはアートネイチャーばりのフッサフサです。

カレイの王様マツカワ

しま模様のヒレが印象的なカレイ。皮が松の皮のようなのでマツカワと呼ばれているそう。大きいものでは最大80cmにまで成長します。

ヒレの縞模様が鷹の羽に似ていることからタカノハとも呼ばれるらしい。松に鷹と、何だか上品な印象がつきまとうこのカレイ、実はかなり美味な高級魚で「カレイの王様」との異名もあるそうです。

サンピアザのマツカワは、体を妙に捻らせて泳ぎます。まるでマッギョです。

ショータイムもあります

小規模ながらも、ちょっとしたショータイムもあります。まずはゴマフアザラシのエサやりタイム。それまでのまったり具合がウソのように、アクティブにエサに向かっていきます。

上の方に設置された水槽では、イシダイのわっかくぐりが行われています。イシダイは好奇心旺盛で学習能力も高いため、芸をすることができるサカナなのです。

そして、デンキウナギはいつでもショータイム。名前の通り電気を発する魚で、ながーい体の4/5は発電器官が占めているといいます。水槽には電圧計がセットされており、デンキウナギが放電するとライトがピカピカと輝きます。特に電圧が上がるのはエサを食べる瞬間。一気にマックスに・・・!

 

アクセスと営業情報

サンピアザ水族館の最寄り駅は、JR新札幌駅/新さっぽろ駅。普通の札幌駅からだとJR線で15分、大通駅からは地下鉄東西線で20分ほどと少し離れています。駅直結のショッピングモール「新さっぽろアークシティ・サンピアザ」を通り抜けたところにあります。

市街地と新千歳空港との間にあるので、初日もしくは最終日に寄るのも良さそうです。営業時間が長めなのも立ち寄りやすいポイントです。

開館時間:10:00~18:30 ※10~3月は18:00まで
料金:1,000円
派手なショーや目を引く特殊な水槽などはありませんが、その分のんびりと魚を見るにはぴったりな水族館。旅行でわざわざ行く人は少ないかと思いますが、新さっぽろ駅で少し時間が空いたときなどにふらっと立ち寄ってみるのにはちょうど良さそうなスポットでした。

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